故郷
高野辰之作詞・岡野貞一作曲
兎追いしかの山
小鮒釣りしかの川
夢は今もめぐりて
忘れがたき故郷
如何にいます父母
恙なしや友がき
雨に風につけても
思いいずる故郷
こころざしをはたして
いつの日にか帰らん
山はあおき故郷
水は清き故郷
東京でボランティアで高齢者のデイケアに歌いにいっていたとき、
私はこの曲が大好きで、よく歌っていました。
何度いつどこで歌っても、うううっっ…と胸にせまる思いがありました。
今、この曲をTAKAMIのPiano&Vocalにアレンジをしています。
私は、故郷に帰ってきましたが、「こころざし」はまだ果たしていません。
私がこころざしを果たしていつの日か帰る故郷はどこだろう?
それは「魂のふるさと」…
故郷に帰ってきた私がこのうたを歌うとき、そんなふうに感じます。
「故郷」もまた、私にとっては「祈りのうた」に昇華したのかな。
(「君が代」も私にとって「祈りのうた」ということは、以前書きました)
詩の解釈は自由…というよりも、自分がうたっていて、心の中に広がっていく世界がある。
それは音とことばが織りなす、自由で果てしなく澄み渡った世界です。
私のうたは「祈り」へとむかっているんだろうか…
いえ、もちろんまだまだ煩悩だらけでポップでキュートで切ない恋のうた、これからも「現役」でうたわせていただきますけどね!!