peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

シネラリア / サイネリア

2010年03月26日 | 植物図鑑

P1900633

P1900640

P1900637

P1900654

P1900660

P1900651

P1900065

P1900629

2010年3月21日(日)、一関市花泉町老松にある「花と泉の公園」に行きました。園内のベゴニア館「れいなdeふろーれす」の開館10周年記念イベントが3/20から開催中で、観賞温室内では約350種・5000株の各種ベゴニアが咲き誇っていました。また、「シネラリア/サイネリア」なども展示販売されていました。

P1900630

P1900631

P1900638

P1900639

P1900634

P1900636

P1900653

P1900656

P1900659

P1900658

P1900650

P1900652

シネラリア・ヒブリドゥス キク科 ペリカリス属 Pericallis ×hybridus

カナリア諸島原産のクルエンツスS.cruentusを中心に交雑を重ねて育成された園芸品種群で、日本には明治10年ごろに導入。サイネリア、フウキギクなどとも呼ばれ、市場では「ネリア」と略称される。一般英名はCineraria。花色はほかの種類に珍しいブルー系統が豊富であるが、黄色系統がない。グランディフロラ系は花径5~6cm以上の大輪で、葉も大きくなる。最近は改良が進み、花と葉のバランスのよい品種がある。ムルティフロラ系では花径2~3cmの小輪品種だが、多花性で、草丈15cm程度で開花し、早咲きで小鉢物に向く。古くからよく栽培されているのがダルマ系品種で、グランディフロラ系とムルティフロラ系の交雑から育成されたといわれる。花径3~5cmの中輪品種で、円弁(まるべん)・多花性、草姿もよい。花弁の基部が白色の品種は「蛇の目咲き」と呼ばれる。花言葉は「常に輝かしく快活」。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」より]。

 

小低木で頭花の径3~5cm、舌状花は藤色、筒状花は紫色のペリカリス・ラナータP.lanata、多年草で頭花は径2.5~4cm、舌状花は桃から紫色、筒状花は暗紫色のクルエンタP.cruenta、また他種間との交雑種として育成された。多年草ではあるが一年草として取り扱う。草丈20cmの矮性種から80cmの高性種があり、分枝した茎頂に多くの小花を散房状につける。頭花は径2~10cm、舌状花は白、クリーム黄、桃、紫、青、赤色など。蛇の目咲きの品種も多い。筒状花は黄、紫色など。小輪多花性のマルチフローラ系、散房花序が扇状に盛り上がるダルマ系、茎が伸長する切り花用のポリアンサ系などがある。

園芸品種に’F1ホイップ・スカイブルー’cv.F1Whip Skyblue、’F1レッド・バイカラー’cv.F1 Red Bicolor、’センセーション・ヘブンリー・ブルー’cv.Sensation Heeavenly Blue、’メロディー・ブルー・ホワイト’cv.Melody Blue Whiteなどがある。栽培:比較的冷涼な気候を好むので、夏に播種し、冬期には保温して冬から春に開花する。苗立枯病、ウドンコ病、ダニ、アブラムシ防除に留意。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]


岩手洋らん展 デンドロビウム(3) Dendrobium

2010年03月25日 | 植物図鑑

作成中

P1880599

(上)デンドロビウム ピラルディ Den.

P1880608

(上)デンドロビウム ユニクム Den.unicum

P1880614

(上)デンドロビウム ハーベイアヌム Den.

P1880635

(上)デンドロビウム セクンドゥム Den.secundum var.album

P1880638

(上)デンドロビウム アノスムム Den.

P1880196

P1880204

2010年3月12日(金)、岩手蘭友会主催の「第23回洋らん展」が奥州市水沢区横町にあるメイプル4Fで開催されていたので、行ってきました。会場には、、シンビジューム、パフィオペディラム、ファレノプシス(コチョウラン)などと一緒に「デンドロビウム」も沢山展示されていました。

P1880603

P1880601

(上2つ)デンドロビウム ピラルディ Dendrobium

P1880605

P1880609

(上2つ)デンドロビウム ユニクム Dendrobium unicum

名札には「ユニカム」と書かれていた。タイ、インドシナ半島原産。茎は棒状、直立し、長さ10~15cm、径5㎜、節部がやや膨れ全体が葉鞘に包まれる。葉は披針形、革質で長さ約8cm、幅1cm、先は尖る。花茎は茎の上部の節から生じ、長さ1.5cm、1~2花をつける。花は朱色。萼片は披針形、花弁は楕円形でともに後方に反り、長さ4~5cm、先は丸い。唇弁は舟形で淡黄褐色、基部は巻き、葉脈状の朱色の筋が入り、3本の白い隆起線がある。開花期は春から初夏。

