WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

お金がない! 3

2005-04-25 | 人生妙なり
Takの保育園に、嘱託のリトミック(音楽にあわせて身体を動かす)の先生が年に数回いらっしゃいます。永倉栄子先生。彼女の年齢は確か70歳位だったと記憶しています。彼女のリトミック指導を初めて拝見したのは、Takが3歳児クラスの保育参観の時でした。30名近くの3歳児を、40分間、彼女一人で集中させ続けるパワーに、私は呆然となりました。
魔法のエプロンをかけて、飛んだり跳ねたり、殆ど30秒ごとに目先を変えて、3歳児全員を飽きさせることが全くないのです。
彼女は、師匠 天野蝶氏のリトミックの直の後継者で、…と書きはじめると専門的になってしまうのですが、とにかく、彼女の師匠は、80歳台まで飛んだり跳ねたり、ピアノを弾いたり歌ったりして、生徒達と直接かかわって指導されていたそうです。そして、あるレッスンの帰途、心筋梗塞で倒れて、そのまま帰らぬ人となったとか。
永倉先生は、80歳で、飛んだり跳ねたり歌ったりする身体を自分で実感してみたい…という意欲をもって、日々、子供のレッスンや後進の指導に携わっていらっしゃるようです。
彼女のリトミック指導を拝見して、「コレだ!」と思いました。
私も、こんなふうになりたい。
保育参観のリトミック指導のあと、園長先生と永倉先生が語り合っていました。子供の成長に携わる者同士の、連帯感、深~~いところで共鳴しあう者同士の「同士、同胞」の語らい。私もいつかあの中に加わりたい!と思いました。

私はさすがに、運動してないので、80歳で跳躍はできないだろうなあ…
でも、80歳で自分ができること、伝えられることはなんだろう。そう考えると、これまでやってきた仕事と、今からできること、点を結んでいけば、答えはみつかると思います。
その日まで、健康でいることは、親の義務かも。…というよりも、私自身の「底意地」?!

「生きるリスク」…といって、定年後、途方もなく長生きすることを「リスク」と考えたくないですよね。もともと私に「定年」はありません。厚生年金とは無縁ですから~~! 「生きる」財産を用意することができないぶん、意欲でカバーするしかないでしょうか~~ しんどいなーと思うことはしばしばですが…。
こんなふうに思い至るのも、私がお金がないからなんですけどね!

ちなみに私の実父は79歳現役です。父を見ていると、死ぬまで働くって、ほんとにスゴイ、素晴らしいと思います。


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Comments (5)
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