peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

タンチョウソウ(丹頂草)/イワヤツデ(岩八手)

2009年05月18日 | Weblog
奥州市水沢盆栽会のタンチョウソウ(丹頂草)
/イワヤツデ(岩八手) 2009年5月9日



2009年5月9日(土)、奥州市水沢区聖天85-2にある
水沢公民館で開催中の水沢盆栽会(会長 桐田齋=ただし)主催
の山野草・小品盆栽展
を見に行ってきました。
約100点ほどの中にタンチョウソウ(丹頂草)/イワヤツデ(岩八手)
1鉢だけありました。




タンチョウソウ(丹頂草)/イワヤツデ(岩八手)
ユキノシタ科 イワヤツデ(アセリフィラム)属
Aceriphyllum(Mukdenia) rossii
渓谷、岩場などの半日蔭に生える多年草で、高
さは30㎝ほどになる。根は横に伸び太い根茎に
なり露出する。葉は掌状に深裂し、長い柄がある。

3~5月、花茎の上部に集散花序を付け、白色の
5弁花を多数つける。花弁状の白い萼片が大きく、
花弁は小さくて目立たない。

増殖は株分けか実生による。株分けは根茎を切
り分ける。丈夫で庭植えにも向くので、山野草
として観賞用によく栽培される。

和名のタンチョウソウ(丹頂草)は、蕾が出た
ばかりの頃紅色になることから丹頂鶴の頭に見
立てたものとのこと。
また、別名のイワヤツデ(岩八手)は、岩場に
生えて、葉が八手のように切れ込むことによる。

属名のAceriphyllum(アセリフィラム)は、ギ
リシャ語の「Acer(モミジ)+phylon(葉)」
が語源。葉の形がカエデに似ることから。

分布:中国東北部~朝鮮半島(北部)。

ハクサンチドリ(白山千鳥) 2009年5月9日

2009年05月18日 | Weblog
奥州市水沢盆栽会のハクサンチドリ(白山千鳥)
 2009年5月9日



2009年5月9日(土)、奥州市水沢区聖天85-2にある
水沢公民館で開催中の水沢盆栽会(会長 桐田齋=ただし)
主催の山野草・小品盆栽展
を見に行ってきました。
約100点ほどの中にハクサンチドリ(白山千鳥)
1鉢ありました。


ハクサンチドリ(白山千鳥)ラン科 ハクサンチドリ属
Dactylorhiza (Orchis)aristata
亜高山~高山の明るい草地に生える多年草
で、群生することが多い。高さは10~40㎝
ぐらい。葉は3~6枚が互生してつき、長さ5
~15㎝の披針形で、基部は茎を抱く。北のも
のほど葉の幅は広くなるとのこと。

6~8月、茎の上方に数個~十数個の紅紫色
の花を穂状につける。また花が白色のものも
ある。

萼片や花弁の先が千鳥の羽のように鋭く尖
るのが特徴で、唇弁の距はほぼ真うしろへ突
き出ている。

北海道と本州の東北地方には葉に暗紫色の斑
点があるものがあり、ウズラバハクサンチドリ
(鶉葉白山千鳥)
f.punctataという。
 分布:北海道、本州(中部地方以北)。

関東地方北部、中部地方の亜高山の草地に自生
する近縁種のニョホウチドリ
orchis joo-iokianaは、花の数がより少なく、
花弁は尖らない。

ハクサンチドリ(白山千鳥)

2009年05月18日 | Weblog
千厩野草会「春の山野草展」から
 ハクサンチドリ(白山千鳥) 2008年5月5日




2008年5月5日(月)、一関市千厩(せんまや)
町千厩にあるショッピングモール「エスピア・
ホール」で、千厩野草会(会長・小野寺義昭)
の「春の山野草展」が開かれていましたので行
ってきました。
ハクサンチドリ(白山千鳥) が1鉢だけ展示されていました。


八幡平のハクサンチドリ(白山千鳥) 2006年7月26日





2006年7/26(水)、八幡平の「八幡沼周辺
自然探勝路(1時間半コース、総延長3,390
m)を歩きました。松尾八幡平ICからアス
ピーテラインに入り、一気に県境駐車場(
八幡平頂上駐車場)目指して車を走らせ、
11時ごろに到着しました。

頂上駐車場は有料なので、すぐ近くの無料
駐車場に車を駐めました。頂上駐車場付近
には未だ積雪が見られましたが、すぐそば
にはオオバキスミレやハクサンチドリ、ミ
ヤマキンバイなどの花が咲いていました。

ハクサンチドリの花は八幡沼周囲の遊歩道
わきでも見られましたが、アスピーテライ
ンの道路脇に沢山咲いていました。








ハクサンチドリ(白山千鳥)
ラン科 ハクサンチドリ属 
Orchis(Dactylorhiza) aristata
亜高山~高山の明るくて湿り気の多い所
や湿原がかった草地に生える多年草で、
高さはふつう10~30cmほど。葉は3~6個が
互生してつき、長さ5~15cmの披針形で、
基部は茎を抱く。北海道など北のものほど
葉の幅は広くなり、茎はもっと高く、花数
も多くなるとのこと。

6~8月、茎の上部に紅紫色の花を穂状につ
ける。花は10個前後つくものが多いが、数
個しかつかないものから、20個近くが長い
穂になってつくものまでいろいろある。ま
た花が白色のものもある。
萼片や花弁の先が鋭く尖るのが特徴で、唇
弁の距はほぼ真うしろへ突き出ている。

和名は、花びらの先が千鳥の羽のようにぴ
んと尖ること、加賀の白山に沢山あったこ
とによるという。

 分布:北海道、本州(中部地方以北)

なお、北海道と本州の東北地方には、
ウズラバハクサンチドリ
(鶉葉白山千鳥)
f.punctata
と呼ばれる、葉に暗紫色の斑点があるもの
があるという。

ハクロバイ(白露梅)/ギンロバイ(銀露梅)

2009年05月18日 | Weblog
奥州市水沢盆栽会のハクロバイ(白露梅)
/ギンロバイ(銀露梅) 2009年5月9日


2009年5月9日(土)、奥州市水沢区聖天85-2にある
水沢公民館で開催中の水沢盆栽会(会長 桐田齋=ただし)
主催の山野草・小品盆栽展
を見に行ってきました。
約100点ほどの中にハクロバイ(白露梅)/ギンロバイ(銀露梅)
が1鉢だけありました。

ハクロバイ(白露梅)/ギンロバイ(銀露梅)
バラ科 キジムシロ属
 Potentilla fruticosa var.leucantha
キンロバイ(金露梅)の白花種がギンロバイ(銀露梅)
本州の南アルプスや四国で見ることができる
とのこと。「ギンロバイ」の名は釜無山産の
ものに付けられていた商品名のため、今はハクロバイ
(白露梅)
と呼ばれる。

キンロバイ(金露梅)Potentilla fruticosa var.
rigidaは、北海道の芦別岳やアポイ岳、本州
の早池峰山、至仏山、南アルプスなどの高山
の岩礫地や岩場に生える落葉小低木で、高さ
30~100㎝になる。石灰岩地や蛇紋岩地を好む。
葉は奇数羽状複葉で、小葉は2対ある。花は梅
のような形の黄色で直径約2㎝。花期は6~8月。
 環境庁RDB絶滅危惧Ⅱ類(VU)
 北海道RDB希少種(R)