WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

師匠にいわれたこと

2007-08-22 | アーティスト魂

先日LIVEのことを「盛会だった」としか書かなかったので、「もっと具体的にきかせてーーどうだった??」などという声をいただいたりしました(^_^;)
やっと、少しまとめてみました。

実は私、今回のLIVEで最後の曲が終わったときにも、「燃え尽き感」みたいなのはありませんでした。
それは、実は今回のLIVEの前から、もう次のことを考えていたからかも知れないし、あまりにも久しぶりのPiano & Vocal で、「うた」に集中し切れなかったためかもしれません。

課題は山積みなのです。それも、具体的な。
余韻に浸っている心境ではなく。
でも、私の中で今回の高松First Live が、思い通りにいかなかった…というのとも違うのです。むしろ思った通り。ピアノを間違えまくるのも、想定内でした(^_^;)
LIVEの構成(曲順)についても今後の課題です。
私は、バラードしか弾き語りのレパートリーがない。
テンポよく最後まで進めていくには、結構キツイものがあります。

Piano & Vocal はこれ限りにしよう。
やっぱりピアノはピアニストにお願いしよう。私はうたをつくって歌う。
…と、つくづく思いました。私はやはり、ピアニストではない。
私が100時間練習しても、本番でできないことを、ピアニストの方がたは、数回でクリアする。
…でもそれは、これまでの何千時間、何万時間の積み重ねがあるからこそ。
私は、ピアノ演奏に関しては、この8年、空白だったもんね。

でも…
「弾き語りがよかった」
というお声を複数いただきました。
マジっすか?こんなにミスしまくってるのに、、
お客様はピアノのミスタッチを聴いているわけではないのですよね。
「うた」を聴いて下さる。
みなさん、歌詞を一言ももらすまいと、姿勢を正して、真剣に真面目に聴いて下さっていたように思います。
この固~い雰囲気をつくってしまうのは私なんです、、、(-_-;)
これもまた課題のひとつなんですけど、
今後、どのように自分のスタイルをつくっていくかということは、
もう、これから高松に根っこを下ろして生きていく私としては、マジな直下な問題です。



閑話休題。 

ピアニストの北原氏は私の師匠であります。

LIVE前にJAZZのコードの押さえ方をレッスンしていただきました。
「ワンポイント」で世界が大きく広がる、とても意義深いレッスンでした。
私の本番の日、師匠は演奏の仕事で、LIVEにはいらしていただけませんでしたが、翌日、Speak Low に顔を出されて、LIVEの様子などをマスターや、VTR撮影をして下さった方からお聞きになったとのことです。
きっととても気にかけて下さっていたのだろうと思います。

そして、その後、師匠に言われたことを要約すると、次のとおり。


成功おめでとう。
声もよく出ていて、ピアノもしっかり弾けていたと聞きました。
大切な初回LIVEを成功させることができてよかった。
けれども、本当に大切で、大変なのは、2回目、3回目です。
ここで、お客さまを引き付けられるか、離れていくかが決まる。
いちど離れていったお客さまは2度と戻ってこない。
どんなに周囲から良い評価を受けても、謙虚さを失わず、
音楽は一生追い求め、自分を磨き続けなくてはいけません。
ミュージシャンにもいろいろいるけれど、お客様は、もっといろんな方がいます。
周囲の声に振り回されることなく、謙虚に受け止めなおかつ、自分の音楽を信じて持ち続けていくことが大切です。

photo by Akihiro Yamamoto



Comments (11)
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