peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「花と泉の公園」のボタン(牡丹)・紫水晶(むらさきすいしょう) 2015年5月8日(金)

2015年05月28日 | 植物図鑑

015年5月8日(金)、「花と泉の公園」(一関市花泉町老松字下宮沢159-1)のぼたん園に行ってきました。明日(5/9)から始まる「ぼたん園開園20周年・ぼたん しゃくやく祭り」[5/9(土)~6/7(日)]を前に、「混雑する前に」と思って観てきました。今回は「制限時間」が定められていたので、日本ぼたん協会指定ぼたん見本園を重点的に見て回りました。

この見本園に植栽されている沢山のボタン(牡丹)の中に、紫色の花を咲かせた「紫水晶(むらさきすいしょう)」という名のものがありました。

 ボタン(牡丹)ボタン科 ボタン属 Paeonia suffruticosa

ボタン科はボタン属1属で、約30種がユーラシア大陸と北米に分布している。ボタンは中国北西部の原産と考えられ、はじめは薬用として栽培されていたが、6~7世紀頃から園芸品種がつくられるようになった。日本へは天平時代(729~749)に渡来したといわれ、江戸時代には既に160種以上の品種が知られていた。現在栽培されているのは30~40種。台湾の国花。高さ1~1.5mになる落葉低木で、葉は2回3出羽状複葉で互生する。小葉は長さ4~10㎝の卵形~卵状披針形で、普通先端が2~3裂し、裂片の先は尖る。裏面は白っぽい。5月頃、今年伸びた枝の先に直径15~20㎝の大きな美しい花が1個咲く。花の色は白、紫、紅色、淡紅色、黄色などいろいろある。花弁は8個~多数あり、倒卵形で先は不規則に切れ込む。萼片は5個で先端に小突起がある。雄しべは多数あり、葯は黄色で線形。雌しべは2~5個で、基部を袋状になった花盤が取り囲む。果実は袋果で熟すと縦に裂ける。種子は黒色で多数。根皮は「牡丹皮(ぼたんぴ)」と呼ばれ、鎮痛、解熱、消炎などに用いられる。用途:庭木、鉢植え、花材。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

 


「花と泉の公園」のサワオグルマ(沢小車) 2015年5月8日(金)

2015年05月28日 | 植物図鑑

2015年5月8日(金)、「花と泉の公園」(一関市花泉町老松字下宮沢159-1)のぼたん園に行ってきました。明日(5/9)から始まる「ぼたん園開園20周年・ぼたん しゃくやく祭り」[5/9(土)~6/7(日)]を前に、「混雑する前に」と思って観てきました。今回は「制限時間」が定められていたので、日本ぼたん協会指定ぼたん見本園を重点的に見て回りました。

「石楠花(しゃくなげ)園があるので見たいと思って、前に行ったときのことを思い出しながら行ってみたら、花を沢山咲かせているものがありました。また、「古代米」を栽培した田圃の跡が湿地になっていてサワオグルマ(沢小車)が菊に似た黄色い花を沢山咲かせていました。

 

 サワオグルマ(沢小車) キク科 セネシオ(キオン)属 Senecio pierotii

日当たりのよい湿地に生える多年草。水辺や田んぼの畦など、湿地に群生することが多い。茎は中空で太くて柔らかく、高さ50~80㎝になる。根生葉は長柄があり、ロゼット状で、長さ12~25㎝、幅1.5~7㎝の狭長楕円形。茎につく葉は卵状披針形で、先は尖り、基部は茎を抱いている。花期は4~6月。頭花は黄色で直径3.5~5㎝で6~30個が茎頂に散房状に付く。和名は、沢に生え、ミズギクの仲間のオグルマに似ることによる。

良く似たオカオグルマは草地に生え、茎葉が少なく、根生葉に柄がなく、茎や葉が白い綿毛に覆われているのが特徴で、根元の葉はサワオグルマより小さい。分布:本州~九州、沖縄。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]


一関市大東町摺沢の斑入りオオベニウツギ(大紅空木)/セイヨウウツギ(西洋空木) 2015年5月26日(火)

2015年05月28日 | 植物図鑑

2015年5月26日(火)、一関市大東町摺沢の県道19号線(一関大東線・今泉街道)沿いにあるキリンヤ摺沢店に隣接している民家の庭に植栽されている斑入りオオベニウツギ(大紅空木)/セイヨウウツギ(西洋空木)が、花を沢山咲かせていました。この黄金覆輪葉の植物は、日本自生のオオベニウツギの園芸種だそうです。

