2010年3月12日(金)、岩手蘭友会主催の「第23回岩手洋らん展」が、奥州市水沢区横町のメイプル4Fで始まりました。シンビジューム、デンドロビュームなどと共に類も沢山展示されていました。様々な品種がありましたが、名前がわかるものを紹介します。
(上2つ)レリオ ミルドレットリバー’オーキッドグラデ’ Laelio cattleya属
(上)レリオ クセレント ザオー’グリーンファンタジー’Laelio cattleya属
(上2つ)ソフロレリオ ジュエルボックス
(上) ワルケアナ Cattleya属
(上2つ)ソフロ ミニソング’プティ’ Sophrolaelio cattleya属
(Cattleya)ってどんなラン?:洋ランの中でもひときわゴージャスな印象の。香りの高いものも多く、まさに女王の貫録です。近縁種との交配も進み、バリエーション豊かな花姿が楽しめます。開花期:12~2月。新井清彦(新清園)
属は中南米に自生している着生ランの仲間で、約50の原種が知られています。大型の種類は主にグアテマラ、メキシコ、コスタリカ、ベネズエラ、コロンビア、ブラジルなどに分布。多くは風通しや日当たりがよい樹木の上に着生し、自然の雨から水分を補給して生育しています。
自生地の気候は乾期と雨期の差が激しい場所で、3カ月くらいはほとんど雨が降らないところもあるのです。そこで、乾期に強い植物体になっているうえ、夜間におりる霧からも水分を補給できる仕組みをもっています。
の近縁種は20以上が知られており、主なものにブラサボラ、レリア、ソフロニティスなどがあります。人工交配は同じ属同士だけでなく、近縁種とも可能で、それぞれのよい性質を受け継いだ美しい花が多数作出されています。現在では属と近縁属との交配種を含めて、類と呼んでいます。[以上、主婦の友社発行、「やさしい洋ラン 最新品種と育て方180種」より]