peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

世界の椿館・碁石のサザンカ(原種)

2010年12月11日 | 植物図鑑

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2010年12月11日(土)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280番地1)に行ってきました。交流広場のすぐ近くにある「原種椿」コーナーにサザンカ(山茶花)の原種がありました。今まで何度も行きましたが、花が散ってしまった後だったので、花を見ることができませんでしたが、今回初めて見ることができました。

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ツバキの仲間の原産地:ツバキとサザンカは、飲料として利用されるチャ(茶)や中国南部でタネから食用油を搾る油茶や紅花油茶などとともにツバキ科ツバキ属に分類されます。ツバキ属の原産地は日本を含むアジア東南部で、西はネパールから南はインドネシアまでの地域に約250種が分布しています。日本はこの分布圏の最東北端に位置し、自生分布する種の数はわずかに3種1亜種1変種にすぎないのですが、世界で観賞用に利用される園芸品種の大部分は日本を原産とするヤブツバキ、ユキツバキ、サザンカに由来します。

サザンカ:山口県の萩市を北限として、四国西南部と九州のほぼ全域から沖縄県の西表島(いりおもてじま)にかけて自生し、自生種は6~7弁の白色で、10月から12月にかけて開花します。かつては、奄美大島から沖縄に分布するものはオキナワサザンカと呼ばれ、別種扱いされたこともありますが、現在ではサザンカに含められています。

http://chikushi-tsubaki.com/kurumetubaki/siryou/tubaki/harusazanka/gensyusazanka.htm [原種サザンカとその園芸品種]

http://www.fukuchi-sanroku-hanakouen.jp/kongetsunohana05.html [はなの福智山ろく公園:花、折々の記・サザンカ(山茶花)]


世界の椿館・碁石のサザンカ・獅子頭(ししがしら)/カンツバキ(寒椿)

2010年12月11日 | 植物図鑑

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2010年12月11日(土)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280番地1)に行ってきました。この椿館がある大船渡市は、太平洋沿岸のヤブツバキ実取りの北限として知られ、市内いたる所にヤブツバキの自生が見られます。また、ツバキは市の花にもなっており、椿をキャッチフレーズにした街づくりを進めています。世界の椿館・碁石は、世界13カ国約150種類の椿と地域で生産された四季折々の花きの植栽展示をしているほか、椿や花きの販売などを行っています。

http://www.city.ofunato.iwate.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AC020000&WIT_oid=icityv2::Contents::1165 [大船渡市のホームページより]

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世界の椿館・碁石の施設は、このホームページの「館内のご案内」にありますが、出入口を入り、エントランスホールを通って、交流広場に入場します。このドアのすぐ傍に沢山花をつけたサザンカの園芸品種・獅子頭(ししがしら)が展示されていました。カンツバキ(寒椿)とも呼ばれます。

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カンツバキはツバキと名がつくものの、じつはサザンカの仲間。花弁は離れてぱらぱらと落下する。

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サザンカの仲間:カンツバキ系中部から関西方面に古木が多い品種、獅子頭の血を引くサザンカの品種群で、雄しべが花弁に変化した八重咲きが多く、冬から早春に開花します。

獅子頭(ししがしら) カンツバキ系、八重・中輪。濃い紅色が印象的。花期/12~2月。カンツバキともいう。[日本放送出版協会発行「NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 ツバキ、サザンカ(桐野秋豊、箱田直紀・著)より]


奥州市水沢区「岩手蘭友会」のデンドロビウム・ビクトリアレギネ

2010年12月11日 | 植物図鑑

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2010年12月5日(日)、奥州市水沢区「岩手蘭友会」(会長・佐藤勝雄)主催の「第6回秋の洋らん展」が、奥州市水沢区のメイプルで開催中だったので、見に行ってきました。やシンビジウム、デンドロビウムなど約100点のラン(蘭)が展示されていましたが、それらの中にビクトリア レギネという名のデンドロビウムがありました。

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ビクトリア- レギネ ラン科 デンドロビウム属 Dendrobium(Den.) victoriae-reginae

ビクトリアエ- レギナエ ラン科 デンドロビウム属 Dendrobium(Den.) victoriae-reginae

フィリピン原産。茎は棒状、下垂し長さ40~55㎝、径8~10㎜、節部が膨らみ基部で枝分かれする。葉は披針形、革質で長さ5~9㎝、幅15~22㎜、茎の上部に十数枚がつく。花茎は短く、1~3花が古い茎につく。花は斜開し、径4㎝で菫(すみれ)青色。萼片と花弁の基部は白色、唇弁の喉部に濃菫色の筋が入る。開花期は不定。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]

http://www.sqr.or.jp/usr/fujiengei/orchid/WL5907.html [Den.victoriae-reginae:デンドロビウム ビクトリアレギネ]

http://plaza.rakuten.co.jp/nakaran/diary/200905290001/ [やはりレギネは青かった:ラン好きのページ:楽天ブログ(Blog)]

http://minikita.blog.ocn.ne.jp/blog/2008/11/denvictoriaregi.html [金魚姫のひとりごと:Den.victoria-reginae ]

http://homepage3.nifty.com/ran3/saibaihouhou_iroiro_dendorobium.html [栽培方法 デンドロビューム]


奥州市水沢区「岩手蘭友会」のパフィオペディルムの交配種

2010年12月11日 | 植物図鑑

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2010年12月5日(日)、奥州市水沢区「岩手蘭友会」(会長・佐藤勝雄)主催の「第6回秋の洋らん展」が、奥州市水沢区のメイプルで開催中だったので見に行ってきました。やシンビジウム、デンドロビウムなど約100点のラン(蘭)が展示されていましたが、それらの中にパフィオペディルムの交配種がありました。

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パフィオペディルムの交配種 ラン科 パフィオペディルム属 Paphiopedilum(Paph.)

パフィオペディルム属:約70種を含み、東南アジアを中心にインドから中国南部、フィリピンからニュー・ギニア、ブーゲンビル島まで分布している。一般に林床に地生、まれに樹上に着生する常緑多年生のラン。茎は極めて短く、葉は摺合して左右に展開し、長楕円形~長舌形で肉厚く、緑色または緑色と緑白色、あるいは紫色の斑入り模様となる。

花茎は頂生、直立または斜上し、1~多花をつける。1花茎に多数の花をつける種には同時に開花するものと、順次開花して1年以上にわたって咲き続ける種とがある。花は背萼片が発達して大きく、観賞の対象となり、2個の側萼片は合着して、背萼片と対向して下方につき、一般に小さく目立たない。花弁は広卵形、さじ形、細長く垂れてねじれるなど変化に富む。

唇弁は袋を形成し、巾着形、ヘルメット形など多形で、開口部の縁は大曲または外曲する。色彩は白、黄、緑色を基調に褐色や紅紫色を帯びたり、斑点が入ったりして複雑で落ち着いた色彩を醸し出している。花の寿命は長く、通常1か月以上もつ。

属名はギリシア語のPaphia(Paphosの女神、ヴィーナスの古都)とpedilon(サンダル)に由来し、ヴィーナスのスリッパの意。唇弁の形を見立てたもので、英名も貴婦人のスリッパladys slippersと呼ぶ。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]