peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

平泉町中尊寺の菊花展~盆栽作り

2009年10月23日 | 植物図鑑

平泉町中尊寺の菊花展  2009年10月23日(金)

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2009年10月23日(金)、平泉町の中尊寺で菊花展が開かれているというので行ってきました。中尊寺本堂入口前道路脇の特設展示場に「盆栽作り」の菊が沢山展示されていました。

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キク科 キク属 Chrysathemum morifolium

盆栽作りは、枝の伸びが悪い小形の一重咲きや丁子咲きの品種を使う。浅い鉢に植えて盆栽風に枝ぶりを整えた仕立て方で、マツやスギをかたどったものが多い。石につけて育て、岩山に生える老樹を形作ったり、同じ株を何年も育て続けることなども行なわれる。


平泉町中尊寺の菊花展

2009年10月23日 | 植物図鑑

平泉町中尊寺の菊花展  2009年10月23日(金)

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2009年10月20日(火)付「岩手日報」夕刊に、”輝く大輪 気品高く~平泉中尊寺菊まつり開幕”の見出しで、平泉町の中尊寺(山田俊和貫首)で、20日に開幕した第24回菊まつりのことが写真入りで報道されたので、10月23日(金)、 妻を誘って行ってきました。平泉菊花会をはじめ、岩手県と宮城県の菊愛好団体が丹精込めた大菊三輪、懸崖などが、中尊寺本堂前や金色堂前などに設置された特設展示場の中に多数(562鉢とのこと)展示されていました。これらの中に、平泉小学校5年生の生徒たちが育てた大菊一輪も55鉢並んでいました。(11月15日まで、無料。)

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中尊寺本堂

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上2つは、中尊寺本堂に展示された懸崖づくりの菊

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中尊寺本堂前の道路脇につくられた特設展示場の懸崖づくりの菊

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キク(菊) キク科 キク属 Chrysanthemum morifolium

日本にはキクの野生種が沢山あるが、栽培のキクについては、中国から渡来したものであることに疑いはない。キクの祖先は中国の北部に自生するチョウセンノギクと、中部に自生するハイシマカンギクの交雑品から出発し、唐の時代には園芸品が存在したらしい。日本には奈良時代には伝えられていたと考えられている。キクの品種改良が急速に進んだのは江戸時代で、大小さまざまなタイプのキクの品種が生まれた。栽培ギク(家ギクとも呼ばれる)は頭花の大きさによって、大菊、中菊、小菊の3つに分けられている。

小菊は頭花の大きさが直径9㎝未満の小形のもので、庭や畑でごく普通に育てられている。よく枝分かれして沢山花が咲くのが特性である。花形としては、一重、八重、千重、丁子咲き、ポンポン咲きがあり、特異なタイプとしては伊勢菊に似た薊菊、ポンポンタイプの魚子(ななこ)菊貝咲菊がある。特別な栽培方法として発展したものに懸崖(けんがい)作り盆栽作りがある。 懸崖作りは、枝が長く伸びてよく枝分かれする小菊を使い、枝が垂れ下がるように仕立てる。長い逆三角形にびっしりと花をつける形と、あまり形を整えない自然な形に垂れさせた文人作りの2つがあり、一重や丁子咲きの花形が好まれる。