peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ベニバナハナミズキ(紅花花水木)

2009年05月05日 | Weblog
一関市大町のベニバナハナミズキ(紅花花水木)
2009年5月2日







2009年5月2日(土)、一関市の「銀座通り」とも呼ばれる
大町商店街に植えられている街路樹のベニバナハナミズキ
(紅花花水木)
が見頃を迎えていました。





ベニバナハナミズキ(紅花花水木)ミズキ科 ミズキ属
Cornus florid c.Rubra
米国東海岸からメキシコにかけて分布する落葉小高木
~高木で、アメリカの代表的な花木。多くの園芸品種
があり、わが国には1890年頃渡来したとのこと。

花弁のように見える総苞片が淡紅色を帯びたハナミズキの
園芸品種
で、各地の公園や街路樹などに広く植えら
れている。

高さは5~12mになり、よく分枝する。葉は長さ7~15
㎝の卵形または広楕円形で全縁。先は尖り、基部は広い
くさび形で、裏面は粉白色を帯びる。秋に美しく紅葉す
る。

4~5月、淡紅色で長さ4~5㎝の4枚の総苞片が花弁のよ
うに開き、中央に黄緑色の小さな花が多数球状に集まる。
総苞片の先端が少し凹んでいるのが特徴。
我が国に自生する総苞片が白いヤマボウシ(山法師)
似ていることからアメリカヤマボウシとも呼ばれる。

果実は数個集まり、楕円形で深紅色に熟す。

ゴゼンタチバナ(御前橘)

2009年05月05日 | Weblog
千厩野草会のゴゼンタチバナ(御前橘) 2009年5月4日






2009年5月4日(月)、一関市千厩町千厩字西小田の
千厩ショッピングモール「エスピア」で3日間の予定
で開催中の千厩野草会(会長 金野昌敏)
を見に行ってきました。会場には沢山の山野草が展示
されていましたが、花を咲かせた高山植物のゴゼンタ
チバナ(御前橘)
もありました。






ゴゼンタチバナ(御前橘)ミズキ科 ゴゼンタチバナ属
Chamaepericlymenum canadense
亜高山~高山のハイマツの陰から針葉樹林内の林床
(半日蔭地)まで広く生育し、特に亜高山帯では多く
の群れになる常緑の多年草。
高さは5~20㎝。葉は、花のつく茎には6枚、花のつかな
い茎には4枚輪生状につき、長さ2~8㎝の広倒卵形で、2
~3対の側脈が目立つ。

5~8月上旬、4枚の白い花弁状の総苞片を上向きに開く。
花はごく小さく、総苞片の真ん中に多数集まってつく。

果実は直径5~8㎜の球形で、2~3個から数個つける。中
心部の小さな花が実ったもので、晩夏~初秋に赤く熟す。

分布:北海道、本州(中部地方以北、奈良県)、四国
(赤石山)。