平泉町のサザンカ(山茶花)&伝・弁慶の墓 2009年10月23日(金)
2009年10月23日(金)、平泉町の中尊寺前の国道4号線は、北上川沿いに新しくつくられたバイパス道路が開通してから渋滞しなくなったようで、歩道橋も撤廃されていました。 その歩道橋があった辺りの民家の庭でサザンカ(山茶花)が花を沢山咲かせていました。
立派な案内板がありました。すぐ近くに「伝・弁慶の墓」がありました。
サザンカ(山茶) ツバキ科 ツバキ(カメリア)属 Camellia sasanqua
ツバキ(カメリア)属 Camellia:約250種あり、日本、中国、東南アジアまで広く分布する常緑低木。葉は単葉で革質、楕円形、長楕円形で光沢があり、葉縁に欠刻がある。花は単生、または頂生、腋生し、無柄。雄しべは束状。サザンカの雄しべは束状にならない。種子は無翼。
サザンカ(山茶花)Camellia sasanqua:ツバキ(椿)より日本南部に分布し、九州から屋久島、種子島、奄美大島、沖縄、西表島(いりおもてじま)などに自生する常緑小高木。高さは普通5~6mになるが、大きいものは15mになる。若枝や葉柄に短毛がある。葉は互生し、長さ3~7㎝の楕円形でやや厚く、光沢がある。縁には細鋸歯がある。両面とも主脈に短毛がある。10~12月、枝先に直径4~7㎝の白い花が咲く。花弁は5枚で平開する。雄しべは多数あるが、筒状に合着しない。子房は有毛。ツバキとよく似るが枝が細く、葉や花が小さく、新芽に毛がある点、また雄しべや花弁が束にならず、ばらばらである点などで区別できる。ツバキと同じく多くの品種が育成されている。品種には秋咲き、寒咲き、春咲き、花色は桃、紅、縁紅ぼかし、白など、また一重、八重咲きなどがある。系統として江戸サザンカ、熊本サザンカ(肥後サザンカ)が知られている。また、ツバキとサザンカの中間タイプにカンツバキC.×hiemalis、交雑種のハルサザンカ系C.×vernalisもある。カンツバキの1品種「勘次郎」は関西地方の名で、関東地方では「立寒椿cv.Tachikantsubaki」という。朔果は直径1.5~2㎝の卵球形で細毛があり、熟すと3裂して黒褐色の種子を出す。日本特産種。用途:庭木、公園樹、鉢植え、器具材。分布:四国(西南部)、九州、沖縄。[栽培]繁殖は実生、挿木、接木による。[花期]品種により、秋、冬、春。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木/園芸植物」より]