ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

映画史2

2007年06月11日 | 映画


「それで、その<スターウォーズ>は吹き替えですか」(Y)
「向こうのやつって吹き替えが多いんだけど、これは
幸いにも字幕、と言ってもフランス語字幕だけど」(私)
「じゃあ、いいですね」(Y)
「何がいいのよ、フランス語よりはまだ英語の方がま
しだけど、字幕なしで理解できると言うレベルじゃな
いでしょ」(私)
「じゃあ、どうだったんですか?」(Y)
「そこは<スターウォーズ>、絵だけ見てれば大体分
かるし、英語と、フランス語も字幕になると簡略化さ
れるからある程度分かって、謂わば複合技でほぼ理解
できたというわけだ」(私)
「なるほど」(Y)
「ただ、フォースってなんだと言う疑問は残った」(私)
「フォースはフォース」(Y)
「後になったらそういうことだったんだけど、パリで
見ると何かより神秘的なもに感じるんだよ、というこ
とはないけど、それまでのSFとは違う新たなSFの
夜明けは感じたねスターウォーズには」(私)
「特撮技術の転換点みたいなものですからね」(Y)
「映画史的に言えば間違いなく記念すべき作品だろう
けど、考えてみるとそれは単に技術の問題で、映画の
中身の問題ではなかったね、その証拠に直ぐ飽きちゃ
ったもの、個人的には」(私)
「CGは飛躍的に進歩しましたけどね」(Y)
「今なんか、またCGかという感じで、映画的にはむ
しろ退化してるんじゃないのかと思うくらいだよね」(私)
「僕もCGは大っ嫌いで、映画的な発想が貧困になっ
たと思いますし、なんかみんなテレビゲームみたいな
んですよね」(Y)
「そういう傾向は非常に感じるね」(私)

「あとパリでの映画関係で、ちょっと面白いと言うか
映画史的なワンシーンに良いんじゃないかという話が
あるよ」(私)
「なんですか?」(Y)
「当時毎日行くカフェがあったのよ、まあ行きつけの
カフェ、なんか格好良いだろう<パリの行きつけのカ
フェ>」(私)
「はいはい、それで?」(Y)
「モンパルナスのカフェなんだけど、モンマルトルじゃ
ないよ」(私)
「分かってますよ、エコールドパリでしょ」(Y)
「そう、芸術家が集まってたところモンパルナス、そ
ういえば<モンパルナスの灯>もモディリアーニだっ
け?それは置いといて、そのモンパルナスにカフェロ
トンドという、今でもある有名なカフェなんだけど、
因みにそこともう一つ向かいのカフェ.ルドームが代
表的モンパルナスカフェね、そしてそのロトンドが行
きつけのカフェだった」(私)
「ふむふむ」(Y)
「何故ロトンドだったのか聞かないの」(私)
「じゃあ、何故?」(Y)
「宿泊していたホテルにロトンドの方が近かったから」
(私)
「...。」(Y)
「ある時、いつものようにカフェオレかなんか飲んで、
パリの中の異邦人を気取ってまったりしていると、近く
で日本語の会話が聞こえてきた。今ほどじゃないけど、
モンパルナス界隈は当時から主に芸術関係の日本人に
人気がありぽつぽついて、多分写真関係だと思うけど
そんな日本人の男性と若い女性の会話だったんだ」(私)

つづく
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