peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市水沢「慶徳公園」のヒペリカム・ヒドコート 2018年8月4日(土)

2018年08月10日 | 植物図鑑

2018年8月4日(土)、奥州市水沢「慶徳公園」に群植されているヒペリカム・ヒドコート(キンシバイ=金糸梅)が、最盛期は過ぎていましたが、未だを沢山咲かせていました。

https://loco.yahoo.co.jp/place/g-fWK93yamvZ2/map[慶徳公園:奥州市水沢佐倉河] 

ヒペリカム・ヒドコート オトギリソウ科 ヒペリカム(オトギリソウ)属 Hypericum patulum

和名キンシバイ(金糸梅)。ビヨウヤナギ(美容柳、未央柳)と同じく中国原産の半落葉低木で、庭木や公園樹とされるが、野生化していることもある。姿形もよく似ているが、全体に小さい。長さ約2㎝で対生し、裏面は白緑色をしており、明るい油点がある。ビヨウヤナギより葉も枝もかためで、枝はやや垂れ下がる。6~7月に咲く黄色の5弁花で、花径3~4㎝。雄しべ花弁より短く、60個ずつの5つの束に分かれている。ビヨウヤナギの花が平開するのに対し、キンシバイ(金糸梅)の花は開き切らない盆形。5つの花弁は光沢があり厚い。[講談社発行「野の花・街の花」より]


「岩手県立花きセンター」のアエオニウム/クロホウシ(黒法師)2018年8月4日(土)

2018年08月10日 | 植物図鑑

2018年8月4日(土)、「岩手県立花きセンター」(胆沢郡金ケ崎町六原字頭無2-1)を久しぶりに訪ねました。あんまり暑いので屋外に栽培されている菊などの植物と「花の館」温室内を見学しただけで帰ってきました。

 「花の館」温室内「南緯40度温室」には、多肉植物が沢山植栽されていましたが、それらの中にアエオニウム・アルボレウム’アトロプルプレウム’(和名黒法師)という名の多肉植物が、紫黒色の葉を沢山展開していました。 

アエオニウム・アレボレウム’アトロプルプレウム’ ベンケイソウ科 アエオニウム属 Aeonium arboreum 'Atropurpureum'

和名は黒法師。地中海沿岸(カナリア諸島、モロッコ)原産の非耐寒性多年草(冬に成長する多肉植物)。長く伸びた茎の先に葉をロゼット状(バラの花のような放射状の形)につける。下葉は落ちるが高さ20~90㎝になる。はクリーム色で、春か秋咲き。本種は紫がかった艶のある黒色だが、真黒の葉をもつ「真黒法師(まっくろほうし)」もある。日照不足だと葉の緑色が強くなる。鑑賞期:通年。

育て方:日なたと乾燥ぎみの用土を好む。暑さに弱いので夏は午後の日ざしを避け、水やりは控えめに。冬は室内で5℃以上を保ち、乾燥ぎみの水管理を。秋に挿し芽で殖やす。置き場:春・秋→日なた/夏→明るい日蔭/冬→屋内の日なた。[日本文芸社発行「育ててみたい!美しい多肉植物」&講談社発行「花を調べる花を使う・四季の花色大図鑑&NHK出版発行「はじめて育てる!多肉植物サボテン」より]


奥州市水沢佐倉河のヘクソカズラ(屁糞蔓)2018年8月4日(土)

2018年08月10日 | 植物図鑑

2018年8月4日(土)、奥州市水沢水沢ケーブルテレビの入口の生垣に絡みついているヘクソカズラ(屁糞蔓)が、花を沢山咲かせていました。 

ヘクソカズラ(屁糞蔓)アカネ科 ヘクソカズラ属 Paederia scandens

茎や葉、花などを揉むと悪臭がすることからこの名がある。花の中心部が赤く、お灸(やいと)の跡に似ているので、「ヤイトバナ」とも呼ばれる。また、「サオトメバナ」の別名もある。日当たりの良い藪や林の縁に多いつる性の多年草。茎はいろいろなものに絡みついて長く伸びる。葉は対生し、長さ4~10㎝の細長い卵形で先は尖る。8~9月、長さ1㎝ほどの花が咲く。果実は直径5㎜ほどの球形で、晩秋に黄褐色に熟す。実はしもやけに効く。分布:日本全土。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]