ハナミズキ（花水木） 2009年5月2日

一関市大槻街のハナミズキ（花水木）
2009年5月2日




2009年5月2日（土）、JR一ノ関駅に近い大槻街の
民家の庭に植えられたハナミズキ（花水木）が
見ごろを迎えていました。






ハナミズキ（花水木）ミズキ科　ミズキ属
Cornus florida
北アメリカ原産の落葉小高木～高木で、アメリカヤマボウシ
（亜米利加山法師）ともいう。日本には明治中期
に渡来した。1912年に当時の東京市長尾崎行雄がワシントン
にサクラ（桜）を贈り、その返礼に東京に贈られた木として
よく知られている。最初は植物園や公園に植えられる程度だ
ったが、最近では庭木や街路樹として各地に植えられている。
米国のバージニア州、ノースカロライナ州の州花。英名は
Flwering Dogwood。

高さ5～12ｍになり、よく分枝する。樹皮は灰黒色で、マツの
樹皮のような細かな亀裂が入る。若枝は初め毛があり、紫褐色
を帯びる。冬芽は緑色を帯びた赤褐色の鱗片に包まれ、側芽は
対生する。葉芽は長さ3～7㎜の卵形で先は尖る。

花芽は枝先につき、直径約6㎜の半球形。葉痕は三日月形また
は半円形で、葉柄の一部が残る。葉は長さ5～15㎝の卵形また
は広卵形で前縁。先は尖り、基部は粉白色を帯び、脈上に毛が
ある。側脈は6～7対ある。秋に美しく紅葉する。

4～5月、黄緑色の小さな花が15～20個集まった球形の頭状花序
をつくる。白い花弁のように見える総苞片は広倒卵形で長さ4～
6㎝と大きく、先端は凹む。総苞片が赤や淡紅色、黄色のもの、
斑入り葉など園芸品種も多い。（ヤマボウシに似ているが、
花びらのように見える総苞片の先が異なる。）

果実は核果で長さ約1.2㎝の楕円形。枝先に数個集まってつき、
10月頃光沢のある深紅色に熟す。種子は2個あり、長さ約1㎝の
紡錘形で淡褐色。

分布：米国東海岸からメキシコにかけて分布。

メディニラ・マグニフィカ

一関市街の花屋さんのメディニラ・マグニフィカ　
2009年5月2日






2009年5月2日（土）、JR一ノ関駅の近くにある上大槻街を
歩いていて、花屋さんの店先で珍しい植物を見かけました。
名札にはメディニラ・マグニフィカと書かれていました。






メディニラ・マグニフィカノボタン科　メディニラ属
Medinilla magnifica
フィリピン（東南アジア熱帯雨林気候区）原産の常緑低木
で、高さ2.5ｍぐらいになる。茎は横断面が四角形。葉はほ
ぼ無柄で対生し、長さ20㎝、幅15㎝ぐらい。

花は、枝先から全長50～60㎝もある花序から垂れ下がり、
桃色の苞の下に赤色の小花を沢山咲かせる。メディニラ
・スペキオサとよく似ているが、メディニラ・マグニフィカ
には花房の上にピンクの苞があるので区別は容易である。

和名はオオバノヤドリノボタン（大葉宿野牡丹）。
英名：Showy medinil,Chandelier tree
ei
メディニラ属 Medinilla熱帯アフリカ、東南アジア、太平洋諸
島に約150種がある常緑小低木または着生植物。葉は肉厚で
光沢があり、角ばった茎に対生する。白またはピンクの美し
い花をつける。

下記のWebサイトに素晴らしい画像が掲載されています。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotaniclGarden/HTMLs/Medinila-magnfic.html

http://www.botanic.jp/plants-ma/medmag.htm