WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

ユニクロのジーンズ

2005-04-13 | よしなしごと
今日は、とってもだる~い不調の1日でした。ショットバーで記憶を失くして以来、なんとなく不調が続いているような気がして、とりあえず久々に酒を飲むのをやめてみました。
ランチには木曽路でしゃぶしゃぶと春鰹のタタキのサラダをご馳走になったのに、ぬぁんとこの私がビールを飲みませんでした。A型肝炎※で入院して、退院した日でさえ、その足で木曽路に行ってビールを飲んだ私がです(^_^;) やはり、もう歳を考えて、ムリをしてはいけないのだ。ホント、身につまされましたから…
一生楽しく酒を飲む生活をするために、ここは暫く禁酒で体調を整えようっと!

さて、しゃぶしゃぶランチのあと、ユニクロにいきました。黒のジーンズが1本欲しかったのです。久々のユニクロジーンズはレディースの種類がいろいろ増えていて結構楽しめましたが、私は自分のウェストが今何cmになっているのかがコワかった! ユニクロのサイズは、実際のウェストより小さめを買うようだ…ってのは何となく覚えていたのですが、なにしろ久々なので、、、
とりあえず、無謀かも…とは思いながら61cmから履いてみました。う~ん、なんかコレってキツイの?ゆるいの?よくわからん。同伴者(♂)に「58cmにしてみたら?」と言われましたが、「え~~っ!私が58cmなワケないじゃん! それは私の大学時代のウェストです!」う~~っ、それ以上言わせないでよ(汗) でもでも、なんかこの61cmの違和感は「ゆるい」ような気がするんだよな~… そして、コソコソと58cmを引っ張り出して、履いてみたのでした。
…ぴったりじゃん!
…ってことは、いったいユニクロのサイズってどーなってるの!?
私は、自分のウェストを測って知ってます。決して公表はしませんけどね。58cmが入ったのよぉぉ~!といって喜んでいる場合ではありませんっ! それもだけど、じゃあ、ユニクロって、ウェストがほんとに58cmの人が履けるジーンズはないってことです。え~~~っ!? 通勤途中の駅や電車の中で見かける、ホントにスマートでウェストがきゅっと締まってて、お腹がぺったんこでお尻も小さい、かっこいい女の子たちは、じゃあ、当然ユニクロになんか行かないってこと? 誰か説明してください!
同伴者も、あまりの安さに2本買っていました。しかし、サイズについては、聞けなかった。つっこまれそうで… しかし、彼は本日履いているのは1万円のジーンズで、ジーンズを買うときはたいてい同じものを2本。ビンテージものは1万8千円で買ったとか。ストラスアイラ(スコッチ)のビンテージものを1ショット4000円で飲んだ(過去形)私ですが、ジーンズのビンテージものにはさっぱり興味が涌きません。 価値観って、人それぞれなのね。


※A型肝炎は「食中毒」のようなものです。感染源は生の魚介類と考えられ、決して酒が原因ではありませんので、誤解なきよう!

本日の写真は、四日酔い?不調お見舞いにいただいたマーガレット♪


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個人情報保護法

2005-04-12 | よしなしごと
先日来、Takがどうしてもピザをとりたいというので、昨日は仕方なくピザーラのピザを注文しました。高いんですけど!
これまでは電話口で電話番号を尋ねられて言ったら、
「◯◯様でよろしいでしょうか…」
となっていたのが、 
「個人情報保護のため、お名前をお願いします」
おおぉぉ~ここでも個人情報保護法が…。引き続いて住所も言わされた。
これからは毎回いちいちこうなるのか。
実は私の勤務先でも、この法律の施行に伴って大きく規定が変わっています。
これまであたりまえのようにやっていたことを、今日から絶対にやってはダメ!となってしまうと、なんだか業務でも滑らかに口がまわらず、ギクシャクとしてしまうもんだなあ。早く慣れなくては…などと思っている矢先でした~。

