peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市大東町摺沢のコデマリ(小手毬) 2015年5月11日(月)

2015年05月19日 | 植物図鑑

2015年5月11日(月)、一関市大東町摺沢のJR摺沢駅に近い和整骨院(上の地図右=西側)の出入口の所にある民家の庭に植栽されているコデマリ(小手毬)が、白い花を沢山咲かせていました。蕾が沢山付いており、これから見頃を迎えるようです。

 コデマリ(小手毬)バラ科 シモツケ属 Spiraea cantoniensis

中国中部原産の落葉低木で、庭や公園によく植えられている。茎は叢生して高さ1.5~2mになり、先はしばしば垂れ下がる。葉は互生し、長さ2.5~4㎝の菱形状披針形または菱形状長楕円形で、両面とも無毛。裏面は粉白色を帯びる。4~5月、本年枝の先の散房花序に直径7~10㎜の白い花を20個ほど開く。花序は直径2.5~3㎝のマリ(鞠・毬)のような球形で、枝の上に並んでつく。花弁は5個で平開する。用途:庭木、公園樹、花材。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


一関市大東町「第26回エビネ・山野草展」のタイリントキソウ(大輪朱鷺草) 2015年5月9日(土)

2015年05月19日 | 植物図鑑

2015年5月9日(土)、一関市大東町大原の勤労者体育センター岩手エビネ愛好会(小島忠一会長)の「第26回エビネ・山野草展」[5/9(土)~5/11(月)入場無料]が開催中でしたので観に行ってきました。単なる「山野草展」ではなく、「エビネ」が付いているだけに展示品の3分の2はエビネでした。私は、エビネはあまり興味がないので、山野草を重点的に撮ってきましたが、素晴らしいものが多いと思いました。

この山野草展には山の花を咲かせているタイリントキソウ(大輪朱鷺草)を真ん中に飾った雛壇飾りがありました。

 タイリントキソウ(大輪朱鷺草)ラン科 タイリントキソウ属 Pleione formosana

台湾原産。山地の湿った岩壁などに生える球根植物。春、球根から新芽を伸ばし花を咲かせ、その後展開した葉は長さ20㎝、幅5㎝前後まで生長する。同属種が中国からヒマラヤ周辺にも分布する。古くから園芸化され白、ピンク、紅、黄など花色も多彩。いずれも暑さに弱い。

栽培環境:春は風通しの良い日当たり、5月頃から葉が焼けるか焼けないギリギリの遮光で管理する。冬期は、球根を掘り上げてビニール袋に入れ、温度変化の少ない場所や冷蔵庫の野菜室に保管する。

水遣り:植え付け直後は多めに灌水するが、球根が落ち着いてからは少しずつ控えめにする。

肥料:花後、翌年の球根ができるので、置き肥や液肥で肥培する。

植え付けと植え替え:毎年春先に古根を切り詰めて、球根が半分覗くように植え付ける。球根の間隔は花後に大きな葉が展開するのを考慮する。鉢は浅めが適し、材質は問わない。用土は特に選ばない。ミズゴケ単用でも栽培できる。

増殖:分球が一般的。花後親球の周りと上部にできる。

庭植え:暖地では庭植えも可能。[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・育てる調べる山野草2525種」より]