peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターの食虫植物・ウツボカズラ(ネペンテス交配種)

2010年12月23日 | 植物図鑑

P1480138

P1480152

P1480142

P1480143

P1480135

P1480137

P1470547

P1470549

P1480029

P1480043

2010年12月17日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。花きセンターでは、「花の館温室」と管理棟「展示室」、管理棟の南側に位置する「研修温室」などを自由に見学できます。見学時間は、11~3月は10:00~15:00(年末年始は休業)、4~10月は10:00~16:00。 「研修温室」は、「低温区」「中温区」「高温区」の3つのエリアに別れており、それぞれの温度に適した植物が植栽・展示されています。この日最初に入った「中温区」の中に食虫植物であるウツボカズラ(ネペンテスの交配種)がありました。葉の中央脈が伸長してつるとなり、その先端に袋状のものをつけていました。

P1480139

P1480136

P1480144

P1480140

P1480150

ウツボカズラ科 ネペンテス(ウツボカズラ)属 Nepenthes : フィリピンから北オーストラリア、マレー半島、スリランカに約70種原生、特にカリマンタン島、スマトラに多い。つる性のものが多いが、地生、着生もあり、直立するものもある。中央脈は伸長してつるとなり、その先端が肥大して袋を形成する食虫植物である。

ウツボカズラ(=靫蔓、ネペンテス交配種) Nepenthes hyb.:高温多湿を好み、陽光に当て、冬季は20℃を下らないようにする。中央脈は伸長してつるとなり、茎はつる性で、葉は細く、長さ15~25㎝、幅5~10㎝。その先端が膨らみ、袋(捕中袋)を形成する食虫植物。

[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会・編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]

http://www9.plala.or.jp/mosimosi/green/others/utubokazura.htm [ウツボカズラ]

http://www.hana300.com/utubok.html [靫蔓(ウツボカズラ)]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%84%E3%83%9C%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%83%A9 [ウツボカズラ:フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」より]

http://www.yasashi.info/ne_00002g.htm [ネペンテス(ウツボカズラ)の育て方:タサシイエンゲイ]


岩手県立花きセンターのシクラメン各種:その2

2010年12月23日 | 植物図鑑

P1470811

P1470808

P1470806

(上3つ)シクラメン スターリング・スカーレッド

P1470554

P1470558

P1480026

2010年12月17日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の本館・管理棟展示室で、11月からシクラメンの展示が行われています。猛暑を乗り越えて、素晴らしい葉と花をつけた各種シクラメンが見頃を迎えていました。

(下3つ)シクラメン スターリング・サーモン ウィズアイ 

P1470814

P1470816

P1470818

(下3つ)シクラメン スターリング・ワイン

P1470837

P1470838

P1470839

(下3つ)シクラメン スターリング・ピンク

P1470584

P1470989

P1470587

http://item.rakuten.co.jp/auc-gifuryokuen/4548/ [楽天市場:葉色のシルバーが珍しい♪:シクラメメン スターリング4号2鉢セット]

http://www.mbflora.co.jp/product/sa/cyclamen_sterling.html [シクラメン:F1スターリング・シリーズ]

「F1スターリング・シリーズ」は、銀葉の美しい中輪シクラメンです。F1品種なので固定種よりも開花が早く出荷の計画を立てやすい品種です。また、葉組みの回数も少なくなり夏場の管理も省力化されます。4~6号鉢向き。

p>シクラメン サクラソウ科 シクラメン属 Cyclamen persicum


世界の椿館・碁石のサザンカ(山茶花)・根岸紅(ねぎしこう)

2010年12月22日 | 植物図鑑

P1440376

P1440383

P1440387

P1440375

P1440182

P1440204

2010年12月11日(土)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280番地1)の大温室内の「原種椿」コーナー」の所に、鉢植えの根岸紅(ねぎしこう)という名のサザンカ(山茶花)が展示されていました。

P1440386

P1440381

P1440377

P1440379

サザンカ(山茶花)・根岸紅(ねぎしこう) ツバキ科 ツバキ(カメリア)属 サザンカ節 Camellia sasanqua cv.Negishi-ko 。サザンカ系 江戸サザンカ。

産地:東京→埼玉。花:紫を帯びた桃紅、一重、平開咲き、中輪。花期:11~12月。葉:長楕円、中形。樹:立性、強い。来歴:紅花の有名品種。各地に同名異系統があるが、本系統が江戸時代から引き継がれた本物の根岸紅とされる。[誠文堂新光社発行、日本ツバキ協会・編「日本ツバキ・サザンカ名鑑」より]

http://hanaaruki.blog.ocn.ne.jp/photos/sazanka/dsc02255.html [山茶花:根岸紅1]

http://hanaaruki.blog.ocn.ne.jp/photos/sazanka/dsc02681.html [山茶花:根岸紅2]

http://banpaku.blog.ocn.ne.jp/fujita/2008/12/post_2f25.html [藤田真(写真の駅):根岸紅咲く]

http://hanaaruki.blog.ocn.ne.jp/hanameguri/2008/12/post_0537.html [山野花めぐり:根岸紅]

http://aquiya.skr.jp/zukan/Camellia_sasanqua.html [サザンカ:サザンカ’ネギシコウ(根岸紅)’]


岩手県立花きセンターのシクラメン各種:その1

2010年12月21日 | 植物図鑑

P1470578

P1470575

P1470572

(上3つ)ハリオス ファンタジア・ミックス:「ハリオス・ファンタジアHalios Fantasia Mix」シリーズのレッド。 ”赤と白の色合いがクリスマスシーズンにぴったりのシクラメン。特徴:①室内でも開花期間が長い。②花数が多い。③花持ちが良い。④気候ストレスにも強い。(販売者のブログから)

http://www.cyclamen.com/pages/catalogue/pdf/Halios_JP.pdf [ハリオスHalios:ファンタジア・ミックス Fantasia Mix]