私の勤務先では、3月の末に、この法律に関するVTRを見せられ、ちょっとした研修もありました。
「プライバシーの保護に関する重要なことなので、どこの企業でも徹底していることです。ご不便を感じることもあるでしょうが、重く認識していただきますよう…」などと言われて、素直に「うんうん」などと頷いていた私ですが、これって、小さな会社や事務所でも徹底しているんだろうか…と、ちょっと気になったりして。

私の勤務先はコールセンター。
もともと、クライアントから膨大な顧客情報を預かっているという性質上、書類やデータの管理は徹底していました。勤務中の手書きのメモさえ、外には持ち出さず、その場で捨ててから退出です。
ここで仕事をするようになってから、
「じゃあ、あの前勤務先の顧客?情報の管理の杜撰さはなんだったんだ…」
と、ちょっとこわ~くなったりしてました。
学生アルバイトを含むスタッフの誰もが、10万人以上の有権者の情報をほとんどフリーパスで覗くことができて、簡単にプリントアウトして、いつでも持ち出しOK。ボス本人がよく置き忘れるので、予備をコピーしておくのが当たり前だったし。
そんな事務所が、手の平を返したように、徹底した情報管理をすることができるんだろうか…と、他人事ながら気になったりして。

もっと末端では、小さな個人経営のお店や、私のような自由業者??は、自分で気付かないうちに法律に觝触する行為をやってる…なんてこともあるかも。こわ~い…

みなさんの職場ではいかがでしょうか…

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Kirin City &5年ぶりのバー

2005-04-11 | 美味礼讃
一方ではショットバーの蘊蓄を語っている私ですが、昨日、ものすごく久しぶりにバーに行きました。以前は行き着けだったお店。今年こそは顔を出しますといって、毎年年賀状を出して5年経ちました。
そこで私が飲んだのは
★マンハッタン(ライウィスキー+スウィートベルモット+マラスキーノチェリー)
★シャムロック(アイリッシュウィスキー+シャルトリューズグリーン+ミント)
★??(ジン+キルシュワッサー+カンパリ+オレンジピール)

幸せだったなあ~~♪
特に最後に飲んだ1杯は、私の大好きなNo.1 なのです。それなのに名前を忘れて、未だに思い出せない…
しかしそのあと私は記憶を失くしてしまいました(^_^;)
もう若くないさ~~♪♪
今日は久々に二日酔いで気持ちわるかった~!!

実はバーの前には「キリンシティ」に行きました。
私は実は「キリンシティ」大好きです。クリーミィ泡をつくる注ぎ方も好きだし、おつまみも全て好きです♪ ビールに合うものばっかり!昨日は焼きそら豆や、焼き筍が旬で嬉しい1品でした。
このお店が各地にできた頃は、友達とよく行っていたけれど、もうどこの店鋪もかなり古くなってきたようです。
古くなると人々の足が遠のく…??
2年前のGWに、池袋にTakと二人でトーマスのイベントに行きました。その時の人ごみといったら壮絶で、疲れ果てましたが、その時にランチに入ったキリンシティは、閑散としていました。
Takにはスパゲッティ。私は黒ビールに鴨のわさびソースとサラダ。Takは、エプロンをつけて、満足げにスパゲッティを平らげました。食べるのが遅いTakに付き合っている間、私はビールをおかわりして、くつろぎのひととき。よかったなあ~
Takと渋谷にいった帰りにも別のキリンシティで、この時は夕飯を食べさせました。そこのお店も閑散としてたっけなあ。どうしてこんなにいいお店なのに、閑散としてるんでしょうか。昨日はさすがにお花見最終日?だけあってほどほどに混んでいましたが。

お酒も料理も美味しいキリンシティ、ぜひみなさん、利用しましょう!
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お花見 part2

2005-04-09 | よしなしごと
今日もHIROくん親子と「郷土の森」でお花見しました。
府中駅前の「さくら食品館」の「e-kitcen」でお弁当を調達。
ココのお店は超オススメです!ご近所の方、ぜひ御利用ください!行楽弁当の調達はゼヒこちらへ! 美味しくてヘルシーで安いです~♪♪
お惣菜もおにぎりも、ごはんの種類もたっくさんあって、どれにしようか迷いまくりますから!

