peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ストレプトカーパス・サクソルム

2010年03月29日 | 植物図鑑

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2010年3月21日(日)、一関市花泉町老松の「花と泉の公園」で、3/20、園内のベゴニア館「れいなdeふろーれす」の開館10周年を記念したイベントが始まりました。観賞温室内に展示された約350種、5000株のベゴニアのほか、ストレプトカーパスなどの草花も展示されていました。画像のものは、ストレプトカーパス・サクソルムと呼ばれるもの。

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ストレプトカーパス・サクソルム イワタバコ科 ストレプトカーパス属 Streptocarpus soxorum

属名は「ねじれた果実」の意で、蒴果は螺旋状にねじれ、熟すと裂ける。多くは非耐寒性多年草だが一巡植物もある。普通、葉はロゼット状だが、茎の立つ種類はストレプトカルペラ亜属に分類される。アフリカ、マダガスカル、アジアに132種がある。

ストレプトカーパスには、ロゼット状(地際から出た葉が地面に接して放射状に広がったもの)に広げた葉の中から花茎を伸ばして赤や紫、白、ピンク色の花を横向きにつけるタイプ(ロゼットタイプ)。茎が発達して立ち上がり、卵形の葉の腋から長い花茎を伸ばして可憐な花をつけるタイプ(有茎タイプ)、大きな葉を1枚だけつけウシノシタと呼ばれるものなどがある。別名:ケーププリムローズ。

サクソルム S.saxorumはケニア、タンザニア原産で、茎は分枝して立ち上がり、葉は多肉質。斑入り品種もあるが、アルビノになったり緑葉に戻ったりする。吊り鉢に向く。花期:4~10月。管理:室内の窓辺でレースのカーテン越しの日に当て、夏は戸外の涼しい半日陰に移す。葉にかけないよう水は株元に与える。冬は室内で5℃以上に保つ。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」ほかより]