WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

「濡れ衣」

2012-10-09 | 教育ママ日記




最近、私はしょっちゅうTakに濡れ衣を着せています。

「濡れ衣」…つまり、濡れたお洋服であります(^_^;)

今朝も、めっちゃ濡れ衣を着せてしまいました。

今日はTakの学校の始業式。
「式典」なので、吹奏楽部は「校歌」を演奏します。
準備のため、早く学校に行かなくてはいけないようなのだ。

しかし、私は、そのことをすっかり忘れていた!!

「おかあさん、今日中に洗濯して、明日の朝には乾いてるようにしてね」

…と言ってたのに、昨夜は私は体調がイマイチだったので、さっさと寝てしまったのだ。
朝起きて、「あーそうだ、洗濯してと言ってたっけ。まあ、ズボンなら、脱水のあと15分も朝陽に干せばなんとか乾くだろう」…と、余裕のつもりで洗濯機を回しはじめた。

いつものように、6:45に起こし、7:00に起こし、7:15に起こした。
Takはいつも7:15に起きるのだ。
だったら、こんなめんどうなこと何度もやらなくても…(-_-;)

でっ、とどめの7:15に起こしたら、「なんでもっと早く起こしてくれないの~~!!」と、、、
「何度も起こしたじゃないの!」

しかし、今日は始業式で、演奏があるから早く出かけるというのだが、洗濯機はまだ回っている…
しかも洗濯機の中には、ズボンだけじゃなく、カッター3枚(つまり全部)入っていて、
コレはさすがに乾かないよ、、、
実は、この時に限って、私は、カッターの襟があまりにも汚れているので、まとめて襟を手洗いして、さらにワイドハイターに漬け置いていたのであった。それもすっかり忘れていた。

母が悪かった…

Takは、「また遅刻だ、先生に怒られる。君はヤル気あるんですか…とかいって、、、俺はどうすればいいの!?」と泣きべそをかき始めた。

「泣きべそかく暇があったら、今できる最善のことを考えなさい!」

私も、もう出かける寸前で、遅刻なんか絶対できないし、立ったままでおにぎり食べながら、どうするべきか、短い時間でアホな頭を必死で洗濯機とともにフル回転させました。

「おかあさん、よく暢気におにぎりなんか食べていられるよね!」
「なにいってんの、お母さんはこれから肉体労働なんだから、食べないとブッ倒れるんだよ! しかも今日は残業アリなんだし。食べながら考えてんだ!」

まずは洗濯機のすすぎを流水にして短縮。
15分干す時間はナシ。これでなんとか、7:30に家を出られる。
しかし、カッターは、めっちゃ濡れ衣( ̄_ ̄|||)
私の仕事用のカッターを着ていくように勧めても、「そんな袖の長いのはヤだ(つたって七分)。恥ずかしい!」
「袖なんて、まくればいいのよ。サイズは殆ど同じなんだから平気よ。」
「絶対にヤだ!」
「じゃあ、学ラン着ていきなさい、ほらもう時間がないんだから、学ランを出してきて、さっさと着なさいよ!!」
そうこうしているうちに洗濯が終わった。
Takは、どうしても濡れ衣でもいいから半袖カッターがいいらしく、洗濯機から出したままのカッターを体操服の上から着て
とにかく、部活の集合時間には間に合わないけれど、なんとかいつもより少し早く家を出ることができた。

Takは、パニクりまくり、絶望的になってたけど、そこまで絶望的な事件じゃないじゃないのよ。
部活の集合には遅刻して、部活の先生や先輩には怒られるかもしれないけど、
始業には遅刻もせず、始業式にはちゃんと演奏ができるじゃん。
もっと「できないこと」より「できること」を考えろよ!


母が悪かったのには違いないのですが、ギリギリまで起きなかったTakだって、ダメじゃん。
すべての責任を母に押し付けてメソメソ泣いてるようじゃ、これからの人生どーずんだ。



いんや~~壮絶でございました。


私も、遅刻寸前であれこれまくしたてたので、とりあえずTakが帰ってきたら、まずは謝ろう、、、、



Comments (6)
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「第九」を聴いた夕べ

2012-10-09 | アーティスト魂






10月7日 「かがわ第九」とかいうコンサートにご招待いただき、行ってきました。

「第九」とな~~ 聴くのはものすごく久々かも。
「第九」といえば、歌うもの…みたいに、高校時代に始まって、合唱団としてステージに立ったほうが圧倒的に多かった「第九」


ところが、この第九は、私がこれまで体験した第九と違ってました。


当日のステージ画像はこちら


なんと! 「聴衆参加型」なのでありました。
曲の、ほんの1部、誰もが知ってるあの有名なフレーズを、客席の聴衆も一緒に歌うのであります。
このイベントは、どうやら毎年開催されているらしく、
「聴衆参加」も、定例らしい、、、

SYOさんと私と、Takと、Takの部活のお友達と4人で行きました。
開演まで、2グループに別れ、それぞれラウンジで、SYOさんと私はビール、子ども達はオレンジジュースを飲み、開演前の時間を過ごしました。
これも中学生たちには、開演前のときめく時間…てことで、良い経験かと(*^_^*)

そして、開演時間ギリギリに客席に戻ったところで、いきなり「合唱指導」が!!!

ドイツ語の歌詞を、「思い切り巻き舌で!!」…とかいいながら、歌の意味もご説明いただきながら…
それがね、みんな、「待ってました」みたいな感じで立ち上がって歌うのよぉ~
みなさま、曲はよくご存じなので「発音指導」が中心…みたいな感じでした。

第九の、中枢の部分の歌詞はコレ!


歓喜よ、美しい神々の火花よ、
楽園生まれの娘、うら若き使者よ、
神々しい人よ、我らの魂、感動に燃えて
あなたの聖域に踏み入る。
あなたは不思議な力の持ち主
時代の潮流が残酷に切り裂いたものを再び結び合わす。
あなたの翼が温かく人を包み込むところで
すべての人間は兄弟となる。


合唱指導の先生は、「全世界の人は兄弟となる」というところを強調しまくり、
ココのところを高らかに!!と仰いました。


そして、本番。

1楽章~3楽章。
ビギナーの方たちにとっては、「我慢」の時間!?(^_^;)
私は、最初からず~~~っと、何度となく演奏に参加してきた、親しく懐かしいメロディー、ず~っとわくわく感で辿ってました。


そして、4楽章。
いよいよ会場と一体となって歌うとき。
会場の照明がつき、コンダクターがくるりと会場に向きました。
聴衆は、「待ってました」とばかり、一斉に立ち上がり思い切り歌いまくったのでありました。

客席に向かって指揮をしたコンダクターは、最後に指揮棒を振りながら客席に敬礼をして、そしてステージに向きなおりました。
めっちゃカッコよかったわ♪


私はこれまで、何度も「第九」を歌いましたが、正直なところ、これほど歌詞の内容をかみ締めて歌ったことはありませんでした。
ステージと聴衆が一体となって「すべての人びとは兄弟!」と高らかに歌うって、
なんてすばらしいコンサートでしょうか!!

SYOさんと私は、前から3列目のセンターで聴いていましたが、Takとお友達は、2階席のセンター。
ココがいちばん音がいいのだといって(*^_^*)

でっ、彼らも、高らかに一生懸命歌ったんだってよ。
中1で「第九」を生で聴いて、しかも一緒に歌うなんて、いい経験、いい思い出になったことでしょう~♪
いつかぜひ、Takにもステージで歌ってほしいなあ。

オケは、まあまあそこそこだったけど、「合唱」は圧巻だったな。
やっぱり肉声は素晴らしいよ。


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