P1470548

P1470550

P1470551

2010年12月17日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。一般の見学者は、研修温室と花の館温室、管理棟展示室を自由に見学できますが、11月から見学時間は午前10時から午後3時までとなっています。 先月から管理棟展示室でシクラメンの展示がされているので、それらを見ました。見頃を迎えたシクラメンは素晴らしいものばかりでした。

http://www.pref.iwate.jp/~hp3005/index.html [岩手県立花きセンター]

P1470560

P1480025

P1470870

P1470874

P1470873

(上3つ)セレナ ウェーブ・ミックス:

http://www.sumika-agrotech.com/flower/cyclamen.html [住化農業資材(株)園芸部:セレナウェーブ(パープル、オレンジ、レッド、ピンク)]

http://goo-hana.jp/index.php?id=18 [花アレンジギフト:シクラメン・セレナウェーブ]

http://hanayasu.potika.net/image/free/IMG_0096.jpg [シクラメン:鹿児島空港近くの園芸店「花安」スタッフブログ]

P1470876

P1470880

P1470877

(上3つ)ハリオス フリンジ・ミックス-ディープパープルHalios Melange Frange-Violet fonce:鉢には「ロリポップ」と書かれていましたが、ハリオス(Halios)のホームページには”商標権の関係上、「ロリーポップ」の名称を削除することになりました。今シーズンは「ハリオス・フリンジ」の名前に統一させていただきます。当変更は2010年7月1日より実施いたします。”と記載されています。

サクラソウ科 シクラメン属 Cyclamen:地中海沿岸から中近東にかけて、約19種が分布する塊茎をもつ多年草。

シクラメン Cyclamen persicum:葉は根出し、長柄をもつ心臓形または円形をなす。葉の表面は斑紋、葉縁には歯牙がある。花は長い花柄の頂部に単生そ、受精すると花柄が螺旋状に巻く。萼片は5、花冠は5裂、雄しべは花冠基部に合着し短い。雌しべは1で細い。果実は蒴果で、成熟すると先端から裂開する。園芸品種は、エーゲ海沿岸に分布する本種を起源としている。

新品種の育成は1731年にイギリスに導入され、大輪系の’ギガンテウム’cv.Giganteum(1830年)と’サーモン・クイーン’cv.Salmon Queen(1894年)が発表されてから急速に活発になり、1900年代初めには様々な花形をした品種が発表され、今日の品種の基礎が築かれた。現在では、ほとんどの品種がF1化されている。また種子繁殖が行われているために、一部の品種では形質の変異が問題となり、組織培養苗で扱われている。

同属のコウムC.coum、ヘデリフォリウムC.hederifolium、ミラビルC.mirabile、アフリカナムC.africanum、シプリウムC.cyprium、レパンダムC.repandumなど、原種そのものが山草的に栽培される場合もある。

園芸品種には、中輪から大輪の普通種と小輪のミニ種とがあり、育成者の命名により、タス系、パステル系、作曲家シリーズ、ピッコロ系など多くの系統がある。

栽培:一般の栽培では、10月から2、3月に播種し、鉢替えを繰返して秋から冬に咲かせる。夏の高温には弱いため、高冷地で避暑する(山あげ栽培)場合もある。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]


世界の椿館・碁石の侘芯椿・相模侘助(さがみわびすけ)

2010年12月21日 | 植物図鑑

P1440392

P1440391

P1440404

P1440410

P1440388

P1440156

P1440173

2010年12月11日(土)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280番地1)の大温室内の「わびさびの景」コーナーに植えられている相模侘助(さがみわびすけ)という名の侘芯椿がピンク色の花を咲かせはじめていました。蕾が沢山ついており、これからが楽しみです。名札には「花期:11~3月。花色:淡桃色・桃色。花形:一重、猪口咲き。産地:神奈川。」と書かれていました。

P1440411

日本で椿が植えられるようになったのは足利時代といわれ、織豊時代は茶の湯を背景に「わびさび」を主張する素朴で清楚な一重の花が好まれました。そんな閑寂な趣をねらって「わびさびの景」コーナーには、数寄屋、胡蝶侘助、一子侘助、相模侘助などが集められています。

P1440409

P1440396

P1440403

P1440389

P1440390

侘芯椿・相模侘助(さがみわびすけ) ツバキ科 ツバキ(カメリア)属 Camellia japonica cv.Sagami-wabisuke

産地:神奈川。花:淡桃~桃色の一重、猪口咲き、侘芯、小~極小輪。花期:11~3月。葉:長楕円、中形。樹:立性、強い。来歴:太郎冠者の自然実生らしきもの。1973年に海老名市の民家で発見、旧名:茂左衛門侘助。[誠文堂新光社発行、日本ツバキ協会・編「日本ツバキ・サザンカ名鑑」より]

http://homepage1.nifty.com/tokuya/ver2/page/tubaki/wabisuke/sagamiwabisuke.htm [椿華園:侘助椿 相模侘助]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%C1%EA%CC%CF%D0%CE%BD%F5 [peaの植物図鑑:「世界の椿館・碁石」の椿・相模侘助(さがみわびすけ)]

http://chikushi-tsubaki.com/kurumetubaki/kaisi/33syouzakiwabisuke.htm [ワビスケ椿の話]

http://aquiya.skr.jp/zukan/Camellia_wabisuke.html [草木図譜:ワビスケ椿]