さて。
郷土の森でお花見。
…先日も書きましたが、ここはふつーお花見に来るところじゃありません。
今日も土曜日なのに、パラソルつきのテーブルが所々空いている…
エネルギーが有り余っている5歳児2人を連れてのお花見は広くなくっちゃ。
それに、今日は水遊びの池も解禁になっていました。

郷土の森の桜は、広場を囲むように植えられていて、今日は満開。
広々とした公園の若々しい春を思いっきり堪能してきました。
子供達は、水遊びの池に入って、閉園まで遊んで大満足だったようだし。
閉園前の広場は、人もいなくなって、春の風景だけが、私達のためだけに広がっている… という世界。もう最高~

携帯を忘れてしまって、写真が撮れませんでした。残念! 
心に描いて下さいますように。
本日の写真はHIROくんママからのご提供です。

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進路変更

2005-04-08 | 人生妙なり
人は、生きて行く中で、いろんな都合でいろんな進路変更をすることを余儀無くされることがあります。
今日、仕事である方と電話でお話していたところ、「夫婦型」の保険に入る気満々で明るく保険の加入を検討していたのに、実はこの夫婦は奥様が8才年上で、夫婦型にはお申し込みいただけません…ということになりました。
これって、見方によってはたいしたことないんでしょうけど、「保険」ってものすごく高額な買い物だし、やる気満々の人にとって、「それはダメ」と言われるのって、どれほど落胆するか、私には痛いほどわかります。
最初からわかっていれば問題なかったのですが、この御夫婦は、年齢差の制限についてご存じないままでひた走っていたのです。
私がグランドピアノを買おうと思って、いろんなメーカーを巡り巡って、この1台!というのを決めたところで、部屋の入り口が狭すぎて、入らないことが判明した…みたいなものです。
このショックは相当なものですが、諦めるしかありません。最初から綿密に入り口の大きさなど測っていればよかったのです。でも、こうなったら考え方を方向転換するしかありません。いつまでも、「この商品が欲しい!だから買うのだ!!」という思いに捕われていても、ダメなものはダメ。ピアノが欲しいから引っ越すか…夫婦型に入りたいから、夫を変えるか!?
もっとシビアに、進路変更を余儀無くされる場面はいろいろあります。
リストラ。婚約破棄。離婚…
◆妻子のいる人と付き合って、離婚するから絶対結婚しようと言われてて、信じていたけれど、妻との協議の結果ダメだった
◆婚約していた彼が交通事故の加害者になってしまい、保障の問題で莫大な借金を負うことになって、婚約解消された
◆離婚した相手が再婚して、新しい妻が財産分与と養育費に関して口出しをしてきて、送金が途絶え、生活が成り立たなくなったけれど、訴訟する費用がない
◆遅刻欠勤が多い上に勤務中に寝ているといいがかりをつけられてリストラされた私も、息子を抱えて半年近く路頭に迷いましたし(^_^;)
身近なところにもこんなことがいくらでもあります。
それよりなにより、私自身にも、「進路変更」の問題は、何度も何度も身に降りかかってきたこと。今でも、きっとこれからも。

これを乗り越えていくには、、、、
急ブレーキをかけて混乱した自分の摩擦熱をいったん冷まして、それから、ゆっくり自分で舵をとって、方向転換するしかありません。
「こっちがダメなら、こっちへいってみよう」
実はそっちのほうが有利。…考え方ひとつで、メリットとデメリットは逆転するもの。
今日、私はその御夫婦に、「夫婦型」に一緒に入るデメリットと、一人ずつ保険に入るメリットについて心をこめて説明しました。彼女はまだショックで混乱しているので、今すぐ納得はできないようでしたが、きっと「進路変更」に成功するでしょう。

