WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

「とうふの角」

2008-03-03 | 美味礼讃
先日の湯豆腐以来、頭の片隅にいつも豆腐がいます。

ところで、「ふぐ」は「不具」につながるので、本場下関周辺では「ふく(福)」と呼ぶそうで、東京のお店でもめにゅーに「ふく」と表記しているところが結構あるようです。
「てっさ」「てっちり」の「鉄」は、「当たればば死ぬ」ところから、「鉄砲」とふぐを結びつけた言葉とか。知ってしまえば、あまり言いたくなくなるってもんです。

スルメも「摩る」に繋がるので、夜のお店では「あたりめ」といいますが…

豆腐は「豆富」
コレは一般的ではないようなのですが、私の大好きな豆腐料理やさんの「八かく庵」では豆腐を「豆富」と表記してます。コレはいいないいな~♪

なーーんていうくらい、私は「とうふ」が好きなのです。

それも、しっかりしたヤツじゃなく、たよりな~~い、掬うときにもよっぽど気をつけなとくずれるくらいのが好き。

そして、湯どうふが好き~~♪

湯どうふの食べ方は、諸説あるようで、「豆腐」でWikipediaを始めいろいろ検索してみたら、かなり楽しめました♪
そんな中で、私の好きな食べ方は、昆布でだしをとって、ネギや春菊などとともにポン酢につけていただく…というものですが、さらに、たら、ふぐ、あんこう…など淡泊な白身の魚もOK。(←邪道という説もあり)
しかし、「湯どうふ」がメインであっても、このメニューそのものが、ワキにいるのであって、ホントのメインは鍋を囲むひとたちの会話であったりするのよね。
そして、ゆるゆると、なにげない、気負いのない時間を過ごしているうちに、いつしかおなかいっぱいになって、空気は幸せで満たされていく…みたいな。

「とうふは、何もかけず、そのものを味わうのが究極」ってのは、どぉ~もなんか違うんだね、私にとっては。
何が違うのか、ちょっとだけマジメに考えてみたのですが、やっぱ、とうふは自己主張をする食べ物ではないのだ!(私にとってはね)
「とうふの角に頭をぶつけて死ね」って表現があるくらいですからね、、、
あくまでも「やわらかくて、たよりない」ヤツでなくてはいけないのだ。
こんなヤツ、人間ならあんまり誰も相手にしないかも。「男前」とはかけ離れとるがな…(^_^;)
いや~~ホントに、「男前」のネーミングは、すっごくGOODだと思う、商品をキッチリ表現してるわ。ヒットするのもとっても納得!
ただ、私の嗜好の傾向が違うだけなのよね。

しかし、私が好きな、たよりないゆるゆるのおとうふも、麻婆豆腐とかには不適。ある程度しっかりとしたとうふじゃなきゃ作れない料理もあるわ。

暫くとうふにハマりそうです。またレポートします。


ところで、以前にも書きましたが、美味しいお豆腐を味わうには、「塩」です。
「まずはなにもかけずにそのままお召し上がりください」というような自慢のおとうふは、お醤油じゃなくて、お塩をほんの少しかけることで味が際立ちますので、ぜひお試しくださいね♪
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ゆるゆる湯豆腐鍋

2008-03-01 | 美味礼讃
わが家の「貴賓室」は、南向きの和室なのです。
昼の間ずーっと陽射しが燦燦と差し込んで、ぽかぽかと暖かで、ゆるゆると時間が流れていくのです♪
…が、ここには、TAKAMIのベッドルームからしか入れません。
なので、よほど親しいお友達でないとお招きできません。
これまでにお招きして一緒に飲んで過ごしたのは二人。
そして本日、3人目のお客様をお招きしました♪

    



メニューは「ゆるゆる湯豆腐鍋」

昼下がりのたっぷりの時間を、ゆるゆるとのんびりゆっくりお鍋をつつきながら過ごしました。
高松では三越でしか扱ってない「豆一本舗」のお豆腐。
最近出回っている「男前豆腐」と変わらない高さ!ですが、「男前…」がなんともユニークなニューフェイスなカンジなのに比べ、こちらは、老舗らしい、ふんわりと、おくゆかしく落ち着いたお味。ワタクシ的には、こっちのほうが好みなんだなーー。
焼き豆腐と、絹を買ってきたわ。それに、くみ上げ湯葉もね♪
それから、ふぐも1パック買い求めました~。
「ふくちり」というほどの量ではなく、、、まっお昼のゆるゆる鍋なので、ほんのおだしが出る程度でご勘弁いただきまして…(^_^;)

いや~先日ゆりあさんが「ふく料理屋さん」の記事を書いていらしたのを見て、なんだか豪快でウマそうなお鍋の写真をみて、もぉ~食べたくてしょうがなかったのよねん♪ 
このだんだん煮詰まってきて、ふく雑炊にする直前の状態、どぉよぉ~(*^_^*)
お手洗いとか、キッチンに立って、戻ってくると、襖を開けたとたん、ほわぁ~~っ…と濃厚なお出しの香りが…



久々に高級食材を使って午後のゆるゆるのひとときを過ごしましたが、気取りは全くなく、夜の時間をレストランでのんびり過ごせない境遇の私としては、もぉ~至福のひととき♪
なんといっても、お酒が進んできもちよ~くなってくると、その場でごろごろできるしね(*^_^*)

そういえば、大昔、大学時代のお友達を招いて、昼下がりの飲み会をやったときも、
途中でみんなでいつのまにかごろごろと寝てしまって、おもむろに目がさめて、また続きを飲んだ…なんてこともあったっけな~、、、

貴賓室をアイロン部屋にしとくのはもったいないわ。
これからは、ちゃんと片付けて、有効活用したいと思います。


Comments (8)
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