peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ツルウメモドキ(蔓梅擬)

2009年10月12日 | 植物図鑑

一関市東山町長坂字南磐井里  2009年10月12日(月)

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2009年10月12日(月)、一関市東山町長坂字南磐井里の地域のお墓がある所の道路沿いに生えているツルウメモドキ(蔓梅擬)の実が黄色く熟して、赤い皮に包まれた種子が顔を出していました。

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ツルウメモドキ(蔓梅擬) ニシキギ科 ツルウメモドキ属 Celostrus orbiculatus

山野に普通に生える落葉つる性木本。つるは帯褐色または灰褐色で毛はなく、10m以上にも長く伸びてほかのものに絡みつく。大きいものは直径20㎝ぐらいになるものもあるとのこと。葉は互生し、長さ5~10㎝の倒卵形または楕円形で先は急に尖り、縁には鈍い鋸歯がある。両面とも無毛で、表面はあまり光沢がなく、裏面は淡緑色。5~6月、葉腋から短い集散花序を出し、黄緑色の小さな花を10数個開く。雌雄別株。花弁は5枚あり、長さ約4㎜の卵状長楕円形。萼は5裂し、萼片は卵形。雄花には花糸の長さが約3㎜の雄しべが5本あり、雌しべは目立たない。雌花には退化した短い雄しべが5本と柱頭が3裂した雌しべが1本ある。朔果は直径7~8㎜の球形で、秋に黄色に熟すと果皮が3つに割れ、中から朱橙色の仮種皮に包まれた種子が現れる。仮種皮の色が美しいのでアレンジメントや生け花の花材としてよく利用される。実は野鳥の好物。別名:ツルウメ(蔓梅)。分布:北海道、本州、四国、九州、沖縄、南千島、朝鮮、中国。


ベロニカ / ルリトラノオ(瑠璃虎の尾)

2009年10月12日 | 植物図鑑

一関市東山町長坂「柴宿団地」  2009年10月12日(月)

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2009年10月12日(月)、一関市東山町長坂字柴宿の柴宿団地と呼ばれている住宅団地の民家の花壇に植えられたベロニカ/ルリトラノオ(瑠璃虎の尾)が瑠璃色の花を沢山咲かせていました。

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ゴマノハグサ科 ベロニカ(クワガタソウ)属 Veronica は、北半球に広く分布し、250種ほどが知られる一年草または多年草。日本にもクワガタソウV.miquelianaやトウテイラン、オオイヌノフグリV.persicaなど約20種が自生もしくは帰化している。茎は細く分枝し、直立または這伏する。葉は対生、まれに互生し、単葉、鋸歯縁となる。花は腋生または頂生し、単生またはまばらな総状花序をなす。切り花や花壇で利用されるのはスピカタやロンギフォリアで、真っ直ぐに伸びた茎の先に小さな瑠璃色の花を穂状(すいじょう)につけ、下から咲き上がる。

ベロニカ/ルリトラノオ(瑠璃虎の尾) Veronica spicata

ヨーロッパから北アジア原産の耐寒性多年草で、学名のままに「ベロニカ」とも呼ばれる。草丈は20~60㎝になる。根茎を有し、茎は斜上または直立し、葉は対生または輪生し、長さ5㎝ほどの長楕円形から披針形。葉縁には鋸歯がある。細かい花を密につけ、長さ5~10㎝の総状花序をなす。花色は青紫色(瑠璃色)だが、園芸品種では白、淡青、濃青、桃色などがある。また、高性種や矮性種など多くの品種が出回る。這い性のベロニカ・ペドゥンクラリス”オックスフォードブルー”は晩秋の頃まで次々と花を開いていく。花期:6~8月。[栽培]肥沃で排水性よく、日当たりのよい場所を好むので、日当たりと風通しのよい戸外に置くが、梅雨期から夏は雨を避けて半日蔭に移す。鉢土が乾き過ぎないように表面が乾いたら早めにたっぷり水やりする。繁殖は株分け、挿木、種子による。