peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市末広一丁目のマンデビラ/ディプラデニア 2011年8月30日(火)

2011年09月02日 | 植物図鑑

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2011年8月30日(火)、一関市末広町一丁目磐井川堤防に沿って道路がありますが、その道路沿いにある民家の庭に植えられているマンデビラが赤やピンク色の花を咲かせていました。

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キョウチクトウ科 マンデビラ(チリソケイ)属 Mandevilla:メキシコからアルゼンチンにかけて、広い範囲に100種以上が分布する木本性または蔓性草本植物で、葉腋と茎頂に総状花序をつける。花は先が5裂し、基部は漏斗状となる。葉は対生または輪生し、単葉。一般に「ディプラデニア」の旧属名で呼ばれることが多い。果実は長さ30㎝ほどの袋果だが、栽培下ではほとんど結実しない。

マンデビラ キョウチクトウ科 マンデビラ(チリソケイ)属 Mandevilla spp.

熱帯アメリカ原産の非耐寒性常緑つる性木本。旧属名のディプラデニアDipladeniaでも流通している。

園芸的に利用されている種としてはマンデビラ・アマビリス’ローズ・ジャイアント’M.×amabilis cv. .Rose Giant、ボリビエンシスM.×boliviensis、ラクサ(チリソケイ)M.laxa、サンデリM.sanderiなどがある。

アマビリスは、スプレンデンスM.splendensを片親にした交雑種だが、もう片親は不明。大型のつる性植物で長さ5~6mになるが、節間が長く広い場所でないとバランスがよくない。花は咲き始めは淡桃色で、次第に濃桃赤色へ変化していく。日本では’ローズ・ジャイアント’cv.Rose Giantの名で流通しているが、外国では’アリス・ジュ・ポン’cv.Alice du Pont と呼ばれているものも本種であろう。

ボリビエンシスはボリビア、エクアドル原産で、長さ4~5mになり、古株の基部は木質化し、塊茎状に肥大する。花は径5~6㎝程度で、芳香はない。まだほとんど普及しておらず、園芸的にはサンデリ種M.sanderiと間違えられていることが多い。

ラクサM.laxa はボリビア、アルゼンチン北部原産で、長さ3~4mになる。他種に比べて葉が薄く、茎も細い。花は筒部までほとんど純白色で、芳香があり、チリソケイChilean jasmineの名がある。

サンデリM.sanderiはブラジル原産で、長さ3~4mに育ち、古株は木質化する。ボロビエンシスの名で流通することがあるが、花色、葉の形状が全く違う。花は径6~7㎝で、淡桃色から濃桃赤色に変化するが、温度や光の生育条件でかなり差を生じる。周年開花性が強く、花壇に植えても春から霜が降りるまで楽しめる。プランターに植えて窓辺を飾るのにも適している。

栽培管理:ほとんど周年開花する性質があるが、日光によく当てることが大切で、夏を中心とした楽しみ方が普通である。サンデリ以外は蔓を伸ばすので、行燈(あんどん)づくりの鉢物とする。サンデリは、秋から冬に強く刈り込み乾燥休眠させ、春に一斉に萌芽させると、つるを伸ばさず花を付けるので、鉢物として栽培し易い。いずれも耐寒性は強く、過湿でなければ5℃以上で越冬する。挿し木で殖やすが、野生のものは実生も可能。カイガラムシの退治がポイント。花期:5~10月。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓カラー名鑑・観葉植物」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35864911&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市千厩町のマンデビラ/ディプラデニア]


一関市末広一丁目のヤブラン(藪蘭) 2011年8月30日(火)

2011年09月02日 | 植物図鑑

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2011年8月30日(火)、一関市末広町一丁目磐井川堤防に沿って道路がありますが、その道路沿いにある民家の庭に植えられているヤブラン(藪蘭)が花を咲かせていました。