 斑入りオオベニウツギ(大紅空木)/セイヨウウツギ(西洋空木) スイカズラ科 タニウツギ(ウェイゲラ)属 Weigela florida 'Variegata'

 日本自生の耐寒性落葉低木・オオベニウツギの園芸種。高さは2~3mになる。葉は対生し、長さ4~10㎝の楕円形で、裏面には白い軟毛が多い。花期は5~7月。花は長さ3㎝ほどの漏斗形、淡紅色または紅色で、外側の方が色が濃い。花筒の上半部は急に膨らんでいる。分布:北海道(西部)、本州(主に日本海側)。

現在、園芸品種が多い種類は、中国産のオオベニウルギW.floridaで、庭園に多く植えられる。品種は’アルバ’cv.Alba、濃い紅色の’ブリストロ・ルビー’cv.Bristol Ruby'、葉に白覆輪が入るフイリベニウツギcv.Variegata、黄金覆輪葉の’ルビドール’cv.Rubidor、白色花の’モン・ブラン’、cv.Mont Blancなどがある。栽培:いずれも強健で、庭園樹として欠かせない。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-f/naiyou/seiyouutugi0.htm [ヴァイゲラ・フロリダ ’バリエガタ’]

 http://blogs.yahoo.co.jp/may33124416/folder/1709456.html?p=1 [斑入りオオベニウツギ(大紅空木)/斑入りハコネウツギ(箱根空木)/セイヨウウツギ(西洋空木)]

 


一関市大東町摺沢のセイヨウミザクラ(西洋実桜)/サクランボ 2015年5月26日(火)

2015年05月27日 | 植物図鑑

2015年5月26日(火)、一関市大東町摺沢の県道19号線(一関大東線・今泉街道)沿いにあるキリンヤ摺沢店に隣接している民家の庭に植栽されているセイヨウミザクラ(西洋実桜)が、熟しておいしそうな実を沢山つけていました。この果実が、いわゆる「サクランボ」と呼ばれているものである。

 セイヨウミザクラ(西洋実桜)/サクランボ バラ科 プルナス(サクラ)属 Prunus avium

西アジア原産の落葉高木で、明治初期に渡来し、主に山形県、福島県、長野県などで栽培されている。葉は倒卵状長楕円形で長さ6~12㎝。4~5月、散形花序に直径約2㎝の白い花が3~4個咲く。花弁は5個で倒卵形。萼片は反り返る。果実はいわゆる「サクランボ」で、直径1.5~2.5㎝の球形。黄赤色または紫黒色に熟し、生食のほか、果実酒やシロップ漬け、製菓用に使われる。タカサゴ(高砂)ホウギョク(宝玉)もセイヨウミザクラの一品種。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


盛岡城跡公園のツリバナ(吊花) 2015年5月17日(日)

2015年05月27日 | 植物図鑑

(上と下)ツリバナ(吊花)の花:花盤が発達している。

2015年5月17日(日)、盛岡城跡公園の稲荷曲輪の石垣の傍に植栽されているアカバナサンザシ(赤花山樝子)を見てから、盛岡城跡管理事務所がある「彦御蔵(ひこおくら)」がある方の道へ入りました。管理事務所の近くに植栽されているツリバナ(吊花)が淡紫色を帯びた花を沢山咲かせていました。

 ツリバナ(吊花) ニシキギ科 ニシキギ属 Euonymus oxyphyllus

 丘陵から山地にかけて生える落葉低木または小高木。高さは普通4~5mだが、稀に6mぐらいになるものもある。紅葉や実が美しいので、庭などにもよく植えられる。葉は対生し、長さ3~10㎝の卵形または倒卵形で縁には細かい鋸歯がある。5~6月、葉腋から長さ6~15㎝の柄を出し、直径6~7㎜で淡緑色またはやや淡紫色を帯びた花をまばらにつける。花弁、雄しべ、萼片はともに5個。果は直径9~12㎜の球形で熟して5裂すると、朱赤色の仮種皮に包まれた種子が現れる。用途:庭木、盆栽。分布:北海道、本州、四国、九州、アジア東北部。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より] 

http://www.geocities.jp/tama9midorijii/ptop/tsutep/tsuribana.html [ツリバナ(吊花)]