peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

シマツルボ(縞蔓穂)

2009年05月16日 | Weblog
奥州市水沢盆栽会のシマツルボ(縞蔓穂)
 2009年5月9日



2009年5月9日(土)、奥州市水沢区聖天85-2にある
水沢公民館で開催中の水沢盆栽会(会長 桐田齋=ただし)
主催の山野草・小品盆栽展
を見に行ってきました。
約100点ほどの中にシマツルボ(縞蔓穂)が1鉢だけ展示されていました。



シマツルボ(縞蔓穂)ユリ科 シマツルボ属
Ledebouria coperi
アフリカ南部原産の多年草(耐寒性球根植物)
で、草丈は10~15㎝ほどになる。葉に縦縞があ
り、4~5月頃、ピンク~ラベンダー色の小花を
沢山咲かせる。山野草として流通することもあ
り、盆栽仕立てのように陶器鉢に植えられて販
売されることもある。秋頃には、低温に当たる
と紅葉もする。

シラー・アドラミー」という名が正式の名称とのことで、
和名は、葉にシマ(縞)が入り、花がツルボに
似ていることによるが、草姿はだいぶ違う。冬
は地上部の葉は無くなるが、春になると芽吹く。

http://www.rakuten.co.jp/gardensk/430279/437981/1902072/
[Flower & Green GARDENさかもと]

ウスユキソウ(薄雪草)

2009年05月16日 | Weblog
奥州市水沢盆栽会のウスユキソウ(薄雪草)
 2009年5月9日




2009年5月9日(土)、奥州市水沢区聖天85-2にある
水沢公民館で開催中の水沢盆栽会(会長 桐田齋=ただし)主催
の山野草・小品盆栽展
を見に行ってきました。
100点ほどの中にウスユキソウ(薄雪草)という名札をつけたものが
2鉢ほど展示されていました。






ウスユキソウ(薄雪草)キク科 ウスユキソウ属
Leontopodium japonicum
山地の日当たりの良い草地や岩場に生える多年草。
茎は高さ20~50㎝となり、上部は分枝する。茎葉は
長さ4~6㎝の披針形~長楕円形で、裏面には綿毛を
密生する。

自生地では7~8月、栽培では4~5月に開花するが、
花は中心の丸い黄色の部分で、花の周りに放射状に
並び、白い花弁のように見えるのは苞葉である。苞
葉には白い綿毛がある。

増殖は株分け、挿し芽のほか、実生も可能。
分布:本州、四国、九州。

 近縁種・園芸種には下記のようなものがある。
ハヤチネウスユキソウL.hayachinense:
岩手県早池峰山の岩礫地や草地に生える。ヨー
ロッパのエーデルワイスに最も近い国内種。
ミヤマウスユキソウL.fauriei:
本州(東北地方)」の飯豊山・朝日連峰、月
山、鳥海山、秋田駒ケ岳の礫地や草地に生える。
別名:ヒナウスユキソウ
ミネウスユキソウL.j.var.shiroumense:
本州(中部地方)の高山帯の礫地や草地に生
える。ウスユキソウの高山型。
ホソバヒナウスユキソウL.f.var.angustifolium:
群馬県尾瀬至仏山・谷川岳の蛇紋岩地に生える。
葉が細長い。
エゾウスユキソウL.discolor:
北海道の高山帯の岩礫地や草地に生える。レ
ブンウスユキソウ、藻琴山ウスユキソウ(藻琴
山に生えるウスユキソウ。全体に毛が多い)も
含まれる。
チシマウスユキソウL.kurilens:
南千島の海岸の岩場に生える。丈夫で姿も良い
ことから戦前から栽培されている。密に毛が生
える。
オオヒラウスユキソウL.h.var.miyabeanm:
ハヤチネウスユキソウの北海道大平山に生える
変種。
コマウスユキソウL.shinanense:
木曽駒ケ岳の山頂付近に自生。
別名:ヒメウスユキソウ

ハヤチネウスユキソウ(早池峰薄雪草)

2009年05月16日 | Weblog
奥州市水沢盆栽会のハヤチネウスユキソウ(早池峰薄雪草)
 2009年5月9日



2009年5月9日(土)、奥州市水沢区聖天85-2にある
水沢公民館で開催中の水沢盆栽会(会長 桐田齋=ただし)
主催の山野草・小品盆栽展
を見に行ってきました。
100点ほどの中にハヤチネウスユキソウ(早池峰薄雪草)
が1鉢だけ展示されていました。






東山植物友の会のハヤチネウスユキソウ(早池峰薄雪草)
 2007年5月12日





2007年5/12(土)、一関市東山町松川の松川
公民館で開催された東山植物友の会(鈴木四郎
会長)主催の山野草展に、エーデルワイスの仲
間であるハヤチネウスユキソウ(早池峰薄雪草)が展示
されていました。
このウスユキソウは、岩手県の早池峰山にだけ
自生する多年草ですが、近くに住んではいても
未だ自生のものは見たことがありませんので、
是非見に行きたいと思っています。






ハヤチネウスユキソウ(早池峰薄雪草)
キク科 ウスユキソウ属
Leontopodium hayachinense
ウスユキソウの仲間は、小さな頭花が茎の先に
集まってつき、その下に白い綿毛をかぶった苞葉
が星形に開いてついている。
和名の「薄雪草」の名もこの特徴に由来する。

普通の「ウスユキソウ(薄雪草)L.japonicum」
は、山地のやや乾燥した草地や礫地などに生える
多年草で、高さは20~60cm。葉は長さ約5cmの細
長い楕円形。花期は7~8月で、茎先に白い花びら
のような星状の苞葉があり、その中に頭花が集ま
って咲く。

「ウスユキソウ」とはこの仲間の総称でもあるが、
本種は一番低い土地に生えるもの。苞葉の毛はほか
の仲間に比べて薄い。
分布:北海道(鷲別岳)、本州、四国(石槌山)、
九州(九州山地)

仲間の中では、東北地方の高山に生える高さ4~15
cmと小形の「ミヤマウスユキソウ(深山薄雪草)」、
ヨーロッパアルプスの名花「エーデルワイス」が良
く知られる。いずれも綿毛と苞葉が特徴。
ハヤチネウスユキソウ(早池峰薄雪草)
普通のウスユキソウとは違い、岩手県の早池峰山
の蛇紋岩地だけに生える変種で、日本で見られるウ
スユキソウの仲間では比較的大型の花をつける。
ヨーロッパアルプスのエーデルワイスに最も近い
といわれる。

花茎は叢生してやや太く、高さ10~20cmとなり、
まばらに線状披針形の葉を互生する。苞葉は5~15
個で大小があり、星形をなし、直径4~6cmある。
頭花は4~8個で密集する。総苞は球形。総苞片には
綿毛と細毛がある。花期は7~8月。