昨日、macotoさんに撮っていただいたDVDと画像データをいただきました。
macotoさん、いつもありがとうございます。LIVEの画像はすべてmacotoさん撮影です。
LIVE当日、家に帰ってきてCDご注文フォームをつくっているところに、LIVEにいらして下さったお客様から連絡があり、「今、取り込んでいるのですが、ぜひ、忌憚のない感想を伺いたいので、後ほどご連絡させて下さい」と申しました。
そして、作業が一段落したところで、夜中の3時過ぎまで、お客様と長電話をしました。
その方は大先輩アーティストです。
彼はまず、私に、自分なりに今回のLIVEについてどう感じたかと聞かれました。
自分の練習が足りていない。
リハが足りていない。
特に感じたのは、
私の抜けた、バックのメンバーだけの演奏がやはり素晴らしかった。
それぞれの個性やパワーを遺憾なく発揮して、爆発して化学反応をおこしている…
それに比べて、私のvocalの曲では、当然のことながら、Vocalを引き立てるために、
一歩下がってついてくる。
私には、ベテランの彼らをまとめて引っ張っていくパワーが足りていない。
…そんな、私の感じたことが、彼にはまるごと全部伝わっていたのでした。
アーティストは表現者なので、伝わりやすい…なんていうことではなく、
お客様には、すべてが伝わっているのだ、燃焼が完全でも、不完全でも、そんなこともひっくるめて、容赦なく伝わっていくのだ。
1回ごとのステージを、真摯に、「自分のすべてを注ぎ込む」心積もりで取り組むべきなのだ、、、
私にはまだその「心構え」もまだまだ足りていない。
きっと、何度LIVEを重ねても「足りる」ということはないと思います。
それが成長するということなのだと思います。
そして、彼は「歌は語ることだ」と仰いました。
「語る」とは伝えること。これは、歌だけでなくて表現するというこは、すべてがそうだと思います。
創り手がつくったものから語りかけてくる想いを受け取る…それに尽きると思います。
「語る」とは、技術ではないのだと思います。
小手先で「ちょんちょん」…と、私の歌い方のどこかの部分を手直ししたらそれですべてがくっきり鮮やかに伝わるようになるような世界ではないのです。
電話口の彼は、私にひとことも「よかった」とは言いませんでした。
手厳しい指摘ではあったけれど、迷路にハマりこんでしまって、出口を失ってどんよりしてしまうような指摘ではありませんでした。
「では次はどうするか」ということを、もうすぐに考えていた私にとって、その方向性は間違えてはいないのだ、このまま「精進」だ…。
こんなことで私はヘソをまげたり、どんよりしたり決してしません。
アーティストFHさま、ほんとにほんとに、私のこれからのために、心よりのご指摘ありがとうございました。
今回のLIVEは、メンバーの方々が、熱心に「営業活動」をしてくれたおかげで、私の「身内」ではないお客様が大勢いらしてくださいました。
これまで、LIVEをやるごとに、お客様の人数は増えてきたけれど、これからが正念場だと思っています。
「ちょっと思ってたのと違った」「期待してたよりイマイチだった」なんて思われたお客さまはもう戻ってきてはくれません。
これからもますます、気持ちを引き締めて、真摯に、音楽活動に取り組んでいきたいと思っています。
どうか、みなさま、これからもTAKAMIを応援してください。お願いします。
「各論」に続く(^_^;)