peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ハマギク(浜菊)

2009年10月02日 | 植物図鑑

一関市東山町長坂「柴宿団地」 2009年10月1日(木)

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2009年10月1日(木)、一関市東山町長坂字柴宿の「柴宿団地」と呼ばれている住宅団地にある民家の庭でハマギク(浜菊)が花を咲かせていました。

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ハマギク(浜菊) キク科 キク属 Chrysanthemam nipponicum

海岸の崖や砂丘などに生える亜低木(半低木)で大きな株をつくる。花が大きくて美しいので江戸時代から観賞用に栽培されているという。茎は太く、木質化して、高さ50~100㎝になる。毛はない。葉は互生し、柄はなく、長さ5~9㎝、幅1.5~2㎝のへら形で肉質。表面は光沢があり、裏面は白っぽく、上半部に波状の鋸歯がある。頭花は枝の先に1個つく。野生のキク属の中では最も大きく、直径6~9㎝ほどある。頭花の縁に並ぶ舌状花は白色。中心部の筒状花は黄色。総苞は半球形。総苞片は緑色で4列に並ぶ。種子は円柱形のそう果で10肋がある。花期:9~11月。なお、茎が木質化することや、実の形質が違うことなどから、「ハマギク属」として扱われることもある。分布:本州(青森~茨城県までの太平洋岸)


トキワサンザシ(常盤山樝子)

2009年10月02日 | 植物図鑑

一関市東山町長坂「柴宿団地」  2009年9月30日(水)

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2009年9月30日(水)、一関市東山町長坂字柴宿にある「柴宿団地」と呼ばれている住宅団地でトキワサンザシ(常盤山樝子)と思われるピラカンサの実が真っ赤に色づいていました。

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トキワサンザシ(常盤山樝子) バラ科 ピラカンサ(トキワサンザシ)属

Pyracantha coccinea:西アジア、南ヨーロッパ原産の常緑低木で、日本には明治中期に渡来したもので、公園や庭によく植えられている。また鉢植えにされて売られている。高さは2~6mになり、葉は互生し、長さ2~4㎝の倒披針形または狭倒卵形で先は丸く、縁に細かい鋸歯がある。両面とも無毛で、表面は暗緑色で光沢がある。5~6月、短い枝の先に散房花序を出し、直径約8㎜の白い花を多数開く。花弁と萼片は5個。果実は直径約6㎜の球形で、10~12月頃、鮮紅色に熟し、よく目立つ。先端に萼片が残る。用途:庭木、鉢植え、盆栽、花材。


ノブドウ(野葡萄)

2009年10月02日 | 植物図鑑

一関市東山町長坂字柴宿  2009年10月1日(木)

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2009年10月1日(木)、一関市東山町長坂字柴宿にある「柴宿団地」と呼ばれている住宅団地の近くの空き地に繁茂したノブドウ(野葡萄)が、淡緑色や紅紫色、ルリ色の実をつけていました。

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ノブドウ(野葡萄) ブドウ科 ノブドウ属 Ampelopsis brevipedunculata

山地や丘陵、野原などにごく普通に生える落葉性つる植物。茎の基部は木質になり、太いものは直径4㎝ぐらいになる。蔓はジグザグに長く延びて、節はしばしば肥厚する。葉に対生して2又に分かれた巻きひげが出る。葉は互生し、直径4~13㎝のほぼ円形で、普通3~5裂する。基部は心形で、縁には鋸歯がある。表面は無毛。裏面は淡緑色で、脈上にまばらに毛がある。7~8月、葉に対生して集散花序を出し、淡緑色で直径3mmほどの小さな花を多数開く。花弁は5個で卵状三角形。雄しべは5個。雌しべは1個。萼は小さい。果実は直径6~10㎜のほぼ球形の液果で、9~10月頃に淡緑色から紅紫色を帯び、碧(ルリ)色に熟すが、ブドウタマバエやブドウトガリバエなどの幼虫が寄生して虫嬰(虫こぶ)になり、異常に膨らんでいるものが多い。食べられない。葉が無毛のものをテリハノブドウ(照葉野葡萄)と呼ぶこともある。分布:北海道、本州、四国、九州、沖縄、アジア東北部。


ナギナタコウジュ(薙刀香薷)

2009年10月02日 | 植物図鑑

一関市東山町長坂字西本町  2009年10月1日(木)

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2009年10月1日(木)、一関市東山町長坂字西本町にある「いわい東農協東山支所」の裏側の空き地に群生したナギナタコウジュ(薙刀香薷)が淡紫色の花を沢山咲かせていました。

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ナギナタコウジュ(薙刀香薷) シソ科 ナギナタコウジュ属 Elsholtzia ciliata

山地の道ばたなどに生える一年草。高さは30~60㎝。全体に独特の強い匂いがある。葉は対生し、長さ3~9㎝、幅1~4㎝の長卵形。花期は8~10月。枝先に長さ5~10㎝のナギナタ(薙刀)状の花穂を出し、淡紫色の花を多数つける。和名は、花が片側にだけついた花穂が少し反り返り、ナギナタを思わせることによる。分布:北海道~九州。

本州の関東地方の西部以西と九州に分布するフトボナギナタコウジュ(太穂薙刀香薷)E.argyi var.nipponicaは、ナギナタコウジュに比べてやや花穂が太いことから、「太穂」の名がある。葉の幅も少し広い。またナギナタコウジュは花を抱く苞の縁に短毛があるだけなのに対し、フトボナギナタコウジュの苞は縁に長い毛があり、背面にも短毛がある。