peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ウメモドキ(梅擬)

2009年10月28日 | 植物図鑑

平泉町平泉のウメモドキ(梅擬)  2009年10月23日(金)

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2009年10月23日(金)、平泉町平泉字花立の平泉文化遺産センターのすぐ近くにある民家の庭に植えられているウメモドキ(梅擬)が真っ赤な実を沢山つけていました。

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ウメモドキ(梅擬) モチノキ科 モチノキ属 Ilex serrata

山地のやや湿った所に生える落葉低木。よく分枝して高さは2~4mになる。赤い実がいっぱいについて美しいので、庭木としてもよく植えられている。また、盆栽にも使われる。若枝には毛がある。葉は互生し、長さ4~8㎝の楕円形~卵状披針形。先は鋭く尖り、基部はくさび形。縁には細かい鋸歯があり、両面とも光沢はない。表面にはわずかに毛がある。裏面は短い軟毛があり、特に脈上にはやや長い毛が密生する。6月頃、葉のつけ根に直径3~3.5㎜の淡紫色の花をつける。雌雄別株。雄花は7~15個が集まってつき、雌花は1~7個ずつつく。花弁は卵形で5個ある。萼片は4~5個で縁に毛がある。雄花には雄しべが4~5個と退化した雌しべがある。雌花では緑色の子房が目立ち、まわりに退化して小さくなった雄しべが4から5個ある。果実は直径5㎜ほどの球形で、秋に赤く熟し、葉が落ちた後もしばらく残るのでよく目立つ。小鳥が好んでこの実を食べるという。花や果実が白~淡黄色のものをシロウメモドキ(白梅擬)/シロミノウメモドキ(白実梅擬)I.leucocarpa、果実が黄色の品種をキミノウメモドキ(黄実の梅擬)f.xanthocarpaという。用途:庭木、公園樹、盆栽、花材。分布:本州、四国、九州、中国。

ウメモドキ(梅擬)の花 下記のWebサイトに奥州市「」のウメモドキ(梅擬)の花があります。http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%A6%A5%E1%A5%E2%A5%C9%A5%AD/


クコ(枸杞)

2009年10月28日 | 植物図鑑

平泉町平泉のクコ(枸杞)  2009年10月23日(金)

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2009年10月23日(金)、平泉町平泉字花立の平泉文化遺産センターの向かい側にある民家の生垣にされているクコ(枸杞)が真っ赤に熟した液果をつけていました。すぐ近くの「熊野三神」の境内から瓦を焼いたと思われる登り窯が発掘されたというので見に行ったことがあります。

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一関市釣山公園「清庵野草園」のクコ(枸杞)の花  2009年9月15日

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クコ(枸杞) ナス科 クコ属 Lycium chinense

日当たりのよい藪や川の土手、溝の淵などに生える落葉低木で、高さ1~2mになる。果実はクコ酒、葉はクコ茶など、いろいろ利用できるため、栽培されることも多い。茎は根元から束生し、枝は弓状に曲がって垂れ下がる。若枝には稜があり、しばしば刺状の小枝がある。葉は束生し、長さ2~4㎝の倒披針形で、質は柔らかくて無毛。7~11月、葉腋に直径1㎝ほどの紫色の花を1~4個束生する。花冠は鐘形で先は5裂する。果実は長さ1.5~2.5㎝の楕円形の液果で、橙紅色に熟し、食べられる。用途:薬用、若葉はクコ飯やあえものに、実は酒や焼酎に漬けてクコ酒にする。分布:日本全土、朝鮮、中国、台湾。