peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ヤエザキイチゲ(八重咲一華)/イチリンソウ(一輪草)

2009年05月07日 | Weblog
千厩野草会のヤエザキイチリンソウ(八重咲一輪草)
 2009年5月4日



2009年5月4日(月)、一関市千厩町千厩字西小田の
千厩ショッピングモール「エスピア」で開催中の千厩
野草会(会長 金野昌敏)
の「春の山野草展」に
「ヤエザキイチゲ」という名札がついた植物
が展示されていました。イチリンソウ(一輪草)の
八重咲き品種だと思われます。



イチリンソウ(八一輪草)キンポウゲ科 イチリンソウ属
Anemone nikoensis
落葉広葉樹林の中や山麓の土手、明るい草原などに
群生する多年草。2~3月に発芽し、4~5月に開花して
6月には地上部の活動を終え、周囲の伸びた草に埋も
れて休眠に入る。9月頃から地下で根を伸ばし始める。

高さ20~25㎝になる。根茎は地中を横に這い、やや
多肉質で白色。根生葉は2回3出複葉で、小葉は羽状に
裂ける。茎につく葉は3出複葉で、3個輪生する。
ニリンソウとは、葉に柄があることや、小葉が細か
く切れ込むことで見分けられる。

4~5月、茎葉の間から1本の長い柄を出し、先端に直
径4㎝ほどの白色の花をつける。花びら状の萼片が5~
6枚あり、裏側は普通薄紫色を帯びる。花弁はない。

和名は一輪草で、1本の茎に花を1個つけることによる。
 分布:本州、四国、九州。
 同属のキクザキイチゲから選抜された変化花も、い
くつか流通している。

ヤエザキイチリンソウ(八重咲一輪草)は、イチリン
ソウ(一輪草)の八重咲き品種
で、雄しべが萼片化
して多弁となったものである。キクザキイチゲに似る
が、葉の形態的特徴はイチリンソウと全く同じである。
自然界では稀に見られるとのこと。

トリリウム・グランディフロールム/タイリンエンレイソウ(大輪延齢草)

2009年05月07日 | Weblog
千厩野草会のトリリウム・グランディフロールム
/タイリンエンレイソウ(大輪延齢草) 2009年5月4日








2009年5月4日(月)、一関市千厩町千厩字西小田の
千厩ショッピングセンター「エスピア」で開催中の
千厩野草会(会長 金野昌敏)の「春の山野草展」を見に
行ってきました。花を沢山つけたタイリンエンレイソウ
(大輪延齢草)
が展示されていました。




トリリウム・グランディフロールム
/タイリンエンレイソウ(大輪延齢草)

ユリ科 エンレイソウ属
Trillium grandiflorum
北米・カナダ(ケベック南部~オンタリオ州)、
アメリカ(ミネソタ~ジョージア州・アーカンソ
ー州)に分布し、明るい林内に生える多年草。
高さは30~50㎝になる。葉は3枚が輪生し、先が
細く尖る。
4~5月、茎の先に白色の花を1個つける。

和名は、タイリンエンレイソウ(大輪延齢草)
 主に八重咲きのものが流通している。

http://yasashi.info/e_00022.htm
[エンレイソウとは/ヤサシイエンゲイ]より引用
名前の由来~3を基数とする
エンレイソウ属の学名「トリウム」は、「3を基本の数としたユリ」
という意味。その理由は、
 ●茎の先端近くに3枚の葉が傘が開くように付き、
 ●花は3枚の萼片と3枚の花びらの6枚で構成され、
 ●花柱(雌しべ)は先端が3つに分かれ、
 ●雄しべは外側に3本、内側に3本の6本が付く。
 というように、多くの器官が3を基数として構成
されているところにちなむ。