2015年5月16日(土)、一関市東山町の東山植物友の会(鈴木四郎会長、会員38人)の「第36回山野草展」(入場無料)が5/16(土)~5/17(日)の日程で、同町の松川市民センター体育館で開催されましたので観に行ってきました。会員の高齢化などで今回が最後の展示会ということでしたが、大勢の人々が見学に来ていました。アツモリソウ(敦盛草)など会員が丹精込めて育てた山野草類400点が並び、有終の美を飾っていました。
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(上)地元TV局の取材を受けている鈴木四郎会長。
(下3つ)レブンアツモリソウ(礼文敦盛草)
アツモリソウ(敦盛草)ラン科 アツモリソウ属 Cypripedium macranthum var.speciosum
山地の草原に生える30~50㎝の多年草。葉は広楕円形で互生する。茎の先に径3~5㎝の淡紅色の美しい花を下向きにつける。唇弁は袋状で大きい。和名は敦盛草で、袋状の唇弁を平敦盛が背負ったホロ(母衣・袰)に見立てたもの。花期:5~7月。分布:北海道、本州(中部地方以北)。
レブンアツモリソウ(礼文敦盛草)ラン科 アツモリソウ属 Cypripedium macranthum var.rebunense
北海道礼文島の特産で、やや湿った草地に生える。全体が小形で花は淡黄色。側花弁は広卵円形で先が短く尖り、袋状の唇弁を抱きかかえるような姿が目立ち、上品で美しい。花期:6月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の野草」より]