2010年12月11日(土)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280番地1)に行ってきました。交流広場のすぐ近くにある「原種椿」コーナーにサザンカ(山茶花)の原種がありました。今まで何度も行きましたが、花が散ってしまった後だったので、花を見ることができませんでしたが、今回初めて見ることができました。
ツバキの仲間の原産地:ツバキとサザンカは、飲料として利用されるチャ(茶)や中国南部でタネから食用油を搾る油茶や紅花油茶などとともにツバキ科ツバキ属に分類されます。ツバキ属の原産地は日本を含むアジア東南部で、西はネパールから南はインドネシアまでの地域に約250種が分布しています。日本はこの分布圏の最東北端に位置し、自生分布する種の数はわずかに3種1亜種1変種にすぎないのですが、世界で観賞用に利用される園芸品種の大部分は日本を原産とするヤブツバキ、ユキツバキ、サザンカに由来します。
サザンカ:山口県の萩市を北限として、四国西南部と九州のほぼ全域から沖縄県の西表島(いりおもてじま)にかけて自生し、自生種は6~7弁の白色で、10月から12月にかけて開花します。かつては、奄美大島から沖縄に分布するものはオキナワサザンカと呼ばれ、別種扱いされたこともありますが、現在ではサザンカに含められています。
http://chikushi-tsubaki.com/kurumetubaki/siryou/tubaki/harusazanka/gensyusazanka.htm [原種サザンカとその園芸品種]
http://www.fukuchi-sanroku-hanakouen.jp/kongetsunohana05.html [はなの福智山ろく公園:花、折々の記・サザンカ(山茶花)]