peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ナナカマド(七竈)

2009年05月14日 | Weblog
奥州市慶徳公園のナナカマド(七竈) 2009年5月13日







2009年5月13日(水)、奥州市水沢区佐倉河にある
慶徳公園に寄ってきました。生憎風が強くて写
真を撮るのには適していませんでしたが、今を盛り
と咲きほこる沢山花をつけたナナカマド(七竈)
などを撮ってきました。








ナナカマド(七竈)バラ科 ナナカマド属
Sorbus commixta
山地から亜高山に生える落葉高木で、高さは
普通2~8mだが、15mになるものもある。秋
の紅葉がきれいなので、寒い地方では街路樹
や庭木としても植えられている。春の白い花
も清楚できれいだし、赤く熟した果実もなか
なか趣がある。

樹皮は暗灰色で細長い皮目がある。葉は奇数
羽状複葉で互生する。小葉は4~7対あり、長さ
3~7㎝の披針形~長楕円状披針形で薄く、先は
尖る。縁には浅く鋭い鋸歯があり、両面ともほ
とんど無毛。

5~7月、枝先に複散房花序を出し、直径6~10
㎜の白花を多数つける。花弁は円形で5枚、雄し
べは20個。花柱は3~4個。秋は紅葉が美しい。

果実は直径5~8㎜の球形で赤く熟す。

分布:北海道、本州、四国、九州、アジア東北
部。

エンコウソウ(猿猴草)

2009年05月14日 | Weblog
奥州市水沢盆栽会のエンコウソウ(猿猴草)
 2009年5月9日





2009年5月9日(土)、奥州市水沢区聖天85-2にある
水沢公民館で開催中の水沢盆栽会(会長 桐田齋=ただし)
主催の山野草・小品盆栽展
を見に行ってきました。
約100点ほどの中にエンコウソウ(猿猴草)が1鉢だけありました。



エンコウソウ(猿猴草)キンポウゲ科 リュウキンカ属
Caltha palustris var.enkoso
北海道、本州の山地の湿地や水辺に生える
多年草。湿地が陸地化したり、背の高い植
物の進出などがあると衰退してしまう、環
境の変化に弱い植物だという。

5~6月、約50㎝伸びた花茎の先端に黄色の
花をつける。花茎は花の終わり頃になると
下垂する。増殖は、茎が極端に長く横に伸び、
葉のつけ根から根を出すので、鉢に取り、分
離する。

和名は、この長く伸びる茎を手長猿の手足
に例えたもの。