ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

トンマッコル

2007年06月23日 | 映画


韓国映画特集(自分の中では)ということで、「トンマッ
コルへようこそ」という映画も見た。
朝鮮戦争時の話で、逃げ延びた北朝鮮軍の軍人3人と、
脱走した韓国兵2人、そして不時着した米軍パイロット
1人が、偶然山の中の周囲とは隔絶した村「トンマッコ
ル」に辿りつき、始めは反目していた兵士が、無垢な村
人と接していくうちに徐々に融和して、最後には村人に
同化しいつしか戦争も忘れる、しかし...という一種
のファンタジーのような話だ。
平和な理想郷「トンマッコル」。
外と隔絶しているうちは平和が保たれるが、交流が始ま
るとそれまでの調和は崩れ、様々な問題が顕在化する。

今現在もこれに近い世界があることを思い出した。
「アーミッシュ」だ。
鎖国的なルールを持たないと自分達の調和した世界を
保てないというのは、一つの真理なのだろう。
グローバル化とは対極の世界。
現実にはこんな村ありえないのだが、願望としては常
に存在し続ける。
だからこの手の映画は、確実に人の心を引き付ける。
朝鮮戦争時というのも、ひょっとしたらあの頃本当に
こんな村あったのではないかという気持ちにさせる、
適度に古い時代で効果的。
郷愁を感じるにも適当な時代。
全体としては、娯楽映画としてよく出来ていると思う。
あまり情緒に流されることもないし、韓流ドラマのあ
ざとさも感じない。
最後は悲しい結末だが、暇つぶしに見ても損は無いと
思う。

続いて韓国映画ではないが、もっと娯楽色の強い映画
「ロード.オブ.ウォー」というニコラス.ケイジ主演
の「死の武器商人」を扱ったものを見た。
ちょっと話題になった?デカプリオ主演「ブラッドダ
イアモンド」に近い話かもしれない(見てないので勝
手に想像)。
紛争が飯の種という、武器商人。
必要悪として存在し続ける、などと主人公に語らせ、
見たものをうんざりさせるのもこの映画の意図であろ
うことは、本当の武器商人はアメリカを代表とする武
器製造が産業として根付いている国であるという事実
を提示することからも明らか。
なんだか、説教臭いというか随分まともな主張がある
のが難点だが、スティーブンセガールほどストレート
ではないので、気にならない。
全く期待してなかったが、結構面白い。
娯楽映画としては「ダイハード」よりこちらの方が断
然良い。
お決まりな、超人的活躍、CGを使った派手なアクシ
ョン、よく飽きないものだと感心するが、結局そうい
うものがないと受けないのかと、この「ロード.オブ.
ウォー」が全く話題にならなかった事実を踏まえ、思
うのである。





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