私にも誰か説明してくださいよぉ~~~
生きていくステージを変えるメリット…
私は「悩む」のが苦手です。いつまでも迷っている状態って、精神衛生上よくないもんね。せっかちだし、さっさと結果を出したい。
でも、ここが人生最大の試練なのかもね~~!!!
「私は悩んでいるのだ」ということを素直に認めて、ここはふんばらなくては!と思います。


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お花見 part1

2005-04-06 | よしなしごと
府中郷土の森でお花見をしました。
ここは、フツ~お花見に来るところじゃありません。梅園はとっても見事なのですが、桜は広場に若い木が数本あるだけ。
それがいいんです。
桜の薄もも色と、芝生の黄緑と、空の青。これがもう…春の色!
そして、昨夜書いた小金井公園や、井の頭公園のように、「花見客」という人たちはいません。
桜の木の下じゃなくて、ちょっと離れた芝生にシートを敷いて、青い空と黄緑の芝生の間で煙るような桜を眺めながらお弁当を食べつつ飲む…っていうのが幸せなのです。
実はこれこそ「お花見」の原点なのではないでしょうかね~~??

高校時代、郷里の美術館で「院展」が開催され、奥村土牛画伯の「吉野」に出会いました。
山が桜で煙っている…
私はこの絵が大好きで、期間中、何度も行ってこの絵の前に佇んでいました。

今日は平日だったし、公園は、ベビーカーの赤ちゃんを連れたママ達の日常の場所…という感じでした。
「おじゃましま~す」…という感じで、慎ましく?シートを敷いて、吟味しまくって選んだお惣菜と酒を堪能しました(#^_^#)


そうそう、蛇足ですが、ちょっと思い出したのでここで一言。
バーテンダースクール卒業生としては、
「お酒」→「酒」
「バーテンさん」→「バーテンダー」
…と習いました。


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夜桜の思いで

2005-04-06 | よしなしごと
私は、シーズンに最低3回はお花見をします。
小金井公園、野川、井の頭公園…などなど、武蔵野にも桜の名所はたくさんあります。
が、私は、桜の名所じゃなくても、若い桜が数本あって、この季節を満喫できて、ビールが飲めればいいのです。

それはそうと…

大むかしのことですが、国分寺のとあるショットバーで閉店まで飲んで、そのあとバーテンダーさんも含め、数人で夜桜を見に行こう!ってことになりました。
車で10分足らずの小金井公園。
ふらりと行ってみると、そこには、深夜の場所取り隊が既にシートを敷き詰めて、
地面は一面青、青、青~!! 
場所取り隊の方はぐーぐー寝ていたり、席を外していたりするので、「ちょっとごめんあそばすぇ~」…ってな調子で、青青としたシートにちょっとお邪魔させていただいて、寝そべらせていただきました。

…そこは幽玄の世界

さすが、武蔵野の花見のメッカ。老木の折り重なる枝に咲く桜を、真下から寝そべって眺めていると、果てしなくこの世の果てまで幾重にも続く花びらが迫ってきて私を問い正すのです。
何を問われたか…は、ヒミツ。
老木の霊気はすごいです。
お天気のいい午後の昼下がりのお花見とは全然違う。恐い…というのとも違うけど、身震いしました。
「畏怖、畏敬」の念。子供の頃にはきっといろんな場面で体験しているもの。自分の住む世界と違う、異空間への入り口がぽっかり口を開けて手招きしているような。
真夜中に桜の老木の下に寝そべった私は、暫しそんな子供でした。

歳とるごとに、この季節が感慨深いものになっていきますね~。


写真は近所のお寺の庭の桜です。満開で、俄かカメラマンが連日訪れて写真を撮っています



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家事

2005-04-04 | よしなしごと
最近、ミョ~に忙しくて、(仕事だけじゃなく、家に人が来る…とか、友達と約束がある…なども含む)家事がおろそかになって、部屋がスゴイことになってます。
家事に優先順位をつけてみました。

