奥州市水沢区「岩手蘭友会」の・セルヌア

2010年12月5日（日）、奥州市水沢区「岩手蘭友会」（会長・佐藤勝雄）主催の「第6回秋の洋らん展」が、奥州市水沢区のメイプルで開催中だったので見に行ってきました。やシンビジウム、デンドロビウムなど約100点が展示されていましたが、それらの中に朱赤色の花をつけたセルヌアという名のがありました。このラン（蘭）は、ソフロニチス属 Soph.に分類されていたの原種で、ブラジルとパラグアイに自生し、秋～冬に花を咲かせます。

・セルヌア　ラン科　属　Cattleya Cerunua

http://www4.ocn.ne.jp/~orchid/notesindex.htm　[田口洋蘭園　らんの雑記：系の属名が再変更になりました　2009年7月20日ほか]

http://satie827.exblog.jp/i12/ [Satieのフォト落書き帳：洋ラン]

http://plaza.rakuten.co.jp/nakaran/diary/201010270001/ [ラン好きのページ：楽天ブログ（Blog)]

http://wanwan.de-blog.jp/kimamani/2010/11/sophcernua_5354.html [のんびりと…Soph.cernua（ソフロニチス　セルヌア）]

http://superflua.blog.ocn.ne.jp/letter/2007/09/post_9541.html [ベランダ　オーキッド　ナーセリー：Soph. セルヌア]

http://superflua.blog.ocn.ne.jp/letter/2010/10/post_777a.html [ベランダ　オーキッド　ナーセリー：セルヌア]

奥州市水沢区「岩手蘭友会」のバンダ・セルレア/ヒスイラン

2010年12月5日（日）、奥州市水沢区「岩手蘭友会」（会長・佐藤勝雄）主催の「第6回秋の洋らん展」が、奥州市水沢区のメイプルで開催中だったので見に行ってきました。やシンビジウム、デンドロビウムなど約100点のラン（蘭）が展示されていましたが、それらの中に沢山花をつけたバンダ・セルレア（和名：ヒスイラン）がありました。

バンダ・セルレア　ラン科　バンダ属　Vanda coerulea

和名：ヒスイラン。ヒマラヤ、タイ、ビルマ、中国南部雲南省の標高800～1700ｍに産する。茎は長さ15～180㎝になり、多数の葉をつける。葉は長さ7・5～25ｃｍ、幅1.7～2.5㎝、先は斜めに切れ、2裂する。

花茎は長さ20～60㎝、6～20花を密につける。花は径7～10㎝で淡～濃紫青色、ときに濃紫青色の網目が入り、唇弁は濃青色。背萼片は倒卵状さじ形で、長さ3.5～4.5㎝、側萼片はやや大きく、花弁は倒広卵形、長さ3.5～5.5㎝、基部でねじれ、唇弁は線状長楕円形、長さ1.5㎝で小さく、中裂片の先は2裂する。

ラン科では珍しい紫青色の大きい花をつけ、花の色は子孫にも伝わるので品種改良の重要な親の1つである。種小名は「青色の」を意味し、花色にちなむ。開花期は秋で、花命は長く、6週間はもつ。

ラン科　バンダ属　Vanda (V.) ：約60種が熱帯アジアを中心に、インドからインドネシアやオーストラリア北部を経てソロモン諸島に至る広い範囲に分布している。一般に樹上や岩上に着生する大型の常緑多年草。茎はかたく棒状で、しばしば分枝し、多数の葉を2列に互生する。葉は板状または棒状、肉厚で、花茎は茎の途中から生じ、1個ないし多数の花をつける。

花は中～大型で、萼片は長楕円形～円形。花弁は萼片とほぼ同じ形で、唇弁は3裂し、基部に短い距があり、側裂片は小さく、中裂片は大きく、しばしば先が2裂する。色彩は白色、黄色、褐色、紫青色、紅紫色など変異に富み、しばしば紅紫色や褐色の斑点が入る。蕊柱は太く短い。花粉塊はろう質で、2個ある。花もちはよい。

属名はインド産のロクスブルギイroxburghiiに対するサンスクリット語の呼名にちなむ。本属を細分して、唇弁の中央が強くくびれ、距がないユーアンテ属Euanthe（1種）、葉が棒状のパピリオナンテ属Papilionanthe（10種）、花が半開し、距がほとんど発達しないトゥルーデリア属Trudelia（5種）などを区別する意見がある。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]

バンダ・セルレア　Vanda coerulea：空色の網目模様が美しい。数あるランの中でも澄んだ空色の花は少ない。この青色は強く遺伝し、改良親として重要な種。茎は高さ30～70㎝。花は径7～10㎝。ヒマラヤからミャンマー、タイに分布。花期は秋。[日本放送出版協会発行「NHK趣味の園芸・世界のラン 不思議な魅力」より]