peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市大東町「摺沢公園」のハナイカダ(花筏) 2015年5月20日(水)

2015年05月24日 | 植物図鑑

2015年5月20日(水)、一関市大東町摺沢字観音堂82番地1外の「摺沢公園」に行きました。県道「摺沢停車場線」(旧今泉街道)から摺沢幼稚園の脇を通る道を通り、急坂を登ると「摺沢公園」でした。中腹にある民家の近くに車を駐めて、山頂に向かって歩いてみました。頂上部には「山神社」が祀られていました。また、広場になっている所には忠魂碑が建てられていました。

さらに東側に進むと細い山道があり、梅月山高建寺の墓地に突き当りました。山道の傍に生えていたハナイカダ(花筏)が花を咲かせていました。良く見ると実が既についていました。花は雄花のようです。花は地味だが、葉の真ん中で実が藍黒く熟す頃はよく目立ちます。

 ハナイカダ(花筏)ミズキ科 ハナイカダ属 Helwingia japonica

山地に生える落葉低木。高さは1~2m。葉は互生し、長さ4~13㎝の卵形または楕円形で、先は鋭く尖り、縁には芒状の鋸歯がある。花期は5~6月。淡緑色の小さな花が葉の表面の主脈の上につくので、葉を筏に見立てて「花筏」の名がある。雌雄別株。雄花は数個ずつ付き、4個の雄しべがある。雌花は普通1個ずつ付く。果実は直径7~9㎜の球形で黒く熟し、甘味がある。分布:北海道(南部)~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より] 

http://www.ne.jp/asahi/osaka/100ju/Hanaikada/Hanaikada.htm [ハナイカダ]

 


「花と泉の公園」のボタン(牡丹)・談天門(だんてんもん) 2015年5月8日(金)

2015年05月24日 | 植物図鑑

 

2015年5月8日(金)、「花と泉の公園」(一関市花泉町老松字下宮沢159-1)のぼたん園に行ってきました。明日(5/9)から始まる「ぼたん園開園20周年・ぼたん しゃくやく祭り」[5/9(土)~6/7(日)]を前に、「混雑する前に」と思って観てきました。今回は「制限時間」が定められていたので、日本ぼたん協会指定ぼたん見本園を重点的に見て回りました。「談天門(だんてんもん)」という名のボタンが中心部がピンク色で千重咲きの花を沢山咲かせていました。

 ボタン(牡丹)ボタン科 ボタン属 Paeonia suffruticosa

 中国原産の落葉低木で、古い時代に日本に渡ってきた。現在は日本ボタンとして発達している。茎は直立し株立ちとなり、高さ2mぐらいになる。葉は有柄で、互生、2回羽状または2回3出葉、全縁、無毛である。茎の先端に大きな1花をつける。花径は品種によって異なるが、20~30㎝の大輪もある。一重咲き、八重咲き、花色は紅、桃、紫紅、白、黄などがあり変化の幅は広い。根の皮を薬用にする。園芸品種に’花王’、’花競’、’奇縁’、’金帝’、’黒光司’、’日照’、’連鶴’、’麟鳳’、’島大臣’、’太陽’、’玉緑’、’八千代椿’、’八重桜’などがある。花期:5月頃。栽培:繁殖は接木。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

ボタン(牡丹)・談天門(だんてんもん)赤紫系、千重、大輪、中生種。 [花泉町観光協会発行「花と泉の公園ぼたん園芸図鑑」より]

http://www.faj.co.jp/blog/?tag=paeoniaceae [ボタン’談天門’:花ひととき]

http://blog.goo.ne.jp/rocky63/c/2c30d0361ee6cbb26ab758246791a831 [津山のぼたん寺・清眼寺の牡丹(春)]

 http://img-cdn.jg.jugem.jp/f7f/1234021/20100508_1689253.jpg [ボタン・談天門]

 


一関市東山町長坂のベニヤマボウシ(紅山法師) 2015年5月22日(金)

2015年05月24日 | 植物図鑑

(上)淡紅色の花弁のように見える総苞片の真ん中に緑色の花がある。

2015年5月22日(金)、一関市東山町長坂字町の県道19号線(一関大東線・今泉街道)の街路樹として植栽されているベニヤマボウシ(紅山法師)が、4個の淡紅色の総苞片がよく目立つ花を沢山咲かせていました。げいび大橋(げいび渓口)~東山大橋(コメリ東山店)間。

 ヤマボウシ(山法師)ミズキ科 ミズキ属 Cornus kousa

別名:ヤマグワ(山桑)。山地に生える落葉小高木~高木。高さは普通5~10m、大きいものは15mになる。樹皮は暗朱紅色で丸い鱗片となって剥がれる。葉は対生し、長さ4~12㎝の楕円形~卵状楕円形で、縁はやや波打つ。側脈は4~5対。6~7月、小さな花が20~30個集まった球形の頭状花序をつくる。白い花弁のように見えるのは4個の総苞片で長さ3~6㎝。果実は集合果で直径1~1.5㎝の球形。10月頃に赤く熟し、食べられる。甘酸っぱくておいしい。総苞片が淡紅色の品種をベニヤマボウシ(紅山法師)f.roseaという。用途:庭木、器具材。分布:本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]