WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

秋の夜長に… 先立つ母として思ったこと

2012-10-21 | 教育ママ日記







最近、男の子がいるママ友のみなさんが、いろいろとお悩みを抱えているようで、
ウチだけじゃないんだな、、と、少し、私も冷静にならねばな、、、という感じ。

なので、私もちょっと…いえ、かなり真面目にいろんなこと考えました。




ご家庭それぞれの、勉強や生活その他もろもろの問題を抱えていらっしゃることでしょうが、
ウチの場合の問題は、やはり! 勉強してほしい!!
これに尽きます。
反抗期はまだのようです。

次々と送られてくる「進研ゼミ」、えっ、もう!?って感じで、親ばかり焦ってどうする?
「親ゼミ」とかいう冊子もあって、これまであまり真面目に読んでなかったのです。
ぺらんとした冊子でさえも、「まっ、そのうち」と思い、3ヵ月も溜め込んでいる親なのだから、息子のことをとやかく言う資格ナシか…(-_-;)

私は、一昨日のLIVEやら、このところたてこんでたので、なんだか昨夜はは気が抜けてしまい、
ホントだったら、仏生山のお祭りで花火も上がり、屋台も出て、SYOさんとTakと3人で行くつもりだったんだけど、あまりにも疲れが溜まってるので、TakだけSYOさんちに送っていって、私はパスしました。

去年、雨なりにとっても楽しかったので(雨なのに花火は上がった)、今年もゼヒ…って思ってたんだけど、LIVEの翌日もスーパー&レッスン、今日もスーパー…なので、ギブアップでございます(T_T)

Takが学校から帰ってきても私は家でレッスンしてるもんで、その間Takは野放し。
全然勉強しないし、相変わらず、宿題は夜寝る前の最後の1時間ぐらい…ってな感じなので、こんなんじゃテストの成績も上がらないわよ。

でっ、昨日の夕方、TakをSYOさんちに車で送る途中の会話だけど

「お母さんもさ、『親ゼミ』読んだよ。やっぱり、内申って、1年生からバッチリ付くし、合否にかかわるようだよ。
だからさ~~、学年末テストとか、よほど頑張らないとね!
もう、学年末は、3はやめようよ。とりあえず全部4以上を目指そうよ。」

「了解!」

(いつも、このようなリアクションで、返事だけはめっちゃやる気ありそうにきこえる(-_-;))
「アンタ、そんな返事ばっかりよくても、実際にやってないじゃないの。
学年末といったら、1年間の全範囲でしょ~~!!ソレって、相当辛いよ」
「うん、でもそのまえに中間がある。とりあえず、中間や。そんで、学年末は、これまでのテストでできなかったところや苦手をつぶしていけばええんや。」

おっ? わりとマトモに考えてはいるんじゃん、、、

「例えば、国語は漢字とか、数学は、文章題から式をたてるのとか、、、そのやり方が、ちょっとわかったんや。」

おおおぉぉ~~ かなりマトモな発言じゃん。
自分の口から出た言葉なんだから、実行しろよ…と思うけど、それがなかなかいろんな誘惑に勝てないっちゅうワケやね。

Takなりに、要領よく勉強して、成績を上げたいと考えているようなのはわかった。
だったらしろよ~~~勉強!!!
しかし、こればかりは、どんなに「しろよ」といっても、本人が本気を出さないと、塾や机に縛り付けて勉強させるのは絶対に無理ってもんだ。
「頑張れよ」「Takなら絶対やればできる」
…とかのほうが、きっと効果的なのではと思うけど、我慢がいるよ。


Takと一緒に「学童保育」に通って、ウチにピアノのレッスンにも通ってる男の子は、1学期の中間が7番、期末は3番だったそうだ。
彼のお母さまはものすごく熱心な教育ママだけど、私としては、とっても好感の持てるいい方です。
私も、あれくらい熱意を持っていれば、Takを「一桁」の攻防の中に入れられたのではないかと…ついつい妄想してしまいますが(^_^;)
むーーりーーーー!!!
(何がって、熱意を持つのが!)

コメンテイターkaedeちゃんが、終始一貫、「順位にはこだわる必要ない」と仰っているので、うんうん、そうだ…と、頭を冷やし冷静になろうと思っているのだけど、
少し、東京都と香川では事情が違っているような気がして…公立中学における「学年順位」って、いちばんわかりやすいバロメーターなのであります。
香川には名門の「私立高校」というのがなく、公立高校が、上から順番に整然と並んでいるような状況です。
公立高校のテストは当然共通なので、中学における学年順位は、そのまま高校のランキング?にスライドしていくような感じなのです。
3年生の担任は、学年順位をもとに進路指導をして、受験校を振り分けるようです。
40年近くも前の私の高校受験の頃から変ってない図式なのです。
ここは、本人にもわかりやすく、学年順位を上げることを目標とさせるのが手っ取り早いんであります。


さぁ、どうするTak!


