昨日、Takとこの2点について話し合いました。
まず、「大人ルール」
彼は、ものすごく人とのコミュニケーションが大好きで、誰とでも心を開いて話をします。「人懐っこい」を通り越して、馴れ馴れしく、図々しくて、私が傍目で見ていてもハラハラすることも。
先日、夏休みの登校日にTakは体調不良で、お休みしました。
ちょうどその日は生徒さんのレッスン日で、Takに「レッスン中は静かにしてね」と懇々と言い聞かせておいたにもかかわらず、レッスン中に私の首にネックレスをかけにきたり、「お腹すいた」といってきたり(直前まで登校する予定だったので作ってあったお弁当を食べるように言った)あげくの果てには、キッチンでひとりで玉子焼きを作り始める始末。
レッスンしてる最中に、ぷぅ~んとごま油の香りが漂って、じゅうじゅうパチパチ…
これでは、生徒さんがピアノに集中できるはずもなく、、(-_-;)
そして、レッスンが終わったとたん、Takは、彼女と私の会話に割って入って、自分の作った工作を見せたり、「どうしてお母さんにピアノ習うの?」などと、不躾な質問をします。
生徒さんが帰られたあと、私は、Takをブッとばしました。
彼の心中は察して余りあるのです。
けれども、もう7歳。TPOっつーものをわきまえさせなきゃいけないだろう。
レッスンは月謝をいただいてやっている母の仕事だということを、イヤというほど言い聞かせ(それまでにも言い聞かせてたつもりだったんですが)、自分の立場をわきまえろと、厳しく言いました。
「自分の立場」って、、、Takは子供だってことです。
このたび、レッスン中のことだったので、私もついに「こりゃーヤバいわ、ちゃんと言い聞かせなきゃ」と思ったのですが、このこと以外にも、これまでにもいろいろあったのです。
彼は大人社会の中で育っているので、大人に大して対等に思っているところがあって、「おかあさんの友達はぼくの友達」と感じています。
それは悪いことではないと思うけれど、「対等」というのは、正確には違う。
みんな、Takのことを「子供」だから大目にみている、それは、Takにいい大人になってほしいから、まだそのための発達段階だから、Takが大人のルールに違反していても、咎めずに優しく見守ってくれているんだ。
でも、中には心の中では、Takのことがイヤだと思う人もいるよ。
あんまり調子に乗ってたら、Takが嫌な子だと思われて損をすることもあるよ…
素直が取柄のTakに、こんなことを言って、彼の心に影を落とさないよう、とても言葉を選んで、言い聞かせたつもりです。
大人社会のルールを子供に強要するのは、かわいそうだし、良くないと思います。
だって、子供は全然悪いことをしているわけではないのです。
私は、「挨拶」だけはきちんとすることをわきまえさせていれば、あとは、まっすぐに成長していくにしたがって、周囲の人との距離感覚を身につけていくようになるだろうと思っていました。
「敬語」などについてもそうです。
ピアノで生徒たちをたくさん指導してきましたが、どの生徒も、先生に対して、小さい頃は、無遠慮だし、対等だし、「おともだち、おねえさん、おばさん」感覚です。でも、それぞれ、成長していくにしたがって、どの子供もある時期から「敬語」になって、自分で先生との位置関係を測れるようになっていきました。
でも、Takは、ある意味、生活する環境も特殊。大人社会の中に否応なしに連れまわされることが多い。
思えば私自身もそうだったんだ。「社交ダンス界」の中で育った私。それを全く不幸だったと思っていないし、むしろ、その自分があっての今の私。なのでTakにも、「フツーの環境になるべく近づけてやろう」という気持ちよりも、「この環境で真っ直ぐに成長して羽ばたけ!」という気持ちです。
「フツーの環境」っていうのも、語弊があるわ。それに世間一般的な「標準」=良いとは思っていないし。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/36/f69d16fc5f6af372e0e2c089690f0422.jpg)
Takは、自分の自然な気持ちに従ってしたり言ったりしていることが、大人を嫌な気持ちにさせることがあると聞いて、またしてもぽろぽろ涙を流しました。
でも、たぶん、「自分の立場をわきまえる」については、理解したのではないかと思います。
小さな子供が一生懸命真っ直ぐに生きている。
それを、支えてフォローしていくことって、難しい。親もほんとにいろいろ考えさせられて学ぶことがたくさんあります。
長くなったので、「自律」については、次回。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/96/dbb1938b6cdb8848f003c1dddb5c8425.jpg)
↑これらは、お誕生日に鳴門でご馳走になった Birthday Lunch (*^_^*)
まず、「大人ルール」
