子供の頃、なにか内輪でお祝い事や、季節の行事のときには、決まって「散らし寿司」が夕飯の献立でした。関東では「五目ずし」とか別の呼び方をする場合もあるようですが、私の郷里では、「ちらし寿司」というと、小さく刻んだ具を寿司飯に混ぜこんで、仕上げに入り卵、きぬさや、紅生姜なんかをあしらったものです。
「免田事件」(1948年12月、熊本県人吉市で祈祷(きとう)師一家4人が殺傷された事件。免田栄さんが83年7月、熊本地裁八代支部で再審無罪)で、死刑囚として35年間獄中から無罪を訴え続けた香川出身の免田さんが無罪を勝ち取って、取材を受けていた折、「まず何が食べたいですか?」との質問に「ばら寿司」とおっしゃていました。「ばら寿司」というのは、私の郷里の言葉で「「五目寿司」「散らし寿司」のことです。
彼にとって、「ばら寿司」は、幼少の頃の懐かしい「ハレ」の御馳走だったのでしょうか? 懐かしいおふくろの味だったのでしょうか。
私も、「ばら寿司」が大好きでした。祖母の味。
具は、あなご、しいたけ、ニンジン、レンコン、ゴボウ、炒りごまなどを混ぜこんで、トッピングにもみ海苔、さやいんげん、紅生薑、入り卵… 味付けは、その時によって、ちょっと酸味が強かったり、甘かったり…でもそれはそれで、「これもアリか」って感じで、おばあちゃんの勘はさすがです。
大学で上京してから、料理に目覚めた?私は、「NHKきょうの料理」の季節のすし特集の号を買って、いろいろ試作しまくりました。
春は「筍とふきの散らし寿司」「鰹の手こね寿司」。秋は「きのこの吹き寄せ散らし」「かますの干物散らし」…などなど、旬の素材を使ったお寿司って、食べるのも嬉しいけれど、作るのも楽し~い! 一時は季節ごとにお寿司を作って、友達に集まってもらってパーティーやってたっけなー。特に「筍とふき」は春を愛でるのに最高! 春のうきうきした気持ちを料理に託すってワケです♪
和食やさんでも、こんなお寿司には出会えません。やはり、それぞれの家庭の味なんだろうな。
筍とふきはちょっともうはずれてしまったことだし、今日はとっても簡単な鮭の散らし寿司を作りました。正直いってちょっとめんどくさい。天袋からすし桶を出すってだけで… これをまた洗って乾かして片付けるのもめんどくさい。
でも、お寿司を作るのって、やっぱりなんかミョ~に達成感があります。
混ぜご飯も大好きだけど、たまにはやっぱりお寿司を作ろうっと。
「免田事件」(1948年12月、熊本県人吉市で祈祷(きとう)師一家4人が殺傷された事件。免田栄さんが83年7月、熊本地裁八代支部で再審無罪)で、死刑囚として35年間獄中から無罪を訴え続けた香川出身の免田さんが無罪を勝ち取って、取材を受けていた折、「まず何が食べたいですか?」との質問に「ばら寿司」とおっしゃていました。「ばら寿司」というのは、私の郷里の言葉で「「五目寿司」「散らし寿司」のことです。
彼にとって、「ばら寿司」は、幼少の頃の懐かしい「ハレ」の御馳走だったのでしょうか? 懐かしいおふくろの味だったのでしょうか。
私も、「ばら寿司」が大好きでした。祖母の味。
具は、あなご、しいたけ、ニンジン、レンコン、ゴボウ、炒りごまなどを混ぜこんで、トッピングにもみ海苔、さやいんげん、紅生薑、入り卵… 味付けは、その時によって、ちょっと酸味が強かったり、甘かったり…でもそれはそれで、「これもアリか」って感じで、おばあちゃんの勘はさすがです。
大学で上京してから、料理に目覚めた?私は、「NHKきょうの料理」の季節のすし特集の号を買って、いろいろ試作しまくりました。
春は「筍とふきの散らし寿司」「鰹の手こね寿司」。秋は「きのこの吹き寄せ散らし」「かますの干物散らし」…などなど、旬の素材を使ったお寿司って、食べるのも嬉しいけれど、作るのも楽し~い! 一時は季節ごとにお寿司を作って、友達に集まってもらってパーティーやってたっけなー。特に「筍とふき」は春を愛でるのに最高! 春のうきうきした気持ちを料理に託すってワケです♪
和食やさんでも、こんなお寿司には出会えません。やはり、それぞれの家庭の味なんだろうな。
筍とふきはちょっともうはずれてしまったことだし、今日はとっても簡単な鮭の散らし寿司を作りました。正直いってちょっとめんどくさい。天袋からすし桶を出すってだけで… これをまた洗って乾かして片付けるのもめんどくさい。
でも、お寿司を作るのって、やっぱりなんかミョ~に達成感があります。
混ぜご飯も大好きだけど、たまにはやっぱりお寿司を作ろうっと。