peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「岩手県立花きセンター」のクロッサンドラ(ジョウゴバナ)2018年8月4日(土)

2018年08月16日 | 植物図鑑

2018年8月4日(土)、「岩手県立花きセンター」(胆沢郡金ケ崎町六原字頭無2-1)を久しぶりに訪ねました。あんまり暑いので屋外に栽培されている菊などの植物と「花の館」温室内を見学しただけで帰ってきました。

 「花の館」温室内「亜熱帯温室」には、沖縄などの亜熱帯植物が沢山植栽されていましたが、それらの中の一つクロッサンドラ(ジョウゴバナ)が、橙赤色の花を沢山付けていました。温度があれば(冬は16~18℃)ほとんど一年中咲き続けるそうです。黄色の花もある。別名にヘリトリオシベがあります。

クロッサンドラ/ジョウゴバナ キツネノマゴ科 クロッサンドラ(ヘリトリオシベ)属 Crossandra 

 熱帯アフリカ、マダガスカル、アラビア、インド、スリランカなどに50種ほど自生する常緑の草本または小低木で、根は太く長い。果実は4種子を含み、完熟すると種子を弾き飛ばす。種子は扁平で、表面は鱗片状になっていて、湿ると粘着性を帯びる。
インフンディブリフォルミス Crossandra infundibuliformisはインド、スリランカ原産の非耐寒性常緑植物で、小低木状になるので熱帯では生垣に利用される。日本には大正初年に導入され、漏斗形の花を咲かせるのでジョウゴバナの和名がある。そのほかにヘリトリオシベ、キツネノヒガサ の別名もある。
 温室では高さ約1mに育つ低木で、枝はよく分かれて密生し、古株は木質化する。鉢花として普及し始めたのは比較的最近だといわれるが、30~80㎝の鉢物が多く出回る。熱帯花木として周年、開花鉢が出回るが、夏に半日陰の庭に植えて花色を楽しむのも良い。花期は普通6~10月で、上部葉腋から1㎝ほどの花柄をまっすぐ立て、長さ5~10㎝の密な穂状花序をつける。花は直径約3㎝で、緑の苞の中から黄橙色の花が2~4個ずつ下から順に咲き上がっていく。花が鮮黄色の品種もある。
 濃黄色花のモナ・ウォールヘッド cv.Mona Wallheadが普及しているが、根腐れなど病気にやや弱いとのこと。
[管理]直射日光が苦手なので、夏の間は風通しの良い明るい半日陰に置く。乾燥させないように水やりを多めにし、ときどき葉水を与える。夏以外は鉢に植え、日の当たる窓辺に置く。

https://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/クロッサンドラ 


「岩手県立花きセンター」のアカタコノキ(赤蛸の木)2018年8月4日(土)

2018年08月16日 | 植物図鑑

2018年8月4日(土)、「岩手県立花きセンター」(胆沢郡金ケ崎町六原字頭無2-1)を久しぶりに訪ねました。あんまり暑いので屋外に栽培されている菊などの植物と「花の館」温室内を見学しただけで帰ってきました。

 「花の館」温室内「亜熱帯温室」には、沖縄などの亜熱帯植物が沢山植栽されていましたが、それらの中の一つアカタコノキ(赤蛸の木)が、大きな球形の果実を付けていました。果実は黄赤色に熟し、パイナップルのような香りがあり、食べられるそうです。タコノキ小笠原諸島にだけ生える常緑小高木~高木で、幹の下半部から放射状に気根を伸ばした姿がタコに似ているのでこの名があるそうです。

アカタコノキ/ビヨウタコノキ(美葉蛸の木)タコノキ科 タコノキ属 Pandanus utilis

タコノキ科(Pandanaceae)のタコノキ属(Pandanus)は、アメリカ大陸を除く世界の熱帯に約650種あるという。雌雄別株の低木または高木。多くのものは幹は直立し、よく分岐して茂り、多数の気根をもつ。この幹の下半部から放射状に気根を延ばした姿タコ(蛸)に似ていることが名前の由来となっている。はやや剣状螺旋(らせん)状に配列し、葉縁および主脈に鋭い刺をもつものが多い。

「アカタコノキ/ビヨウタコノキ」と呼ばれる「Pandanus utilis」は、マダガスカル(アフリカ熱帯雨林気候区)原産で、高さ20mくらいになる。あまり枝を分岐せず、気根も少ない。は青緑色で直立し、長さ30~90cm、5~8cm、縁や下面の主脈には鋭い刺がある。観賞用には3mぐらいのものがある。寒さには弱い。原産地では葉でバスケット、カバン、ムシロなどを作る。 

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/05f1eb6dba76f2c08ce1cd819b421f40 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのアカタコノキ/ビヨウタコノキ(美葉蛸の木)2007年12月21日(金)] 

https://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/90904744266873fb2aff0f2a11122854 


「岩手県立花きセンター」のアダン(阿檀)2018年8月4日(土)

2018年08月16日 | 植物図鑑

2018年8月4日(土)、「岩手県立花きセンター」(胆沢郡金ケ崎町六原字頭無2-1)を久しぶりに訪ねました。あんまり暑いので屋外に栽培されている菊などの植物と「花の館」温室内を見学しただけで帰ってきました。

 「花の館」温室内「亜熱帯温室」には、沖縄などの亜熱帯植物が沢山植栽されていましたが、それらの中の一つヤアダン(阿檀)が、大きな球形の果実を付けていました。果実は黄赤色に熟し、パイナップルのような香りがあり、食べられるそうです。 

アダン(阿檀) タコノキ科 タコノキ属 Pandanus odoratissimus

別名:リントウ、カネカダン、シマタコノキ。琉球列島、東南アジア(東南アジア熱帯雨林気候区)原産の常緑小高木。海岸に自生し、高さ3~6mほどになり、太い気根を多数出す。タコノキに比べて気根が少なく、支える力が弱いため、自生地では匍匐状に叢生している。

葉は細長く線状披針形で、長さ1~1.5m、幅3~6㎝、かたい革質。縁と裏面主脈上に鋭い刺がある。夏に多く開花し、枝先に乳白色で芳香のある苞に包まれた肉穂花序を出す。雄花序は白色で長さ50㎝。雌花序は直径約20㎝のほぼ球形。果実は集合果で長さ約20㎝の楕円状球形。黄赤色に熟し、芳香があって食べられる。用途:防風樹、葉や茎、気根の繊維は細工物に使う。分布:九州(奄美大島、甑島[こしきじま])、沖縄、台湾、熱帯アジア、オーストラリア北部。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=41686730&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのアダン(阿檀) 2012年11月27日(火)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38750825&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのアダン(阿檀)2011年11月18日(金)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=33329199&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのアダン(阿檀)2009年12月24日(木)]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/adan.html [アダン(阿檀)]

http://www.geocities.jp/michi_kba/siro/adan.html [アダン]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%B3 [アダン(Wikipedia)]

http://miyakojima.aparagi.net/tree/kewda.htm [アダン]