peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市千厩町「ふれあい花壇」のナスタチウム/キンレンカ/ノウゼンハレン 2011年9月9日(金)

2011年09月13日 | 植物図鑑

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2011年9月9日(金)、一関市千厩町清田の国道284号線(気仙沼街道)沿いにある第13区自治会の「ふれあい花壇」に植栽されている草花の中にナスタチウムの英名で親しまれているキンレンカ(金蓮花)/ノウゼンハレンが花を咲かせていました。

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ノウゼンハレン科 キンレンカ(トロパエオルム)属 Tropaeolum:南メキシコからブラジルに分布する宿根草で、86種ある。

キンレンカ(金蓮花) ノウゼンハレン科 キンレンカ(トロパエオルム)属 Tropaeolum majus

コロンビア、ペルー、ボリビアなど南アメリカ原産の半耐寒性匍匐性の春播き一年草。一般にはナスタチウムの英名で親しまれている本種が最も多く栽培されている。草丈は25~200㎝。葉は楯形、無毛で光沢がある。花は直径6㎝ほどで、オレンジ、黄、赤、ピンク色など変異が多い。

葉に黄色の斑点が入る品種’アラスカ’cv.Alaskaも人気がある。また、八重、半八重咲き、蔓が伸びない矮性品種もある。夏の花壇、ハンギングバスケットなどに重用される。ハーブとしても茎葉、花、つぼみが利用される。葉をかむとピリッとした辛味と香気があり、花とともにサラダなどに使うので、最近は、食べられる花としても栽培される。甘くて柔らかくおいしい。秋の頃迄ラッパ状の花が、次々と咲く。

栽培:タネ播きは3~4月。降霜のおそれがなくなってから日当たりの良い水はけの良い場所に定植する。南アメリカ原産だが、高地に生えている植物なので高温多湿は苦手。花つきが悪くなるので肥料は控えめにし、過湿にならない程度の湿り気味の水やりをする。鉢植えは、真夏は半日陰に置き、水切れに注意する。盛夏は一旦生長が鈍るが、花後に切り戻すと、秋まで花が見られる。花期:夏から秋(6~10月)。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&西東社発行「色・季節でひける花の事典820種(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」&主婦の友社発行「色がわかる四季の花図鑑」より]


一関市千厩町「ふれあい花壇」のツンベルギア・アラタ’サニー’ 2011年9月9日(金)

2011年09月13日 | 植物図鑑

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2011年9月9日(金)、一関市千厩町清田の国道284号線(気仙沼街道)沿いにある第13区自治会の「ふれあい花壇」を見に行ってきました。「千田信子さまの花壇~」の立札が立ててある道路の傍に植えられているツンベルギア・アラタ’サニー’と思われるつる性の植物が、中心の黒い目がよく目立つ白や黄色の花を沢山咲かせていました。本来は多年草ですが、寒さに弱いので日本では一年草として扱うそうです。この仲間には、紫色の漏斗状の花を咲かせる非耐寒性常緑つる性木本のツンベルギア・フォーゲリアーナが良く知られています。

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キツネノマゴ科 ツンベルギア(ヤハズカズラ)属 Thunbergia:アフリカ中部から南部、マダガスカル、アジアの熱帯から亜熱帯に100種以上が分布する直立性またはつる性の多年草または低木。葉腋に単生花または茎頂に総状花序をつけ、花は基部に2枚の大きな苞がある。果実は蒴果で、先が嘴状に尖る。

ツンベルギア・アラタ キツネノマゴ科 ツンベルギア(ヤハズカズラ)属 Thunbergia alata

熱帯アフリカ原産のつる性多年草で、熱帯各地で野生化している。葉の形からヤハズカズラの和名がある。よく栽培されるアラタ種は、葉の腋から長い花柄(かへい)を出し、中心の黒い目がよく目立つ白や黄、橙黄色の花を開く。英名はBlack-eyed susan vine。寒さに弱いので日本では一年草として栽培される。花の白い’アルバ’cv.Alba、芯まで黄色の’ルテア’cv.Luteaなどがある。

コルダタT.cordataは熱帯アフリカ原産の多年草で、高さ1~2mになる。毎年株元から新茎を伸ばし、夏から冬に開花する。’サンダンス’cv.Sundanceは来歴不明だが、つるを10m以上伸ばし、径5~6㎝のレモンイエローの花を周年よくつける。

栽培管理:日当たりと水はけのよい場所で育てる。乾燥には強く、過湿を嫌う。鉢花は水切れしないように注意する。冬は室内の暖かい所で管理する。多くは冬期12℃以上が望ましい。つる性のものは行灯(あんどん)仕立ての鉢物で観賞できる。ハダニ、カイガラムシの防除が大切。挿し木で殖やせるが、よく結実する種類は実生も簡単である。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」&西東社発行「色・季節でひける花の事典820種(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」より]