彼は、ものすごく人とのコミュニケーションが大好きで、誰とでも心を開いて話をします。「人懐っこい」を通り越して、馴れ馴れしく、図々しくて、私が傍目で見ていてもハラハラすることも。
先日、夏休みの登校日にTakは体調不良で、お休みしました。
ちょうどその日は生徒さんのレッスン日で、Takに「レッスン中は静かにしてね」と懇々と言い聞かせておいたにもかかわらず、レッスン中に私の首にネックレスをかけにきたり、「お腹すいた」といってきたり(直前まで登校する予定だったので作ってあったお弁当を食べるように言った)あげくの果てには、キッチンでひとりで玉子焼きを作り始める始末。
レッスンしてる最中に、ぷぅ~んとごま油の香りが漂って、じゅうじゅうパチパチ…
これでは、生徒さんがピアノに集中できるはずもなく、、(-_-;)
そして、レッスンが終わったとたん、Takは、彼女と私の会話に割って入って、自分の作った工作を見せたり、「どうしてお母さんにピアノ習うの?」などと、不躾な質問をします。
生徒さんが帰られたあと、私は、Takをブッとばしました。
彼の心中は察して余りあるのです。
けれども、もう7歳。TPOっつーものをわきまえさせなきゃいけないだろう。
レッスンは月謝をいただいてやっている母の仕事だということを、イヤというほど言い聞かせ(それまでにも言い聞かせてたつもりだったんですが)、自分の立場をわきまえろと、厳しく言いました。
「自分の立場」って、、、Takは子供だってことです。
このたび、レッスン中のことだったので、私もついに「こりゃーヤバいわ、ちゃんと言い聞かせなきゃ」と思ったのですが、このこと以外にも、これまでにもいろいろあったのです。
彼は大人社会の中で育っているので、大人に大して対等に思っているところがあって、「おかあさんの友達はぼくの友達」と感じています。
それは悪いことではないと思うけれど、「対等」というのは、正確には違う。
みんな、Takのことを「子供」だから大目にみている、それは、Takにいい大人になってほしいから、まだそのための発達段階だから、Takが大人のルールに違反していても、咎めずに優しく見守ってくれているんだ。
でも、中には心の中では、Takのことがイヤだと思う人もいるよ。
あんまり調子に乗ってたら、Takが嫌な子だと思われて損をすることもあるよ…
素直が取柄のTakに、こんなことを言って、彼の心に影を落とさないよう、とても言葉を選んで、言い聞かせたつもりです。
大人社会のルールを子供に強要するのは、かわいそうだし、良くないと思います。
だって、子供は全然悪いことをしているわけではないのです。
私は、「挨拶」だけはきちんとすることをわきまえさせていれば、あとは、まっすぐに成長していくにしたがって、周囲の人との距離感覚を身につけていくようになるだろうと思っていました。
「敬語」などについてもそうです。
ピアノで生徒たちをたくさん指導してきましたが、どの生徒も、先生に対して、小さい頃は、無遠慮だし、対等だし、「おともだち、おねえさん、おばさん」感覚です。でも、それぞれ、成長していくにしたがって、どの子供もある時期から「敬語」になって、自分で先生との位置関係を測れるようになっていきました。
でも、Takは、ある意味、生活する環境も特殊。大人社会の中に否応なしに連れまわされることが多い。
思えば私自身もそうだったんだ。「社交ダンス界」の中で育った私。それを全く不幸だったと思っていないし、むしろ、その自分があっての今の私。なのでTakにも、「フツーの環境になるべく近づけてやろう」という気持ちよりも、「この環境で真っ直ぐに成長して羽ばたけ!」という気持ちです。
「フツーの環境」っていうのも、語弊があるわ。それに世間一般的な「標準」=良いとは思っていないし。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/36/f69d16fc5f6af372e0e2c089690f0422.jpg)
Takは、自分の自然な気持ちに従ってしたり言ったりしていることが、大人を嫌な気持ちにさせることがあると聞いて、またしてもぽろぽろ涙を流しました。
でも、たぶん、「自分の立場をわきまえる」については、理解したのではないかと思います。
小さな子供が一生懸命真っ直ぐに生きている。
それを、支えてフォローしていくことって、難しい。親もほんとにいろいろ考えさせられて学ぶことがたくさんあります。
長くなったので、「自律」については、次回。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/0b/e0faa1bf4f61f9b01d2d3b6d1ab39590.jpg)
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↑これらは、お誕生日に鳴門でご馳走になった Birthday Lunch (*^_^*)