2011年9月23日(金)、胆沢郡金ケ崎町城内諏訪小路(重要伝統的建造物群保存地区)に行きました。県道108号線沿い(宿内川が北上川に合流している少し下流に架かる金ケ崎橋から金ケ崎町役場方面への道)の武家屋敷などの案内をしている白糸まちなみ交流館の傍にある民家の庭に植えられているシュウカイドウ(秋海棠)が、淡紅色の花を沢山咲かせていました。
シュウカイドウ(秋海棠) シュウカイドウ科 ベゴニア(シュウカイドウ)属 Begonia evansiana
別名:ヨウラクソウ(瓔珞草)。マレー半島、中国中南部原産の多年草。日本には江戸時代初期に入ったといわれている。庭の木陰などに植えられるが、野生化して群生している所もある。ベゴニアの一種だが、和風の庭によく似合う。高さは60㎝ほどになる。茎も葉も水分が多く柔らかい。葉は互生し、左右の大きさが違う長いハート形。葉のつけ根にはムカゴがつき、晩秋に地面に落ちて新苗をつくる。8~10月、茎の先や葉のつけ根に淡紅色の花が垂れ下がって咲く。同じ株に雄花と雌花がつく。和名は、バラ科のハナカイドウに花色が似ていて秋に咲くことによる。
ほかに、葉の裏が紅色に染まるウラベニシュウカイドウ(裏紅秋海棠)や純白の花を咲かせる品種もある。
用途:鉢植え、庭植え、切り花。栽培管理:西日の当たらない半日陰に植え、鉢植えは木陰などに置くとしっとりした葉の質感と冴えた花の色が楽しめる。地上部が枯れても干からびないように時々水を与える。
[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&西東社発行「しりたい花の名前がわかる花の事典」&同「色・季節でひける花の事典」(共に金田初代・文、金田洋一郎・写真)より]
http://www.h7.dion.ne.jp/~yoyo/herbarium/balcony/begonia_grandis/begonia_gran_jp.html [ウラベニシュウカイドウ(裏紅秋海棠)]
http://ameblo.jp/hanakichiengei/entry-11023213014.html [ウラベニシュウカイドウ]