2011年9月4日(日)、南部家敷農園どぜう村「八福どぜう庵」(花巻市高松20地割160番地)に行きました。ここにある「ゆり園」は、7~8月にはあたり一面が百合の花で彩られます。南部家敷農園の豊かな自然の中にある2万株ものゆり畑は圧巻です。この日は、散策路を登って見に行きましたが、ゆりは既に全て実を結んでいて花を見ることはできませんでした。機会があれば来年見に行きたいと思います。
ゆりを見ることはできませんでしたが、コバギボウシ(小葉擬宝珠)と思われる植物が、青紫色の花を沢山咲かせていました。
コバギボウシ(小葉擬宝珠) ユリ科 ギボウシ(ホスタ)属 Hosta sieboldii( albo-marginata)
特徴:山地の日当たりの良い草原、湿原に生える多年草で、北方ほど大型になる。茎は直立し、高さ30~50㎝。花は赤紫色で茎上部に付き横向きに咲く。長さ4~5㎝、細管部は白く、内側に濃淡のまだらがある。苞は開出せず、舟形。葉は披針形~広楕円形で灰緑色。葉身の基部は次第に狭くなり葉柄につながる。葉裏脈上に小突起がある。花期:6~9月。分布:本州(中部地方以北)、四国、九州、サハリン、沿海州。
栽培:日当たりと風通しの良い場所で管理するが、夏は木漏れ日程度の半日陰へ。特に斑の入ったものは葉焼けしやすいので、強い日射しには当てない。湿った場所に生えるが過湿にせず、灌水も乾いてから充分に与える。2~3年ごとの春に植え替える。用土は硬質赤玉土・硬質鹿沼土を混合し、根が長く伸びるので中深鉢が適している。浅鉢なら根を横に広げて植え付ける。増殖は株分けか実生による。
[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]