でっ、これから本人、どうするつもりなのか、私の希望どおりにはいかないことは、ここで親として、覚悟はしておこう。
なんといっても本人の人生、母が介入できることにも限度があります。

でも、ホント、教育ママの権化のような方もいらして、どこまでも介入して、成績に成果を出して、しかるべき高校合格へ導く…という事実もあるのです。
中学受験に関しては、もう殆ど「親」次第ってな感じ。
なので、本当にわが子を自分が希望する高校に合格させたいなら、「教育ママ」の権化になればいいのだと思います。
皮肉じゃなく、本当に、それは親としても、とても大変で、「試練」だと思います。親もそれを克服しなきゃいけないのです。親子で頑張るのです。

そういう親御さんは、フルタイムで働いて、教育費を稼ぎまくり、しかるべき塾に子供を通わせ、なおかつ、日々の宿題や、勉強の進捗状況を細かくチェックしてます。
子供は反抗ぜず、親を信頼し、親子関係も円滑。コレがすごいです。
受験生本人は、親のひたすら自分に注ぐ愛と情熱を感じて、それに応えるのが全う…と、心の底で思っているように見える。

私がこれまでレッスンしてきた生徒さんのご家庭で、学業成績優秀な生徒さん(全体の生徒さん全体の約2~3割;中学受験させる…とか、国公立、私立の名門校を狙う…とか)の親子関係は、殆どこんな感じでした。
8割以上。たま~に、親はそこまでつっこまないけど、ものすごく子供は優秀…ていうのもアリ。
でも、学業成績優秀な子の親は、やはりもれなく、素晴らしい方です。子供に対して熱心で、親子の関係も円滑。
子供のレッスンをしていると、その後ろに親の姿が見えるものです。

親は子供にものすごく期待をかけるのが当然かもしれないけど、子供は、親の期待は関係なく、中学も半ばに近づいてくれば、自分で「そこそこ」考えて、自分の道は自分で選ぼうと思うようになるのです。
それは時として、親の期待からすると、2ランクぐらい落ちているような気がするかもしれないけど(まさに我が家の状態)本人は本人の考えで、自分で考えてやろうとしているのです。
「やる気」はあるのです、誘惑もあるけど(-_-;)
私がこれまでレッスンしてきた生徒さんたちの9割方は、こんな子供たちでした。
そして、私のように、音楽を教える立場からすると、その子ども達は、全く健全で、少々の成績不振や、レッスンの遅刻もおサボリも、「個性」の範囲内…と思えました。


これがどうしてわが子に対して適用できないのだ??


以前、Takの小学校卒業のとき、彼の「母への手紙」に「ぼくのテストの点が悪くても怒らないでくれて、とてもうれしかった」と書かれていました。
「エッ( ̄_ ̄|||) 私、怒らなかったの? そーだっけ??」
あまり身に覚えがないのでありました。
もぉ、終わったこと、今更怒ってもしょーがない…って思ったんだろうな。
怒る気力もなかったんだろうなあーーー


子供の感性ってのは、大人(親)の思惑とは全然違ったところにあったりする。
実際にそれで、私は母とものすごく超えられないほどの溝ができてしまっているのだし、
母は自分の産んだ子ども達のことを、半分も理解していないし、理解しようとも思っていない。
(これはまた別の話なので、いずれまた別の機会に)
そうなりたくなくて、私はTakと会話をします。
私のことを正直に話せば、Takも私に心を開く。こんな親子関係をずっと続けられればいいなと思います。

これから、子ども達が育って、生きていく時代は、私たちが育った時代とは全く違うのだということはわかるけれど、実際に、これからどうなっていくのか、私のアタマではシミュレーションができません。
世界経済のこととか…あまりわからないし、、
でも、少なくとも「生き延び」なくてはいけない、厳しい時代なのだろう…

災害のとき、何にも頼らず、「自分で生き延びなくてはいけない」と、少し前に学校から貰ってきたプリントに書いてありました。
衝撃的な文章でした。
震度7の地震がどんな悲惨な被害をもたらすか。そうなったら、ライフラインが途絶える。いつ来るかわからない救出をただ待つのでなく、その時に自力で生き延びる覚悟や知恵や、体力、精神力が必要。
いつか、離れ離れになった家族に会える、それは、後回しでいい、生きていれば、必ず会える。それまで生き延びるために何が必要か、それが最も重要…とのことでした。


そんな時代。
「幸せ」の価値観。

私たちが受験生だった頃と、今と、殆ど何もかも変っていると思います。
何を価値基準に生きたらいいのか…ということも。
私たちはあと半世紀もたたないうちに死んじゃうけど、息子たちは、これからまだ1世紀近くを生きていかなくてはいけない。
その間に世界に何が起こって、日本はこれからどうなっていくのか、見通すことができるなら、そりゃーわが子を安全ゾーンに誘導してから死にたいもんだ。

しかし、我が息子は健常者。自力で逞しく強く優しく生きる心だけ備わっていれば、衰退していくであろうこれからの日本で、社会保障が破綻しても、災害に見舞われても、
グチグチと体制に対して文句ばかりを言って自分の今ある幸せを見過ごすことなく、自分なりの人生を幸せと感じて、闘うべきところは押さえ、全うできるのではと思います。
親がほんとうにわが子にできることは、そんな精神を培ってやること…しかないのではと思います。


どんなお母さんでも、どんなに娘、息子のことを「なんとサイアクなヤツ!」と言ってても、心の底では、自分の子供は最高なんだよね。
だって自分の身体から出てきたんだもの。
親は自分の産んだ子を素晴らしいと思うのが当然なのだと思います。
それを、いつもわが子に伝え続けることが親子の絶対的信頼関係なのではないでしょうか。
ここを外さずにいかなくては…と、、、


自分への反省もこめ、書いてるうちにやっぱりこんなに長々となりましたm(_ _)m



冒頭の画像は、昨年の修学旅行でTakが買ってくれたおみやげ。
買い物タイム、時間限定「京都タワー」で、母のリクエストの「お漬物」と「七味」を、ヨーイ ドン!で探し回り、その上にこんな素敵なストラップを買ってくれました。
裏には「いつもありがとう」の感謝の言葉が…

息子にハラが立ちまくることがあったとき、ここに立ちかえろうと… 再度画像アップいたしました。



Comments (5)
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