peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ユキジロキンバイ(雪白金梅)/ポテンティラ・アルバ

2009年05月17日 | Weblog
奥州市水沢盆栽会のユキジロキンバイ(雪白金梅)
/ポテンティラ・アルバ 2009年5月9日



2009年5月9日(土)、奥州市水沢区聖天85-2にある
水沢公民館で開催中の水沢盆栽会(会長 桐田齋=ただし)
主催の山野草・小品盆栽展
を見に行ってきました。
100点ほどの中にユキジロキンバイ(雪白金梅)が1鉢だけありました。



ユキジロキンバイ(雪白金梅)/ポテンティラ・アルバ
バラ科 キジムシロ属 Potentilla alba
原産地はヨーロッパの地中海沿岸地方で、亜高
山の針葉樹林下や山地の草地、岩場などに生え
る多年草。草丈は10~20㎝ほど。
根際から生える葉は5小葉からなる複葉。小葉
の形は細長い楕円形で、縁には鋸歯がある。

4~8月、茎の上部に集散花序を出し、白色の5
弁花を沢山つける。花弁はハート形で、切れ込
みがある。花の真ん中には黄色い雄しべがある。

英名はホワイト・シンクフォイル(White cinq
-uefoil)。シンクフォイルは属名のキジムシロ
のこと。

コマクサ(駒草)

2009年05月17日 | Weblog
奥州市水沢盆栽会のコマクサ(駒草)
 2009年5月9日



2009年5月9日(土)、奥州市水沢区聖天85-2にある
水沢公民館で開催中の水沢盆栽会(会長 桐田齋=ただし)
主催の山野草・小品盆栽展
を見に行ってきました。
100点ほどの中にコマクサ(駒草)が1鉢だけ展示されていました。





コマクサ(駒草)ケシ科 コマクサ属
Dicentra peregrina
高山帯の砂礫地に生える多年草で、「高山植
物の女王」ともいわれる。葉は根生し、数回に
わたって細かく裂け、長さ・幅とも3~5㎝、
粉白色を帯びる。
6~8月、高さ5~10㎝ほどの花茎を伸ばし、先
端に淡紅紫色で約2㎝の花を2~7個やや下向き
につける。4個の花弁は内外各2個ずつに分かれ、
外弁は袋状で先は反り返り、内弁は幅が狭く先
は相接して外へ突き出る。白花コマクサもある。

和名は、面長な花形が馬(駒)の顔に似ている
ことによる。
 分布:北海道、本州(中部地方以北)、千島、
カムチャッカ、カラフト、シベリア。

園芸種には、下記のものがある。
コマクサ「緋炎」:10年以上前に北海道で
選別された品種。濃赤で花の先が白い。
コマクサ「丹頂」:酔白花で、内側の花弁
の先端に色が残る園芸品種。実生では変化
するので、根伏せで殖やす。
四季咲き白花コマクサ:コマクサとD.エクシミア
との交配の白花種。非常に丈夫。
近縁種:
タイツリソウ:D.spectabilis 中国・朝鮮半島
原産で、古くから庭植えで栽培される。別名 ケマンソウ
タイツリソウ「アルバ」:D.spectabilis 'Alba' タイツリソウの純白花。
タイツリソウ「ゴールド・ハート」:D.spectabilis 'Gold Heat'
タイツリソウの黄金葉。イギリスで育成された。
ディケントラ・エクシミア:D.eximia ヒメケマンソウ
やアメリカコマクサの名で流通。北アメリカ東部
の森林に生える。高さ30㎝ほど。
D.ククラリア:D.cucularia ツノコマクサ
の名で流通。北アメリカ中部~東部(一部西部)
の森林に生える。高さ20㎝ほど。夏に休民する。

ケマンソウ(華鬘草)/タイツリソウ(鯛釣草)

