peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町のアオダモ/コバノトネリコ 2015年5月6日(水)

2015年05月07日 | 植物図鑑

2015年5月6日(水)、一関市東山町長坂字東本町の県道19号線(今泉街道)とJR大船渡線が交差するガードの近くに生えているアオダモ/コバノトネリコが、小さな白い花を沢山咲かせていました。その後行った唐梅館公園でも沢山咲いていました。

 アオダモ モクセイ科 トネリコ属 Fraxinus lanuginosa form. serrata

別名:コバノトネリコ、アイタゴ。アラゲアオダモの品種で全体にほとんど無毛。山地に生え、高さ5~15mになる落葉高木。樹皮は暗灰色。枝は灰褐色。葉は奇数羽状複葉で長さ10~15㎝。小葉は1~3対ある。4~5月、本年枝の先や葉腋から円錐花序を出し、小さな白い花を多数つける。花冠は4全裂し、裂片は長さ6~7㎜の線形。雌雄別株。翼果は長さ2~3㎝の倒披針形。和名は枝を切って水につけると水が青くなることによる。用途:器具材 分布:北海道、本州、四国、九州、南千島。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

 

 


一関市東山町「唐梅館公園」のミヤマザクラ(深山桜) 2015年5月6日(水)

2015年05月07日 | 植物図鑑

ミヤマザクラ(深山桜) 深山に生え、4~10個の花を総状につける。

2015年5月6日(水)、一関市東山町長坂にある唐梅館公園に行きました。何もかも早くなっているのでミヤマザクラ(深山桜)も咲き出したのではないかと思ったからですが、やはり咲き始めていました。この「ミヤマザクラ(深山桜)」の木は、ここと奥州市水沢区の「大師山公園」でしか見たことがないのですが、今年も花を沢山付けていました。

 ミヤマザクラ(深山桜) バラ科 サクラ属 Prunus maximowiczii

 日本各地の深山に生える落葉高木で北国に多い。高さは15mほどになる。樹皮は紫褐色で、皮目は大きく横に長い。葉は互生し、長さ4~8㎝の倒卵状楕円形で先は尾状に尖る。縁には欠刻状の重鋸歯があり、鋸歯の先に腺がある。両面とも鮮緑色で短毛があり、基部近くに腺点がある。葉柄は1~1.5㎝で褐色の毛が密生する。5~6月、総状花序を出し、直径約2㎝の白い花を開く。花軸はまっすぐで、円形の葉状の苞があり、果期にも落ちないで残る。花弁は5個あり、広楕円形で先は丸く、窪みがないのが特徴で、平開する。萼筒は長さ3.5㎜の鐘形で毛がある。萼片は長楕円形で先は尖り、反り返る。小花柄と花軸には褐色の毛が密生する。果実は直径1㎝ほどの球形で、7~8月に紅紫色に熟す。分布:北海道、本州、四国、九州、アジア東北部。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]