2014年3月19日(水)、一関市東山町長坂字北山谷の山谷川の流れの傍に自生しているネコヤナギ(猫柳)/カワヤナギ(川柳)が、白い絹毛が密生した尾状花序を沢山つけていました。長坂地区の野山の雪はほとんど消えていたのに、この周辺には未だ少し雪が残っていました。
ネコヤナギ(猫柳) ヤナギ科 ヤナギ属 Salix gracilistyla
別名:カワヤナギ(川柳)、エノコロヤナギ。各地の山野の水辺に普通に生えている落葉低木で、春、真っ先に開花するヤナギのひとつ銀白色に輝く花芽が人目をひく。高さは50~300cmになる。下部からよく分枝し、枝は弓状に曲がって斜上する。若枝には灰白色の軟毛が密生するが、後に毛は落ち、緑褐色または緑色になる。裸材に隆起線はない。冬芽は灰白色の軟毛が密生し、帽子状になった赤褐色の1個の鱗片に覆われている。
葉は互生し、長さ7~13cmの長楕円形で先は尖り、基部は円形。縁には細かい鋸歯がある。革質で表面は深緑色。裏面は灰白色で白い絹毛が密生する。若葉は両面とも有毛。葉柄は5~20mmで軟毛が多い。托葉は長さ6~10mmの腎円形。
3~4月、葉が出る前に長楕円形の尾状花序をつける。雄花序は長さ3~6cm。雄花の雄しべは2個が合着して1個になっている。葯ははじめ紅色で、黄色の花粉を出した後黒くなる。雌花序は長さ2.5~4.5cm。雌花の子房は長卵形で白い軟毛が密生し、花柱は子房より長い。柱頭は短く、2中裂することもある。雄花も雌花も1個の腺体があり、苞は広披針形で上部は黒色。中部は帯紅色。下部は淡黄緑色をしており、両面に白色の長い絹毛が密生する。雌花序は花の後伸びて、果期には9cmほどになり、一方に傾く。蒴果は2裂して反り返り、白い綿毛に包まれた種子を出す。用途:庭木、護岸樹、花材、樹皮は薬用。分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ウスリー。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=39840655&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市川崎町「砂鉄川」のネコヤナギ(猫柳)2012年3月9日(木)]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%B3%E3%83%A4%E3%83%8A%E3%82%AE [ネコヤナギ(Wikipedia)]
http://yasashi.info/ne_00008.htm [ネコヤナギの育て方:ヤサシイエンゲイ]
http://www.ne.jp/asahi/hamamatsu/seiji/tree/n/nekoya.html [ネコヤナギ]
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/salicaceae/nekoyanagi/nekoyanagi.htm [ネコヤナギ]
http://www.hana300.com/nekoya.html [ネコヤナギ(猫柳)]
http://pcweb.hobby-web.net/7101/012302.html [ネコヤナギ・猫柳]