peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市花泉町&大東町のホオノキ(朴の木) 2015年5/8(金)、5/8(月)

2015年05月20日 | 植物図鑑

2015年5月8日(金)、一関市「花と泉の公園」のぼたん園に行きました。「ぼたん橋」のすぐ傍に生えているホオノキ(朴の木)が黄色みを帯びた白い大きな花を幾つか咲かせていました。

 

2015年5月18日(月)、一関市大東町摺沢字雲南田にある「摺沢農村公園」に生えているホオノキ(朴の木)が黄色みを帯びた大きな花を幾つか咲かせていました。最盛期だと甘い香りが辺り一面に漂うほど香りが強い。

 ホオノキ(朴の木) モクレン科 マグノリア(ホオノキ)属 Magnolia obuvata

別名:ホオガシワ。山地に生え、高さ20~30m、直径1mぐらいになる落葉高木。葉は有柄で枝先に集まって互生し、長さ20~40㎝の倒卵状長楕円形で、やや厚くて堅い。裏面は帯白色で細い毛がある。

5~6月、枝先に帯黄白色で直径約15㎝の芳香のある花が上向きに咲く。花弁は狭倒卵形で6~9小。雄しべは多数あり、花糸は紅色で葯は帯黄白色。雌しべは円錐状に多数つく。萼片は淡緑紅色で3個。果実は袋果が多数集まった集合果で長さ10~15㎝。熟すと袋果が裂け、2個の赤い種子を白い糸で吊り下げる。用途:公園・街路樹、建築・器具・楽器・彫刻・船舶材、下駄、樹皮は薬用。分布:北海道、本州、四国、九州、南千島、中国。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より] 


一関市大東町「摺沢公園」のタニウツギ(谷空木) 2015年5月20日(水)

2015年05月20日 | 植物図鑑

タニウツギ 昔から人々と深いかかわりがあり、100を超える地方名がある。飢饉の時には若葉を食用にしたという。

2015年5月20日(水)、一関市大東町摺沢字観音堂82番地1外の「摺沢公園」に行きました。県道「摺沢停車場線」(旧今泉街道)から摺沢幼稚園の脇を通る道を通り、急坂を登ると「摺沢公園」でした。車を駐めた辺りに植栽されているタニウツギ(谷空木)が、淡紅色の花を沢山咲かせていました。

 タニウツギ(谷空木) スイカズラ科 タニウツギ属 Weigela hortensis

別名:ベニウツギ(紅空木)。主に日本海側の日当たりのよい山野に普通に生えている落葉低木。観賞用としても植えられる。下部からよく分枝して株立ちになり、高さ2~5mになる。本年枝は紫褐色を帯び、皮目が多い。枝先は枯れやすく、はじめは毛が散生するが、後に無毛となる。古い枝の樹皮は灰褐色で、縦に薄く裂けて剥がれ落ちる。髄は白色。葉は対生し、長さ4~11㎝の楕円形または卵状楕円形。先端は鋭く尖り、基部は広いくさび形または円形で、縁に細かい鋸歯がある。表面には短い毛がまばらにある。裏面は全体に白い毛が密生して白っぽく見えるが、主脈上はほとんど無毛という特徴がある。

5~7月、本年枝の先端や葉腋から散房花序を出して、淡紅色または紅色の花を2~3個ずつつける。花冠は長さ2.5~3.5㎝の漏斗形で、筒部は短く、先は5裂する。雄しべは5個。花糸は花冠の半ばまで合着し、下部には毛がある。雌しべは1個。花柱は花糸よりやや長く、先端に円盤状の柱頭がある。子房は長さ約8㎜で毛がある。萼は5全裂し、萼片は長さ約5㎜の線形。果実は果で長さ約2㎝の円柱状。成熟すると先端が2裂して、細かい種子を多数出す。種子は直径約2㎜の長楕円形で縁に翼がある。

時に白花のものがあり、シロバナタニウツギ(白花谷空木)f.albifloraという。用途:庭木、公園樹。 分布:北海道(西部)、本州(主に日本海側)[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

 

 


一関市大東町摺沢のミズキ(水木) 2015年5月18日(月)

2015年05月20日 | 植物図鑑

2015年5月18日(月)、一関市大東町摺沢字雲南田38番地1にある摺沢農村公園に行きました。トイレの脇に植栽されているミズキ(水木)が、白い花を沢山咲かせていました。

 

 ミズキ(水木)ミズキ科 ミズキ属 Cornus controversa

別名:クルマミズキ。山地に普通に生え高さ10~20mになる落葉高木。枝を扇状に四方へ広げ、階段状の独特の樹形になる。樹皮は汚灰色。若枝は無毛で丸く、冬は赤みを帯びる。葉は枝先に集まって互生し、長さ6~15㎝の広卵形または広楕円形で全縁。先端は短く尖り、基部は広いくさび形。裏面は伏毛が密生し、白っぽい。側脈は6~9対。葉柄は2~5㎝。5~6月、枝先の散房花序に直径7~8㎜の小さな白い花を密につける。花弁は狭長楕円形で4個あり、平開する。雄しべは4個。雌しべは1個。果実は核果で直径6~7㎜の球形。10~11月に黒く熟す。核の先端に孔がある。和名は樹液が多く、特に春先に枝を折ると水のような樹液がしたたることによる。中国名は灯台樹。用途:庭木、街路樹、建築材、薪炭、食器、箸、下駄、杖、こけし、印鑑。分布:北海道、本州、四国、九州、アジア東南部。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]