P1880611

P1880618_2

(上2つ)デンドロビウム ハーベイアヌム Dendrobium harveyanum

名札には「ハーベアナム」と書かれていた。ビルマ、タイ、インドシナ半島原産。茎は紡錘形で縦に溝があり、長さ15~20cm、径1~1.5cm。葉は頂部に3~4枚がつき、長楕円形で長さ10~15cm、幅2~2.5cm。花茎は茎の上部の節から生じ、長さ5~7cm、2~4花をつける。花は径5cmで平開し、花色は鮮黄色。花弁の縁が羽状に細裂する特異な花形をもつ。唇弁の縁も歯状に切れ込む。開花期は春。

P1880636

P1880634

(上2つ)デンドロビウム セクンドゥム Dendrobium secundum

名札には「セクンダム・バーアルバム」と書かれていた。セクンドゥムは、インド、中国を除く東南アジアに分布。茎は紡錘形で長さ25~100cm、径1.8cm、両端が細く、縦に溝がある。葉は披針形で革質、長さ6~10cm、幅3~6cm。花茎は茎の上部の節から生じ、長さ12cm、密に多花を偏側的につける。花は斜開し、長さ1.8cm、径6mm、ろう(蠟)質で明るい桃色。唇弁の先は橙色。開花期は春。

P1880643

P1880640

(上2つ)デンドロビウム アンセプヌ Den.


一関市花泉町のベゴニア館 球根ベゴニア (3)Tuber hybrida hybrids

2010年03月25日 | 植物図鑑

P1900433

P1900523

P1900519

P1900518

P1900067

P1900387

P1900391

2010年3月21日(日)、一関市花泉町老松字下宮沢159-1にある「花と泉の公園」で、ベゴニアガーデン「れいなdeふろーれす」が、開館10周年を記念したイベントを始めたので行ってきました。観賞温室には、約350種、5000株のベゴニアが展示されており、ピンクや赤、黄、白、オレンジ色などの大輪の花や、愛らしい中小の花が揺れるハンギングタイプのベゴニアが沢山咲いていました。

P1900621

P1900623

(下3つ)球根ベゴニアのハンギングタイプ。ハンギング・バスケット・ピンク(Hanging Basket Pink)と思われる。

P1900434

P1900431

P1900432

球根ベゴニア シュウカイドウ科 シュウカイドウ(ベゴニア)属 Begonia Tuberhybrida Hybrids.

ペルー、ボリビアのアンデス山系の熱帯高地に自生する野生種の交配によって作出された球根をもつベゴニア交雑品種の総称である。花はおおきく八重を主とし、初夏から秋にかけて花をつけ、短日下で塊茎は肥大し、休眠に入る。

大輪八重咲きLarge-flowered Double、大輪一重咲きLarge-flowered Single、ピコティーPicotee、フィンブリアタFimbriata、クリスパ Crispa、クリスタタ Cristata、マキシマ Maxima、マルチフローラ Multiflora、ペンジュラ Pendula、バーティニィー Bertiniiなど花形、草姿により分類される。ペンジュラ・タイプの’イルミネーションcv.Illumination’をはじめ、各タイプに多くの園芸品種がある。栽培:繁殖は優良系の保存には挿芽、塊茎の分割も行うが、一般には実生による。花期:初夏から秋。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]


岩手洋らん展 デンドロビウム(2)Dendrobium

2010年03月24日 | 植物図鑑

作成中

P1880584_3

(上)デンドロビウム ピラルディー

P1880581

(上)デンドロビウム トバエンドーン

P1880592

(上)デンドロビウム フィンブリアツム Den.fimbriatum

2010年3月12日(金)、岩手蘭友会主催の「第23回洋らん展」が、奥州市水沢区横町のメイプル4Fで始まりました。、パフィオペディラム、シンビジウム、ファレノプシス(コチョウラン)などと共に、デンドロビウムも沢山展示されていました。

P1880588

P1880585

(上2つ)デンドロビウム ピエラルディー(Den.pierardii)=アフィラムDen.aphyllum) 

原種。種小名は人名(Pierard)に因む。インドから中国南部にかけて分布。茎は長さ60~90cmにもなり、長さ6~8cmの長楕円形の革質葉を各節につける。落葉した茎の各節に、萼片、花弁が淡い藤色で唇弁がクリーム色の花を1~3輪つける。花命は短いが大株に育ったものが開花するさまは花の滝のようで美しい。本種は本来のDen.アフィラムであるが、Den.ピエラルディーの名で呼ばれることが多い。[日本放送出版協会発行「NHK趣味の園芸 世界のラン 不思議な魅力」より]

P1880578

(上)デンドロビウム クリソプテラム Den.chrysopterum

日本にはオブツシセパルム(Den.obtusisepalum)の名で輸入されたがそれが間違いであることがわかった。ニューギニアの南部の海抜600~800m付近に分布。株高は通常約60cmだが、肥培すると1m以上にもなる。花は2.5×3.5cmほどで、蛍光灯のような鮮やかなオレンジ色はインパクト抜群。栽培は容易。開花期は不定。花もちは数週間。その他のタイプ。

[以上、主婦の友社発行「やさしい洋ラン 最新品種と育て方」より]

P1880568

(上)デンドロビウム ディチャオイデス Den.