1 料理
2 片付け
3 掃除
4 洗濯

家事って、他になんかありますか~ えっと、家計簿つけ、アイロンがけ、庭の手入れ…などなどは、私の頭のなかにはありません(^_^;)
優先順位をつけたって、いずれにしても放ったままにしておけないワケですが、この順序からすると、まず洗濯物がたまる、取り入れた服が部屋に散乱するなどという事態は全く日常。
2と3は、やってもやっても5分10分後には散らかるので空しい…しかし、やらないともっとひどいことになるし。
この季節は、子供の持ち物に名前をつける、雑巾をつくる…などというのがさらに加わって、もぅ~全く時間が足りません!
明日早起きしてやるってことで、今日はもう寝よう。
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スコッチ・ウィスキー 蘊蓄2

2005-04-03 | 酒は心
先日、「マンハッタン」で「アメリカン・ウィスキー」について書いていて、これはゼヒ書いておかなきゃな…と思ったことがあります。ウィスキーの定義というのは、実は、生産される国によって違うのです。各国の税法上の都合によるのです。
日本でわかりやすく言えば、「ビール」と「発泡酒」これも税法上の分類ですよね。シロウトには、何か原料の割り合いが違うらしい…ということしかわかりませんよね。
実は、日本はウィスキー製造の歴史はとても浅いこともあって、税法上のウィスキーの定義はむちゃくちゃなのです。これはまた別の機会に書きますね。

今日は私の大好きなスコッチ・ウィスキーについて♪

ウィスキーの歴史は「密造」と「隠匿」の歴史
…と、先日も書きました。
ウィスキーが琥珀色の液体になったのは、19世紀以降なのです。スコットランドとイングランドが併合され、イングランドの税法によって、麦芽を原料としたウィスキーも課税されるようになった為、小さな蒸留業者はハイランド地方の谷間に逃れ、シェリーの樽に入れて、買い手がつくまで隠しました。ハイランドのスペイ川流域に「GLEN◯◯」という名前の蒸留所がたくさんあるのはそんな背景があるのです。
スコットランドの短い夏。痩せた野山にも毎年、薄紫のちいさなヒースの花が咲き乱れ、それが堆積して泥炭(ピート)になります。麦芽を乾燥させる際に、このピートを焚きます。スコットランドでは昔、野山に無尽蔵にあるこのピートが唯一の燃料でした。そして、ピートの香りが、スコッチの最大の特徴なのです。

スコッチのグラスを手にとるとき、私はスコットランドの大麦畑とその上に広がる空を思い浮かべます。スコッチを飲むということは、この液体が過ごしてきた時間との出会いのような気がします。一面の大麦畑で風にそよいでいた時間、樽の中でオークの香り、さらには、幽かに香る樽の外の海の香りを嗅ぎながらゆるゆると眠っていた時間、眠りから覚めて、ボトリングされ、きれいなラベルを貼られて出会いを待つ時間。思いきり擬人法になってしまいます。こんなふうにしか書けませんのです!愛おしくて
先日はこのブログ内「バーテンダースクール」のページで、最高の出会いについて紹介させていただきました。(3/17)
「ストラスアイラ」私の生まれた年のビンテージものです。時には、たった一口の酒が身体の中から、自分自身の過ごしてきた長い時間を語りかけてくれているような感動を覚えることがあります。ま~それほどの酒に出会えるのは、一生に1度か、多くても数回でしょうけど。

しかし、それを言うなら、ワインも、ブランデーも、日本酒も、さらにはすべての料理も「出会い」でしょう。TVなどで、有名なお店のシェフが「料理は出会いです」などと言っているのを耳にしませんか? 素材同士の出会い、素材と料理人の出会い、料理と人との出会い…

