peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市大東町「第26回エビネ・山野草展」のヤエザキエンレイソウ(八重咲き延齢草) 2015年5月9日(土)

2015年05月12日 | 植物図鑑

2015年5月9日(土)、一関市大東町大原の勤労者体育センター岩手エビネ愛好会(小島忠一会長)の「第26回エビネ・山野草展」[5/9(土)~5/11(月)入場無料]が開催中でしたので観に行ってきました。単なる「山野草展」ではなく、「エビネ」が付いているだけに展示品の3分の2はエビネでした。私は、エビネはあまり興味がないので、山野草を重点的に撮ってきましたが、素晴らしいものが多いと思いました。

この山野草展にはエンレイソウ(延齢草)の仲間が何種類か展示されていましたが、画像のものには「シロバナエンレイソウ」の名札がついていました。しかし、「シロバナインレイソウ(白花延齢草)」は「ミヤマエンレイソウ(深山延齢草)」のことなので、これは「八重咲きエンレイソウ」で流通しているトリリウム・グランディフロルム’フローラ・プレヌム’ではないかと思います。

 トリリウム・グランディフロルム ’フローラ・プレヌム’ ユリ科 トリリウム(エンレイソウ)属 Trillium grandiflorum 'Flora Plenum'

 八重咲きエレイソウで流通している。[栃の葉書房発行「別冊趣味の園芸・山草図鑑」より]

 


一関市大東町摺沢のライラック/ムラサキハシドイ  2015年5月11日(月)

2015年05月12日 | 植物図鑑

2015年5月11日(月)、一関市大東町摺沢の中心街路(県道摺沢停車場腺)を散策しました。旧今泉街道から「高校通り」の方へ行ってみました。県立大東高校体育館の裏側の道沿いにある民家の前に植えられているライラック/ムラサキハシドイが、淡ピンク色の花を枝全体にびっしり咲かせていました。フランス語では「リラ」

 ライラック モクセイ科 ハシドイ(シリンガ)属 Syringa vulgaris

別名:ムラサキハシドイ。「リラ」の名でも知られている。明治の中頃にヨーロッパから渡来したヨーロッパ東南部原産の落葉低木で、観賞用に広く植えられている。冷涼な気候を好むので北海道でよく育つ。札幌市の市の木。高さは普通2~4m、大きなものは5mに達する。葉は対生し、長さ5~12㎝の卵形または広卵形で、縁は全縁。先は尖り、基部は切形または心形。やや革質で光沢がある。4~6月、枝先の葉腋から長さ10~20㎝の円錐花序を直立して、紫色、淡紫色、藤色、紅色、白色などの一重、八重の花を密につける。花冠は長さ約1㎝の筒形で先は4裂する。強い芳香があるので、香水の原料にもされる。花の色には変化が多い。花の色が白い変種シロライラックvar.albaという。母種より生育がよい。園芸品種も多い。用途:庭木、公園樹、花材。適地は北海道、長野などの寒冷地、夏冷涼地であるが、関東地方以西でも西日の当たらない場所に植えると良い。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

 


一関市大東町摺沢のヒラドツツジ(平戸躑躅)’花車(はなぐるま)’  2015年5月11日(月)

2015年05月12日 | 植物図鑑

2015年5月11日(月)、一関市大東町摺沢の中心街路(県道摺沢停車場腺)を散策しました。旧今泉街道とJR大船渡線が交差する第5今泉街道踏切から200mほど西側に進んだ所にある民家の屋敷内に植えられているヒラドツツジ(平戸躑躅)’花車(はなぐるま)’が、ピンク色い花を枝全体にびっしり咲かせていました。山と渓谷社の別の図鑑はモチツツジ(黐躑躅・餅躑躅)の園芸種としています。

 ヒラドツツジ(平戸躑躅)’花車(はなぐるま)’ ツツジ科 ツツジ(ロドデンドロン)属 Rhododendron Hirado Azalea

長崎県平戸地方にケラマツツジR.scabrum、モチツツジR.linearifolium(=macroseplum)、キシツツジR.ripenseなど古くから自然交配され出現した大型のツツジの総称で変異が多い。

品種には紅紫色の’桃山’cv.Momoyama、’谷間の雪’cv.Tanimanoyuki'、’銀の采’cv.Ginnosai、’紅石南’cv.Benishakunan、’企救姫’cv.Kikuhime、’花車’などがある。花期:4~5月。栽培:やや寒さに弱い品種が多い。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

 モチツツジ(黐躑躅・餅躑躅) ツツジ科 ツツジ(ロドデンドロン)属 Rhododendron macrosepalum

 暖地の山地や丘陵の崖などに生え、高さ2~2mになる常緑低木。若枝、花柄、萼片、子房、果実に腺毛が多く粘る。春葉は互生し、長さ3~6㎝の広楕円形で全縁。質は薄く、両端は尖る。両面に褐色の細毛がある。夏葉は倒披針形で小さく、冬を越す。4~6月、淡紅紫色の花が1~5個散形状に咲く。花冠は直径5~6㎝の漏斗形で5中裂し、上弁に濃い斑点がある。雄しべは5個。雌しべは1個。用途:庭木、花材。分布:本州(伊豆半島以西)、四国。

モチツツジの園芸種 ハナグルマ(花車)cv.Hanaguruma 花冠は明るい紫紅色で全裂する。江戸時代から有名。(以下省略)[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]