一関市東山町長坂字南磐井里 2009年10月12日(月)
2009年10月12日(月)、一関市東山町長坂字南磐井里の地域のお墓がある所の道路沿いに生えているツルウメモドキ(蔓梅擬)の実が黄色く熟して、赤い皮に包まれた種子が顔を出していました。
ツルウメモドキ(蔓梅擬) ニシキギ科 ツルウメモドキ属 Celostrus orbiculatus
山野に普通に生える落葉つる性木本。つるは帯褐色または灰褐色で毛はなく、10m以上にも長く伸びてほかのものに絡みつく。大きいものは直径20㎝ぐらいになるものもあるとのこと。葉は互生し、長さ5~10㎝の倒卵形または楕円形で先は急に尖り、縁には鈍い鋸歯がある。両面とも無毛で、表面はあまり光沢がなく、裏面は淡緑色。5~6月、葉腋から短い集散花序を出し、黄緑色の小さな花を10数個開く。雌雄別株。花弁は5枚あり、長さ約4㎜の卵状長楕円形。萼は5裂し、萼片は卵形。雄花には花糸の長さが約3㎜の雄しべが5本あり、雌しべは目立たない。雌花には退化した短い雄しべが5本と柱頭が3裂した雌しべが1本ある。朔果は直径7~8㎜の球形で、秋に黄色に熟すと果皮が3つに割れ、中から朱橙色の仮種皮に包まれた種子が現れる。仮種皮の色が美しいのでアレンジメントや生け花の花材としてよく利用される。実は野鳥の好物。別名:ツルウメ(蔓梅)。分布:北海道、本州、四国、九州、沖縄、南千島、朝鮮、中国。