peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「花と泉の公園」のボタン(牡丹)・篤姫(あつひめ) 2015年5月8日(金)

2015年05月25日 | 植物図鑑

2015年5月8日(金)、「花と泉の公園」(一関市花泉町老松字下宮沢159-1)のぼたん園に行ってきました。明日(5/9)から始まる「ぼたん園開園20周年・ぼたん しゃくやく祭り」[5/9(土)~6/7(日)]を前に、「混雑する前に」と思って観てきました。今回は「制限時間」が定められていたので、日本ぼたん協会指定ぼたん見本園を重点的に見て回りました。「篤姫(あつひめ)」という名のボタンが濃赤紫色で千重咲きの花を沢山咲かせていました。

 ボタン(牡丹)ボタン科 ボタン属 Paeonia suffruticosa

 中国原産の落葉低木で、古い時代に日本に渡ってきた。現在は日本ボタンとして発達している。茎は直立し株立ちとなり、高さ2mぐらいになる。葉は有柄で、互生、2回羽状または2回3出葉、全縁、無毛である。茎の先端に大きな1花をつける。花径は品種によって異なるが、20~30㎝の大輪もある。一重咲き、八重咲き、花色は紅、桃、紫紅、白、黄などがあり変化の幅は広い。根の皮を薬用にする。園芸品種に’花王’、’花競’、’奇縁’、’金帝’、’黒光司’、’日照’、’連鶴’、’麟鳳’、’島大臣’、’太陽’、’玉緑’、’八千代椿’、’八重桜’などがある。花期:5月頃。栽培:繁殖は接木。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

ボタン(牡丹)・篤姫(あつひめ)赤紫系、千重、大輪、中生種。 


盛岡市「北上川河岸」のハリエンジュ(針槐)/ニセアカシア 2015年5月17日(日)

2015年05月25日 | 植物図鑑

2015年5月17日(日)、盛岡城跡公園を散策してから下の橋から中津川河川敷内の歩道を通ってJR盛岡駅に向かいました。中津川河川敷の歩道から北上川河川敷歩道に変わる辺りで北上川沿いの道に上がり不来方橋の所に着きました。この橋を渡って北上川右岸に着いたらハリエンジュ(針槐)が、白い蝶形花を咲かせ始めていました。別名:ニセアカシア。

 ハリエンジュ(針槐) マメ科 ハリエンジュ属 Robinia pseudo-acacia

北アメリカ原産の落葉高木。「ニセアカシア」という別名があり、間違って「アカシア」と呼ばれることもある。丈夫で生長が早いため、街路樹や砂防用に広く植えられ、野生化しているものもある。高さは普通10~15m。樹皮は暗灰色で縦に深い割れ目ができる。葉は奇数羽状複葉で、付け根に1対の鋭い刺がある。小葉は長さ2~5㎝の楕円形。5~6月、白い蝶形花が集まった長さ10~15㎝の花穂が垂れ下がってつく。香りのよい白い花が咲く。花からは質の良い蜜が採れる。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より] 


盛岡市「中津川河川敷」のミヤコグサ(都草) 2015年5月17日(日)

2015年05月25日 | 植物図鑑

2015年5月17日(日)、盛岡城跡公園を散策してから中津川河川敷内の歩道を通ってJR盛岡駅に向かいました。中津川河川敷の歩道沿いに群生したミヤコグサ(都草)が、鮮黄色の蝶形花を沢山咲かせていました。

 ミヤコグサ(都草)マメ科 ミヤコグサ属 Lotus corniculatus var.japonicus

海岸、河原、道ばた、草地など、日当たりのよい所に生える多年草。京都周辺に多かったので「都草」の名がついたといわれるが、日当たりのよい所に多い。茎は地面を這い、マット状に広がる。葉は5個の小葉をもつ複葉。小葉は長さ6~15㎜の卵状楕円形で、葉軸の先に3個、基部に2個つく。花期は4~6月。葉の付け根から伸びた柄の先に鮮やかな黄色の蝶形花が1~3個ずつ付く。花は長さ1~1.5㎝。豆果は長さ2~3.5㎝の線形で、熟すと黒くなって2つに割れ、果皮がクルクル捻じれて種子を飛ばす。花が黄色から朱赤色に変わるものがあり、ニシキミヤコグサ(錦都草)という。分布:日本全土。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より。]