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ユリ科 ヤブラン(リリオペ)属 Lirriope:多年草で、東アジアに数種が分布し、日本には3種がある。根茎は短く、葉は常緑で細く根生する。花は総状花序につき花柄に関節がある。花被片、雄しべともに6、子房上位、種子は紫黒色。よく似たヒャノヒゲ属は子房中位、種子は碧色である。

ヤブラン(藪蘭) ユリ科 ヤブラン属 Liriope platyphylla

林の下などに群生する常緑の多年草。丈夫でよく茂るので庭や公園のグラウンドカバーとしてよく植えられている。葉は根生し、長さ30~50㎝、幅約1㎝の線形で、暗緑色、表面は光沢がある。8~9月、葉の間から高さ30~50㎝の花茎が伸び、上半部に小さな花が長い穂になってつく。花は淡紫色で3~5個ずつまとまってつく。果実(種子が剥き出しになったもの)は直径6~7㎜の球形で、黒くて光沢がある。

多少幅広の葉に、黄白色の覆輪のフイリヤブラン(斑入り藪蘭)cv.Variegataが多く栽培されている。栽培:繁殖は株分け、耐寒性もあり、丈夫でつくりやすい。分布:本州(関東地方以南)~沖縄、台湾、中国。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%E4%A5%D6%A5%E9%A5%F3 [gooブログ:peaの植物図鑑:ヤブラン(藪蘭)]


奥州市水沢区のバーベナ/宿根バーベナ 2011年8月28日(日)

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2011年8月28日(日)、奥州市水沢区佐倉河の「北常盤」と呼ばれている地域の民家(農家)の出入り口付近に群植されていたバーベナ(宿根バーベナ)。テネラ種を中心に交配された’タピアン’という多年草の代表種と思われます。

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(上)コープ・アテルイ(いわて生協水沢店)

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(上)常盤公民館北常盤分館

2011年8月28日(日)、奥州市水沢区佐倉河の常盤公民館北常盤分館(字冨堂32)のすぐ傍の民家の庭に植えられていたstrong>バーベナ(宿根バーベナ)。

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バーベナ / 宿根バーベナ クマツヅラ科 バーベナ(クマツヅラ)属 verbena hybrida

中央・南アメリカ原産の耐寒性多年草、秋播き一年草。いくつかの原種の交雑でつくり出され、タネから育てる一年性種(一年草)と挿し芽で殖やす多年性種(多年草)があり、いずれも立ち性と匍匐性がある。

ビジョザクラ(美女桜)と呼ばれる一年性種は、サクラに似た小さな花が茎の先に集まって咲き、花の中心に白い目のあるものもある。多年性種は宿根バーベナともいい、茎が立ち上がるリギタやボナリエンシス、ヒメビジョザクラのほかに、現在は花色も豊富な園芸品種が多数出回る。テネラ種を中心に交配された’タピアン’は多年草の代表で、夏も花が休まず咲き続ける。

花期:5~10月。出回り時期:3~7月。用途:庭植え、鉢植え、吊り鉢、グラウンドカバー。

栽培管理:日当たりと水はけ、風通しの良い場所で育てる。タネは春か秋に播く。高温多湿に弱い一年性種は涼しい環境に置く。鉢土の過湿を嫌うので表面が十分乾いてから水やりし、花つきが少なくなったら半分程度に切り戻す。匍匐性の品種は、草姿が乱れたら適宜切り戻し、風通しよく育てる。高性種は放任しても育つが、花がらが目立つ頃に軽く切り戻す。

[西東社発行「知りたい花の名前がわかる花の事典」&同「色・季節でひける花の事典820種」(金田初代・文、金田洋一郎・写真)より]

http://hananouta.web.infoseek.co.jp/page_thumb613.html [バーベナ・タピアン]

http://item.rakuten.co.jp/auc-gifuryokuen/4328/ [宿根バーベナ・タピアン]

http://www.engei.net/Browse.asp?ID=38824 [宿根バーベナ・タピアン・カーペット咲き]