P1880582

P1880580

(上2つ)デンドロビウム トバエンドーン Den.

P1880591

P1880594

(上2つ)デンドロビウム フィンブリアツム Den.fimbriatum var.oculatum

インド、中国南部からタイに広く分布。茎は細い円柱状で弓状ないし下垂し、長さ1.2m、径12mm、葉は草質、披針形で長さ8~15cm、幅2~3cm。花茎は茎頂から下垂し長さ約18cm、6~15花を総状につける。花は径4~5.5cm。萼片と花弁は淡橙黄色。唇弁は濃橙黄色で円形、密に軟毛におおわれ、周縁は複雑に切れ込む。開花期は春。変種オクラツムvar.oculatumはインド産で、唇弁の喉部に栗色の目が1つあり、変種ギブソニイvar.gibsoniiは目が2つ入る。[以上の解説は、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]


一関市花泉町のベゴニア館 球根ベゴニア(2) Tuber-hybrida

2010年03月24日 | 植物図鑑

P1900245

P1900246

P1900247

P1900307

P1900438

P1900242

(上)3月のひな祭りにあやかった雛壇飾りのもの。直立茎・大輪・球根ベゴニアは内裏様にされていました。

P1900196

2010年3月21日(日)、一関市花泉町老松にある「花と泉の公園」のベゴニア館「れいなdeふろーれす」の開館10周年を記念したイベントが3/20から始まりました。東北初の大型ベゴニア観賞温室には、350種5000鉢のベゴニアが常時展示されていて、通年楽しめます。この日は、直立茎・大輪・球根ベゴニア(Tuber-hybrida)をはじめ沢山のベゴニアの写真を撮ってきました。

P1900244

P1900448

P1900457

P1900460

P1900469

P1900470

P1900473

P1900481

P1900478

P1900486

P1900493

P1900501

球根ベゴニア シュウカイドウ科 ベゴニア(シュウカイドウ)属 Begonia × tuberhybrida

ボリビア原産(ボリウィエンシスB.boliviensis、キンナバリナB.cinnabarina、クラルケイB.clarkei、ペアルケイB.pearcei)やペルー原産(ダウィシーB.davisii、ロシフロラB.rosiflora、ウェイチーB.veitchii)など、アンデス山系の熱帯高地産の球根性ベゴニアを基に交雑育成された花の美しい園芸品種群の総称で、Begonia × tuberhybridaと表記する。

種類:茎の形状からハンギングタイプとスタンドタイプ(直立茎)に大別できる。茎が多数出て長く下垂するハンギングタイプには、大輪のハンギングバスケット系と、小輪多花性のペンデュラ系がある。いずれも花は小さいが、夏の暑さにもかなり強く、実生または球根からでも2カ月程度で開花し、次々と咲き続けるので、吊り鉢栽培に適している。

茎が直立するスタンドタイプは、品種が非常に多く、花の形、大きさ、色などの形質によって分類されることが多い。大輪系では、ツバキの花形に似たカメリアフォーム、花弁が多くバラの花形に似たローズフォーム、花弁がカーネーションのように波状になるカーネーションフォームなどがあり、花弁に複色の覆輪の入るピコティーPicoteeや花弁に斑点の入るマルモラタMarmortaなどの形質が組み合わさった多様性を示す。

中輪ないし小輪系には、茎がよく分枝し多花性のムルティフロラ系品種がある。F1品種の’ノンストップ’cv.Nonstopは中輪の矮性品種で、多花性で花色も多く、花振るいも少なく、小鉢仕立てに向く。

管理:休眠した球根は掘り上げてベンレートなどの殺菌剤で消毒後、バーミキュライトなどに埋め、凍らない程度で保存する。少量なら鉢のまま保存し、春に植え替えればよい。しかし、球根ベゴニアの生育適温は15~25℃なので、開花期が夏の高温期になると失敗しやすい。夏に地上部を刈り込んで腋芽をのばす方法があるが、この場合は、9月から電灯照明して秋の終わりごろに開花させる。冬の生育期間中に1~2平方メートル当たり60wの白熱灯で電照して適温が保てるなら、秋に実生または球の植え付けをして、夏の暑さが来るまでに開花させるとよい。