(2023年7月訪問)
いつも1年以上前の古いネタで申し訳ございません。昨年(2023年)の夏、東京の猛暑から逃れるべく、私は登山で高いところを目指しました。7月の某日に登った山は新潟県の越後駒ケ岳。日の出より前に登り始めて、無事山頂に到達し、高地の冷涼な風を全身に受けて心身をリフレッシュさせたのでした。
山頂付近には雪渓が残っており、この雪渓の上を吹き抜ける風の冷たさといったら、言葉には言い表せないほどの気持ち良さ。自分の足で山頂まで登った人にだけ許される爽快感ですね。私が登頂した同じ時間、下界の東京では地獄釜の如き酷暑に見舞われているわけです。百数十キロしか隔たっていないにもかかわらず、こんなに気温が違うとは。
いつまでもこの山頂にいたい。でも下山しなきゃ。
下山すると結局汗だらけになってしまい・・・
山登りの汗を流すべく、麓の銀山平にある日帰り入浴施設「銀山平温泉 白銀の湯」へ立ち寄りました。
大きな三角屋根が印象的です。
施設の前には上画像のような水場があり、大量発汗により喉が渇いていた私は、ここでぐびぐび飲んでしまいました。水場の後ろに写っている建物群もみんなトンガリ屋根。言わずもがなですが、ここは豪雪地帯ゆえ、屋根の雪が積もらずストンと下へ落とすための構造なわけです。
さて館内へお邪魔しましょう。1階受付で料金を支払い、階段でお風呂がある2階へ上がります。なお1階には休憩用のお座敷があり、私も湯上がりにゴロンとひと休みさせていただきました。館内はどこも綺麗で明るく快適です。
更衣室・浴室ともに大きなトンガリ屋根の直下にあり、高い天井の内部には太くて立派な木の柱や梁が組まれています。
なおロッカーは更衣室にはなく、その手前の廊下に設置されていますので、ご利用の際はご注意を。
明るくて広い空間の内湯。のびのび湯浴みできるでしょう。洗い場にはシャワー付き混合水栓が5個並んでおり、反対側には大きな湯舟が据え付けられています。なお内湯を含む各浴槽には温泉のお湯が張られていますが、内湯のお湯は循環されており、良い塩梅の湯加減がキープされていました。
内湯からベランダ状のところに出ると露天の岩風呂です。大小の浴槽がそれぞれ1つずつあり、上画像に写っている大きな露天は内湯同様循環式です。周囲の山々を眺められる開放的な環境の中、お風呂で火照った体をクールダウンさせるととっても爽快です。
一方、その隣にある小さい岩風呂は源泉かけ流しの湯使い。この施設でかけながしのお湯に入りたければ、この小さな岩風呂を目指しましょう。こちらのお湯はアルカリ性単純泉で、見た目は無色透明で湯の花なども見受けられません。湯口から出るお湯をテイスティングしてみますと温泉由来の近く的特徴はほとんど無味無臭でありながら、カルキ臭がしっかり感じられる点は致し方ないところ。いずれにせよ癖のないアッサリとしたお湯ですので、一般の方はもちろん肌が弱い方でも問題なく入れるのではないかと思います。
なおこの小さい岩風呂に注がれた源泉のお湯は、大きな岩風呂へ流れる仕組みになっており、大きな岩風呂からのオーバーフロー量はそこそこ多いので、大きな岩風呂は半循環半かけ流しと表現しても良いのかもしれませんね。私は内湯・大きな露天・小さな露天の3つをローテーションしながら何度も入り続けてしまいました。自分が登ってきた山を見上げつつ、清らかな空気の中で入る温泉は最高ですね。
丸太沢源泉
アルカリ性単純温泉 43.5℃ pH8.7 272L/min(動力揚湯) 溶存物質166.2mg/kg 成分総計166.2mg/kg
Na+:22.6mg(51.85mval%), Ca++:17.6mg(46.56mval%),
Cl-:16.2mg(26.29mval%), SO4--:33.9mg(40.57mval%), HCO3-:29.1mg(27.43mval5),
H2SiO3:43.4mg,
(平成28年12月9日)
加温あり・循環あり(かけ流し浴槽除く)・消毒あり
加水なし
新潟県魚沼市下折立1034
025-795-2611
案内ページ(魚沼市公式サイト内)
冬期休館:11月上旬~4月上旬
11:00~18:30
650円
ドライヤー・シャンプー類・ロッカーあり
私の好み:★★+0.5
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