WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

赤と黒の靴

2005-04-15 | しろかねも くがねも玉も何せむに…
今日、夕方Takとスーパーに買い物に行って、ふとTakの足元を見ると、左右別々の靴を履いていました。
「こらぁ!Takくん、なんで別々の靴履いてるの!?」
見つけ次第、怒鳴る母。
「えへへへ~~」とTakがへらへら笑うので、余計にムッとして「わざとでしょっ! そういう履き方をしてもいいと思うの?!」
あ~~またコレだ。最近のTakは、何でも本人の納得のいくまで説明しないと言うことを聞きません。ところが、Takは
「わざとじゃないよ。だってお母さんがいいって言ったから」
えっ…( ̄△ ̄;)
(注:Takは「わざと」を「故意」ではなく、「悪いとわかってやること」と思っているらしいってことがわかりました。しかし、ここでは敢えて問題にしません。)

Takの言い分はこうでした。
今日は、保育園を午前中で早退して、二人で新宿に映画を見にいきました。Takは赤と白と紺のTシャツと、同色のジャケットに、黒の半ズボンという格好。それなのに、アーミーカラーの靴を履いていきたいというので、「こっちのほうが似合うよ。これにしなよ」といって、黒い靴を履かせようとしました。「イヤだ」。「じゃあ、こっちにしたら?」(グレーに赤のライン)「イヤだ、これがいい~」…こうして、結局彼はアーミーカラーの靴を履いて出かけました。
電車の中で、私は、「コーディネート」について、Takと話しました。
Takの今日のお洋服には、さっきの2足の靴のどちらかのほうが似合うという説明です。ゆっくり話せば彼もじっくり聞いて納得するのです。
「そうか。じゃあ、赤と黒の靴は?」
「うん、それも似合うと思うよ。」
…赤と黒の靴。私は、てっきり赤と黒の配色の靴を想像して言っているのかと思ったのでしたが、Takが言いたかったのは、赤と黒を片方ずつ履くということだったのでした(-_-;)
Takの頭の中では、その時すっかり「似合うなら別々の靴を片方ずつ履いてもいいのだ」という「お約束」?が出来上がって、わくわくしたようです。いったん家に帰って、それから買い物に出かけるとき、すかさず実行に移したというワケでした。私はものすごく納得して頭ごなしに叱ったことをTakに謝りましたが、でもはやり
「靴は2つで1足。だから右と左は同じ靴を履かなければダメ」
…言いながら私は、「別にダメってことないよな~。私だって、右と左のスニーカーの紐の色を変えて履いてたこともあるし…ソックスだって、、」などと考えていると、すかさず
「じゃあ、別々の靴を履いてると、おまわりさんに捕まるの?」
ときた。スルドすぎる。でもはやり、ここは「秩序感」を身につけさせることが大切。やはり「ふたつで一足」を貫かなくては。片方ずつ違う靴を履くと身体が歪むなどの科学的説明もできるだろうけど、じゃあソックスはどうだ…とつっこまれるに決まっています。

「ふたつ一緒でひとつのものって、他に何があるかな?」
ソックス、手袋、お箸… とやっているうちに、
「あっ、でもHIROくんは、色の違うお箸使ってるよ~~」
出た(-_-;) 「HIROくんは、お箸のもち方の練習をしてるからよ」と言いながら、
「私だって、ポップなお箸、根元の小さな模様の色が違うようにわざと組み合わせを変えて使ってたしなぁ~」→でも、これは、子供の秩序感を養うためにやめたのでした。
私としては、Takが右と左と違うソックスや靴を高度な美的感覚で履くティーンエイジャーになってくれたら結構嬉しいのにな…などと思ってしまうのですが~~

それにしても、「頭ごなし」はやめなくては…
「それをやった理由」をじっくり聞いてみるのは、なかなかおもしろいし、考えさせられます。「納得いくまで説明」も、楽しい修行?です♪

息子よ今日もありがとう


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Comments (4)
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