素晴らしい出会いはいつも自分から探し求めて見つけるものだと思います。


写真はハイランドの大麦畑
新潮社「スコッチ・モルトウィスキー」より


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マンハッタン 蘊蓄

2005-04-01 | 酒は心
★ライ・ウィスキー 3/4
★スィート・ベルモット 1/4
★アンゴスチュラビターズ 1dash
ステア→カクテルグラス
★マラスキーノ・チェリーをカクテルピンに刺して飾る

辛口の強い酒の蘊蓄ばかり書いているので、今日はちょっとスウィート系のおしゃれ?なカクテルを紹介します。といっても、「マンハッタン」は、材料の全部が酒で、ジュース類は一滴も入っていないので、強いんですけどね♪

マンハッタンを語る前に、ウィスキーについて少しだけ。

ウィスキーは12世紀にアイルランドで生まれ、スコットランドに伝わったとされています。語源はケルト語の「Uisqebeatha」(ウシュクベア)…命の水。
ワインやビールが紀元前から作られていたのに対して、液体を蒸留することによってアルコール度数の強い酒を作るというワザは、錬金術師によって発見されたのです。そしてそれをシェリー樽に隠している間に熟成が進む… ウィスキーの歴史は、密造と隠匿の歴史ともいえます。飲んべーのまさに「スピリッツ」ですね。

世界のいろんな地域でウィスキーが作られていますが、大きく5種類に別れます。
「スコッチ」「アイリッシュ」「カナディアン」「アメリカン」「ジャパニーズ」
各地で、原料や製法が少しずつ違います。大麦、小麦、ライ麦、トウモロコシなど。もっと簡単に分ければ(ここからは、私の蘊蓄です。念のため)「モルト」(大麦麦芽)と「それ以外」大麦が原料でも発芽させないものは「それ以外」です。地域で分けると、スコットランドと日本がモルト・ウィスキーの主な生産地です。

マンハッタンの原料のライ・ウィスキーは、アメリカンウィスキーの仲間です。アメリカン・ウィスキーといえば、まず「バーボン」。この地域ではコーンを主原料とするウィスキーが生産されています。開拓時代、荒れ地に強いということで、ライ麦からコーンへと移り変わっていったということです。税を逃れるためってのもあったかな。そして、有名な逸話ですが、バーボンの熟成に内面を焦した樽を使うのは、これも開拓時代、山の中に魚を運ぶ樽を使ったため、魚の臭みを消すために焦していた名残りとか。ここにも飲んべーのスピリッツを感じますね。

…と書いておいて、オシャレな「マンハッタン」に戻るのか、、(^_^;)
でも実は「マンハッタン」って、インディアンの言葉で「酔っぱらった」という意味もあるそうです。
残念ながら、スコッチやジンに比べて、私はライ・ウィスキーは語れるほど飲んだことがないのですが、ライ・ウィスキーとスウィートベルモットの相性は素晴らしい!です。
ウィスキーをスコッチに変えると、「ロブ・ロイ」というカクテルになりますが、私にとっては全然違うのです。「マンハッタン」はキリッと頭がスッキリする感じ。「ロブ・ロイ」はスコッチとベルモットの香りが混ざりあって、酔いが深まっていく感じ。これも私だけの蘊蓄ですから、安易に信じ込まないように(^_^;)ちなみに、「ロブ・ロイ」とは「紅毛のロバート」。スコットランドの「ロビン・フッド」みたいなアウトローの英雄です。赤いチェリーを飾ったきれいなカクテルも、意外と男性的なんですね。

最近、「蘊蓄」を書くにあたって、酒関連のサイトをあちこち徘徊してみてますが、蘊蓄人間があちこちにいます~。みんな、好きなこと書いてるなあ~。そんな中で「日本バーテンダー協会」系列の人のサイトは、そうとは明記していなくても読めばわかる!って感じ。なかなかおもしろいです。私は一応ここのスクールの卒業生なので、大きくハズしたことは書いてないだろうと思います。ある程度はご安心を。でも、鵜呑みにしてはいけません。
自分の味覚を信じましょう。



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