一関市川崎町薄衣字柏木 2009年10月4日(日)
2009年10月4日(日)、一関市博物館主催の「大人の調べ学習~気仙沼街道を行く(第4回)」という催事が行われました。一関市役所川崎支所(川崎市薄衣字諏訪前)に集合して、「気仙沼街道」と呼ばれた古道をバスと一部徒歩で訪ねるもので、15名参加しました。
10:00~12:00 仙台藩御蔵場跡&一関藩御蔵場跡~薄衣新町~漆崎の古碑群&古井戸~鴨地の姥桜&古碑群~往還塚~笠松と古碑群を訪ねて、昼食&休憩のため道の駅「かわさき」に戻り、13:00から薄衣字柏木にある不動尊と古碑群までバスで移動しました。
川崎町薄衣字柏木の道路脇にある不動尊を見学する一行(上)と不動尊石像(下)。
不動尊石像に近寄って見る見学者たち(上)とすぐ近くにある農家(下)。
この農家の右手の方に分岐した「気仙沼街道」があり、道の上に「柏木の古碑群」がありました。この後、川崎町と千厩町の町境になっている「三島峠」を歩いて越えるわけですが、麓には林檎畑があり「ふじ」が栽培されていました。
リンゴ(林檎) バラ科 リンゴ属 Malus domestica
現在世界各地で栽培されているのは「セイヨウリンゴ(西洋林檎)」で、ヨーロッパでは4000年以上の前から栽培されていたとのこと。原産地はコーカサス地方と推定されている。日本では江戸時代には中国から入った「ワリンゴ」(これを林檎と呼んでいた。)が栽培されていたが、明治時代に欧米から多くの品種が導入され、本格的な栽培がはじまった。紅玉や国光、祝などは当時アメリカから入ってきた品種で、戦後になると日本でもふじ(日本産の代表)、つがる(青森県で育成された)、陸奥、王林(青リンゴの代表)など、多くの品種が育成されるようになった。「紅玉(こうぎょく)」は今ではほとんど栽培されていない。