2009年05月17日 | Weblog
北上市街地のケマンソウ(華鬘草)
/タイツリソウ(鯛釣草) 2008年4月22日



2008年4月22日(火)、北上市街地の民家の
庭でケマンソウ(華鬘草)/タイツリソウ(鯛釣草)
花を咲かせていました。





一関市街地のケマンソウ(華鬘草)
/タイツリソウ(鯛釣草) 2006年5月21日



2006年5/21(日)一関市街地の民家の庭で
ケマンソウ(華鬘草)/タイツリソウ(鯛釣草)が花を
咲かせていました。釣り竿のように曲がった茎に
ハート形の花が多数垂れ下がって付いているのを
見れば、「華鬘草」という名は覚えられなくても、
「鯛釣草」の方は覚えてしまうのではないでしょ
うか?




ケマンソウ(華鬘草)/タイツリソウ(鯛釣草)
ケシ科 コマクサ属 Dicentra spectabilis
中国、朝鮮半島原産の多年草で、コマクサと
同じ仲間。日本には古くに中国から導入され、
庭植えされたが、江戸時代中期には好んで投入
花にも用いられたという。
和名は、花が仏壇の飾りのケマン(華鬘)
に似ていることによる。
別名:タイツリソウ(鯛釣草)、ヨウラクボ
タン(瓔珞牡丹)、フジボタン。

茎や複葉は白っぽい緑色で、高さは40~60cm
ほどになる。葉は長い柄があり、葉身は大きく
羽状に切れ込んでいる。

4~6月、紅色(ピンク)で先端が白く、長さ
約3cmの花が、弓のように湾曲した茎に10個ほ
ど垂れ下がって咲く。これを釣り竿でタイ(鯛)
を釣り上げるのに見立てて、タイツリソウ(鯛
釣草)
とも呼ばれる。
花全体が白い園芸品種(アルバD.f.alba)も
ある。
[栽培]半日蔭で排水性よく、しかも保水力のあ
る肥沃な土地を好む。繁殖は株分けか芽。
コマクサ(ディケントラ)属 Dicentra
北アメリカ及びアジアに12~19種分布する多
年草。日本にはコマクサ(駒草)1種が高山に
自生する。

タイツリソウ(鯛吊草)/ケマンソウ(華鬘草)「アルバ」

2009年05月17日 | Weblog
奥州市水沢盆栽会のタイツリソウ(鯛吊草)
/ケマンソウ(華鬘草)「アルバ(白花)」 2009年5月9日




2009年5月9日(土)、奥州市水沢区聖天85-2にある
水沢公民館で開催中の水沢盆栽会(会長 桐田齋=ただし)
主催の山野草・小品盆栽展
を見に行ってきました。
100点ほどの中に、白い花を咲かせたタイツリソウ(鯛吊草)
/ケマンソウ(華鬘草)
が1鉢だけ展示されて
いました。






タイツリソウ(鯛吊草)/ケマンソウ(華鬘草)
ケシ科 コマクサ属
Dicentra spectabilis f.alba
中国・朝鮮半島の温帯に分布し、草丈40~60㎝
になる多年草。日本には中国から導入されたもの
で、観賞用によく庭で栽培されている。葉は長い
葉柄を有し、葉身は大きく羽状に裂け、最終裂片
は長さ4~7㎝ある。全体に粉白色を帯び柔らかい。

4~6月、茎頂および葉腋より斜めに花茎を伸ばす。
竿のように伸びた花序に、1裂に10数花を下垂させ
るようにつける。ハート形で長さ3㎝ほどの純白の
花を咲かせる園芸品種。コマクサと同じ仲間。
ケマンソウ(華鬘草)という和名は、花が仏殿の飾りの
華鬘に似ていることによる。また、垂れた花をタイ
(鯛)に見立てて、タイツリソウ(鯛吊草)とも
呼ばれる。

[栽培]半日蔭で排水性よく、しかも保水力のある
肥沃な土地を好み、繁殖は株分けか挿し芽。