peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

キヅタ(木蔦)&気仙沼街道を歩く

2009年10月04日 | 植物図鑑

一関市川崎町薄衣  2009年10月4日(日)

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2009年10月4日(日)、一関市博物館主催の「大人の調べ学習~気仙沼街道を歩く(第4回)」が行われました。一関市役所川崎支所(川崎町薄衣字諏訪前)に集合して、一関市博物館の畠山副館長と相馬主任学芸員の案内で、10:00~15:50、バス乗車 一部徒歩で千厩まで移動しました。(参加者:15名)

一関市役所川崎支所の西側出入り口の所のキヅタ(木蔦)が花を沢山咲かせていました。

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キヅタ(木蔦) ウコギ科 キヅタ(ヘデラ)属 Hedera rhombea

山野に生える常緑のつる性木本。常緑なので「フユヅタ(冬蔦)」の名もある。茎から多数の気根を出して木や岩などに這い上る。葉は互生し、長さ3~6㎝の菱形状卵形で全縁、表面は光沢がある。若枝の葉は3~5浅裂する。花期は10~11月。黄緑色の小さな花が直径3㎝ほどの散形花序につく。花は5弁で直径4㎜ほど。果実は直径6~7㎜の球形で、翌年の春に黒く熟す。分布:北海道(南部)、本州、四国、九州、沖縄、中国南部、台湾。

フイリセイヨウキヅタ(斑入り西洋木蔦)H.helix cv.Argenteo-variegataはヨーロッパ原産のセイヨウキヅタ(アイビー)の園芸種で、花序や若枝に星状毛が多い。

実生では時間がかかるので、キヅタの仲間は挿木で殖やす。

気仙沼街道を歩く(川崎町薄衣・漆崎の古碑群)

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セイタカアワダチソウ(背高泡立草)

2009年10月04日 | 植物図鑑

一関市川崎町薄衣  2009年10月4日(日)

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2009年10月4日(日)、一関市博物館主催の「大人の調べ学習~気仙沼街道を行く(第4回)」に妻と共に参加しました。一関市役所川崎支所(川崎町薄衣字諏訪前)に集合して古い気仙沼街道を歩くのが目的で、15名が参加しました(10:00~15:50)。

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一関市役所川崎支所がある場所は、昔、仙台藩の御蔵があった。

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一関市役所川崎支所のすぐ近くには、昔、一関藩の御蔵もあった。

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高台にある一関市役所川崎支所から眺めた川崎町薄衣字諏訪前地区の街中。北上川と千厩川の合流場所にあるこの地区は、昔は水害常襲地帯だったので、両藩の米蔵はこうした高台にあった。民家にも木舟が用意されていたという。

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一関市役所川崎支所の裏側:北上川と砂鉄川の堤防が完成し、道路拡幅などもあり、見違えるようになった。

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一関市役所川崎支所の西側(裏側)にある広い空き地にセイタカアワダチソウ(背高泡立草)が大群落をつくり、花を沢山咲かせていました。

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セイタカアワダチソウ(背高泡立草) キク科 アキノキリンソウ属 Solidago altissima

北アメリカ原産の多年草(帰化植物)。日本に渡来したのは明治の頃だといわれる。戦後各地で目立つようになり、河川の土手や荒れ地、休耕田などに大群落をつくり、一時は日本全土を覆うにではないかと心配されたが、現在は少し鎮静化したようだ。 高さは1~2.5mになる。花の部分以外は普通枝分かれせず、短毛を密生してザラつく。葉は密に互生し、長さ6~13㎝の披針形でやや厚く、ザラザラした毛がある。花期は10~11月。茎の上部の枝先に10~50㎝ほどの円錐花序をつけ、直径6㎜ほどの黄色の頭花を多数開く。 種子でも繁殖するが、地下茎が地中を横に走り、しかもそこから他の植物が育つのに害になる物質を分泌しながら、自分の勢力範囲を広げているのだという。極めて攻撃的な植物で、その猛烈な繁殖力などの故に各地でいろいろ問題にされる植物であるが、秋の蜜源植物としては貴重。最近の研究によると、他の植物の害になる物質が、大繁殖した自分自身をも枯らすように働き、大群生が抑えられるようだとのこと。