2014年3月19日(水)、朝から良い天気で、一関市東山町長坂字東本町の県道19号(一関大東)線沿いの土手につくられている花壇に植栽されたフクジュソウ(福寿草)が黄色い花を沢山咲かせていました。
キンポウゲ科 フクジュソウ(アドニス)属 Adonis:北半球に広く分布し、約20種がある。多くが位置、二年草または多年草。葉は互生し、細裂する。花は茎頂に単生。
フクジュソウ(福寿草) Adonis amurensis:ガンジツソウ(元日草)ともいう。旧暦の正月に黄金色の花が咲くので、めでたい名がついた。落葉樹林の下などに生え、草丈15~30cmになる多年草。根茎は短く、やや太い根をもつ。茎は直立し、葉は葉柄があり、3~4回の羽状全裂する。羽裂片は卵形または長卵形で、細裂片は線状披針形となる。
北国に多く、雪解けとともに芽を出して、茎頂に直径3cmほどの花を1~数花咲かせる。花は日が当っているときだけ開き、陰ると閉じる。花弁は多数あり、長楕円形または広披針形で、弁先に歯状の細かい切り込みが入る。花色はふつう黄色だが、古典植物として日本独自の品種改良が進み、白、黄褐色、紫褐色、橙紅色などがある。花形も一重、二重、八重、万八重と変化に富む。花が終わるころから、細かく切れ込んだ葉が伸びてくる。花期:2~5月だが、正月用に促成栽培も行われている。
江戸時代には多くの園芸品種が生まれ、”福寿海”cv.Fukujukai(黄花系)、”紅撫子”cv.Beninadeshiko(赤花系)、”爪折笠cv.Tsumaoregasa(黄花系)、”三段咲き”cv.Sandanzaki(段咲き系)など、現在42品種ほどが保存されている。福寿海は最も普及している品種で、正月の鉢植えによく利用されている。分布:シベリア東部、中国北部、朝鮮半島、日本(北海道~九州)。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓ポケット図鑑3・春の花」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=42134841&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市大東町摺沢の福寿草 2013年3月12日(火)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=33565507&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町のフクジュソウ(福寿草)2010年1月29日(金)]